我が家の「のはらうた」
「のはらうた」って、ご存知ですか?
野原に住む生き物たちが主人公の詩が集まった、工藤直子さんのとても素敵な詩集です。
小学3年生の双子は、「擬人法で詩を作ろう」という国語の授業で、この「のはらうた」を勉強しました。「のはらうた」の詩を真似して、オリジナルの詩を作り、絵本に仕上げることにも挑戦しました。
ちょうちょが作者だったり、とんぼが作者だったり、どんぐりが作者だったり・・・様々な生き物の視点で、詩を作っていましたよ。
その中から、私が特に気に入った詩がありますので、こっそりご紹介させていただきます。本人から掲載許可は取りましたが、「名前は出しちゃダメ!」と言われていますので、ご了承を。
詩のタイトルは「がまん」
作者は「ねこみけこ」
本文です。
「おてんとさまが
あたまのうえにくるとき
わたしはいつもの
のはらへと
ねむたいきもちをがまんして
ゆったりまったり
あるいてく」
作者の「ねこみけこ」さんのプロフィールが詩集の最後に書かれていましたが、「ねんれい68さい、しゅみはおさんぽとお昼ね」だそうです。
「のはらうた」で「がまん」という言葉が違和感ありありで、それが妙に気に入ってしまいました。
あとで聞いたところ「とっても小さい頃、パパとお散歩に行って、帰りにとってもねむたくなって、それでもがまんして歩いたことがあるから、そんな気持ちを書いたんだ」そうです。
そういえば、まだ幼稚園に入園する前に、よく3人で散歩に出かけ、帰りは立ったまま、寝ていることがあったとか。(パパ談)
今はもう、遠い思い出です。
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