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2008年10月29日 (水)

おおいくない

我が家の双子サーヤとマーヤは小学2年生。さすがに「いいまつがい」をすることがなくなりましたが、なぜか今だに二人が使う変な言葉があります。それは・・・

「おおいくない」

正しくは「多くない(おおくない)」です。「人が多かった」と言うところを「人がおおいかった」と言ったりします。

小学校では、毎日学校でのできごとを作文に書く宿題があるのですが、その作文の中でも時々「今日はきゅうしょくのおかずがおおいくなかったのでわたしははやくたべることができました。」などと書いています。

我が家では「いいまつがい」をあまり親がうるさく言わないのですが、さすがに学校の宿題に書くのはまずかろう、しかももう2年生だし・・・と、この言葉使いだけは「『おおいくない』じゃなくて『おおくない』か『すくない』だよ」と見つけるたびに注意しています。それでも気がつくとまた「ふゆやすみ、しゅくだいがおおいくなかったらいいのになぁ」などと二人そろって口にするので不思議・・・。

双子の言語中枢に間違ってインプットされているのでしょうか?

でもちょっぴり可愛い♪と思ってしまう親の心の甘さがよくないのかも知れません。

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2008年10月27日 (月)

ハロウィン・パーティー

Futagowitchもうすぐハロウィンですね。我が家は家族そろって先週の土曜日に双子のクラスメイト宅のハロウィンパーティーに招かれました。

パーティー参加の条件は・・・「仮装をしてくること」!

なんて素敵な趣向なんでしょう。ハロウィンパーティーに招かれたのは初めての我が家。どんな仮装をしたらよいのか迷いましたが、ショップのハロウィンコーナーに行ってみると、いろんな衣装や小道具が売っていました。

双子が選んだのは写真の「魔女の衣装」。帽子付きです。いつもは「おそろいはイヤ!」と言い張るのに、仮装だけはなぜか「双子の魔女」ということにしたかったようです。

私も黒装束の魔女にしました。メイクもちょっぴり悪魔メイクに挑戦しましたよ。夫は死神。

パーティ前夜、家族そろって「衣装合わせ」をしてみました。いやぁ、仮装って楽しいですね。家族全員、キャアキャア盛り上がりました。

パーティーは午後からだったのですが、双子は待ち切れず、何度も何度も「まだパーティーに行かないの?」とたずねていました。

午後3時、お友達のおうちに到着です。ご家族そろって「仮装」で迎えてくださいました。

集まったお友達家族もそれぞれの衣装に着替えて、小さな魔女や死神や死刑執行人などが増殖します。それはそれはとても楽しい光景でしたよ。

ホスト宅のご両親が「ジャック・ォ・ランタン作り」というイベントも用意していただきました。小さなカボチャを子どもたちの数だけご用意いただき、上の部分を切り落とし、中のワタをスプーンでくりぬきます。この作業は子どもたちが担当。そして、ナイフで目や鼻、口の部分をくりぬきます。これは危ないので、ママたちが担当しました。

サーヤとマーヤの「ジャック・ォ・ランタン」は・・・ジャーン!こんな風に完成しました。

Futagojack

夜になってからみんなで作った「ジャック・ォ・ランタン」に小さなろうそくを灯し、ハロウィン気分は最高に盛り上がりました。

子どもたちは仮装をしたままで晩御飯もそこそこに遊びまくり、親同士もそんな姿をながめつつ、ホスト宅のお母様が作ってくださった手料理に舌鼓をうち、アルコールもすすみました。

楽しい楽しいハロウィンパーティーでした。サーヤとマーヤの胸の中のアルバムにも、また楽しい思い出の1ページができたことでしょう。ご招待くださったSさん、本当にありがとうございました。

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2008年10月22日 (水)

子どもに言わない3つの言葉

子どもが生まれてから、子どもに言うまいと決めている言葉が3つあります。

一つは「学校や勉強は大変」ということ。

マンガ『ドラえもん』の中でのびたが「あ~、学校に行くのいやだなぁ」「宿題なんかない国に行きたいよ」とつぶやくたびに、「子どもの前で言わないで~」とヒヤヒヤしたものです。

実際に小学校に入学したら、子ども自身が実感することなのでしょうけど、入学前から「学校は大変」「勉強するのはつらいこと」という意識をうえつけるべきではないと思うのです。

小学校に入学するまで、私は子どもたちにことあるごとに「もうすぐ小学校だね。よかったねー。学校は楽しいよ。勉強はとっても面白いよ。とってもとっても楽しみだね」と語りかけてきました。

「小学校に入学したら、早起きをしなくちゃいけないんだから、今から練習しておきなさい」とか「小学生になったら幼稚園生みたいに遊んでばっかりじゃないんだから、今のうちに遊んでおきなさい」とは絶対に言わないようにしていました。そんなことを言ってしまったら、小学校に入学することに夢も希望ももてなくなるじゃないですか。

小学生になって、子ども自身がどう感じるかは別ですが、少なくとも親が先入観を植え付けるべきではないと思っています。

今、双子は小学2年生ですが、最近は「小学3年生になったら、算数も国語ももっと面白いことを教えてもらうよ」「中学生になったら、部活とか楽しいことがどんどん増えるよ」と語りかけています。

双子自身は苦手な勉強もあるようですが、毎日はりきって登校しています。長い休みが終わる時はやっぱり未練がましいようですけどね。

子どもに言わない言葉、二つめは「仕事は大変」ということ。

学校を卒業すれば、いずれ子どもたちもそれぞれ仕事につくことになります。(ついてくれよ(^-^;))学校の時と同様に、仕事をすることが大変だという先入観をうえつけないよう気をつけています。

たとえば、仕事から帰ってきたら「あ~、今日も疲れたぁ」と思わず言ってしまいそうになりますよね。私、子どもが起きている時は言わないようにしています。子どもたちが寝静まって、夫しか起きていない時は思いっきり言いますけどね。

夫に双子育児をまかせて、フルタイムで働く私に子どもたちが時々こうたずねることがあります。

「ママ、お仕事楽しい?」

この問いにどう答えるか、正直悩みます。だって「楽しい」と言ってしまえば、「ママは自分の楽しみのために私たちを置いて行くんだ」と子どもが思うかも知れない。幼稚園に入園したとたん、うちの家庭は普通と違う!とカルチャーショックをうけていたようですから、その頃は特に悩みました。

でも、「仕事は楽しくないけど、ママは我慢してお仕事してるんだよ」とか「本当はさーちゃん・まーちゃんと一緒にいたいけど、仕方なくお仕事に行くんだよ」などと目先の子ども可愛さに言ってしまえば、「仕事って楽しくないものなんだ」「我慢してするものなんだ」という意識を子どもたちに植え付けてしまいますよね。

なので私は「うん、お仕事するのは楽しいよ。」とニッコリ笑って答えるようにしています。今の私の葛藤は、双子が人の親になった時、きっとわかってくれると信じて。

おかげでサーヤは「将来、サラリーマンになりたい」と公言しています。サラリーマンって、コーヒーを飲みながら仕事して、ご飯もお友達と楽しく食べて、楽ちんな毎日だと思っているのかも知れません。まぁ、いいか。

子どもに言わない言葉の三つ目は「大人は大変」ということ。

子どもから「大人はいいな。自分の好きな服を選んで着ることができるし、遅くまでテレビを観たり、お菓子を食べたりできるもん」などと言われることありませんか?

そんな時つい「大人だって大変なんだよ。子どもの方が遊ぶ時間も多いし、親がなんでもしてくれるし、子どもでいる時間を大切にしておかないと、後で後悔するよ」などと言ってしまいそうになります。

でもね、私はそんな言葉を飲み込むようにしています。

いずれ子どもはみな大人になるものです。そして子どもの時代はあっという間。人生、大人である時間の方が圧倒的に長いのです。誰もが避けられないこと。

そんな子どもたちに「子ども時代の方がよくて、大人になるのはつらいこと」という気持ちを植え付けるのはどうかなぁと思うのです。

それでこう答えるようにしています。

「そうだね、大人はいいよ。大人になったら、楽しいことがいっぱい待ってるよ。さーちゃん・まーちゃんもご飯いっぱい食べて、大人になるのが楽しみだね」

のれんに腕押し・・・?そんな風に答えると、子どもたちはもう議論をしかけてきません。

もちろん人生はいろいろなことがあります。楽しいこともあれば、つらいこともある。でもね、大人の苦労は親が言葉にして言わなくても、いつかきっと子どもたちにわかってもらえると思います。

その日まで、私は元気な大人でいたいと思っています。

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2008年10月21日 (火)

双子の進学希望

ある朝、ご飯を食べながらマーヤがたずねました。

マ「ねぇママー、大学って何年いくの?」

私「普通は4年だよ」

マ「そのあとは?」

私「そのあとは大学院に2年、博士課程に3年いく人もいるよ」

マ「大学いって3年でやめることってできるの?」

私「やめることはできるけど・・・」

マ「やめるのに試験とかあるの?」

私「やめるのに試験はないよ」

マ「2年とかでもいいの?」

私「最初からやめるつもりだったら、大学には行かない方がいいよ。2年しか行きたくないなら、短期大学というのもあるよ」

マ「うちから一番近い短期大学ってどこ?」

私「う~ん・・・(車で10分ぐらいのところにある)○○短大かなぁ・・・」

大学進学の話など、あまり家ではしないのに、どこから仕入れてくるのでしょう。

その後、隣に座ってご飯を食べているサーヤとヒソヒソ話で何やら相談しています。

マ「ママー、私とサーヤ、その○○短大に行くよ」

えっ?またどうして?

マ「マーヤ、早く結婚して子供を産みたいから」

サ「サーヤはまーちゃんと一緒の学校に行って、まーちゃんと二人暮らししたいから」

そういうことですか・・・(^-^;

私「どの大学に行くのか、短大に行くのか、行かないのかを考えるなら、何を勉強したいのか考えてから決めたらいいよ」

と型通りにしめる私。

早く結婚するなら学生結婚という手もあるんですけどねぇ。・・・という話ではない?

まだまだ人生これからの小学2年生。これからいっぱい夢を見てね。

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2008年10月20日 (月)

大冒険の日曜日

先々週末、ちょっと風邪気味だったサーヤはおできをのみこんでから、すっかり元気になったのですが、その後、マーヤがガラガラ声になり、先週金曜日からついにパパが風邪の症状でダウンしてしまいました。

日曜日はピアノのレッスンがある日。ショッピングセンターの中に入っている教室なので、いつもは車で一家そろって出かけ、レッスンの後は家族そろってランチをし、買い物などもして帰るのですが、昨日はパパの調子が悪いので、双子だけで行かせてみることにしました。

自宅からショッピングセンターまでは、バスと電車を乗り継いで行かなければなりません。乗り換え時間も含めて、ドア・ツー・ドアで所要時間は40分ぐらい。

私と3人でバスと電車で出かけたことも何度かあるので、行き方はわかるだろうと思いましたが、いざ子どもたちだけで送り出してみると心配で心配で落ち着きませんでした。

「お昼ごはんも二人で食べてきたい」

というので、大丈夫かなぁ・・・と思いながらも、夫が承諾したので、チャレンジさせることに。

「ハンバーガー屋さんかドーナツ屋さんか、パン屋さんでパンを買ってお外で食べるかにしなさいよ」

と子供たちだけでも行けそうなところを指定しました。

何かあったら電話しなさい、とテレホンカードを持たせたので、連絡がないということは難なくやっているんだろう、と思いつつも、「でも、事故とかにあってたら連絡できないよね」などと思ったりして、本当に落ち着きませんでした。

あ~、こんなことなら、私もついていけばよかった・・・

家にいても、ウロウロするばかりで家事もなかなか手につきません。

二人が出かけて4時間後・・・ピンポーン♪とチャイムがなりました。

「マーヤだよ」

あー、帰ってきたー。インターホンごしのマーヤの声にホッとしました。

無事に帰ってきた二人はかなり興奮気味。

「あのね、お昼はドーナツ屋さんに行ったの」
「ペットショップにも行ったんだ」
「着ぐるみの人がいてね、ベビーカーに乗ってた赤ちゃんが『うわーん』って泣いたの」
「それでね、それでね・・・」

かわるがわる報告してくれました。

「大きくなったら、二人だけでピアノのレッスンに行きたい」

とかねてから言っていたサーヤとマーヤ。思いがけなく、そして思っていたよりもずいぶん早く実現しました。二人にとっては小さな冒険だったかも知れません。

私にとってもドキドキの4時間でした。来週からはまた、家族そろって行こうと心に決めました。パパ、早く元気になってね。

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2008年10月17日 (金)

サーヤが飲み込んだトンデモナイもの

先週末、学校から帰るなり、サーヤがパパに「給食で食べたお魚の骨がノドにささってる」と言いました。

ノドの奥を見てみると、プチっと白いできものが・・・。きっとその異物感で骨がささったような気がしたのでしょう。

「熱が出るかも知れへんなぁ」と夫。それは困った。だって連休には静岡旅行が待っているんですもの。

いつ発熱するかとドキドキしながら過ごしましたが、なんとか元気に旅行の日を迎えました。

旅行の最中も、戻ってきてからも発熱せず。いったい何のできものなのでしょう。

旅行から戻った次の日、家で遊んでいたサーヤが階段をふみはずして尻もちをつきました。

ドシーン!

そのはずみに、何かをクルンと飲み込んでしまったんですって。

「パパー、何か飲み込んじゃったぁ・・・」

「何か口にいれてたんか?」

「ううん、何もいれてないけど、飲み込んじゃったの」

パパがサーヤの口の中をのぞきこんでみると・・・なんと、ノドの奥にプチっとできていたおできが消えていたそうです。

「さーちゃん、おできなくなってるよ」とパパ。

「えー?!じゃぁ私、おでき飲み込んじゃったの?」

そんなことあるでしょうか?

摩訶不思議な話ですが、サーヤは確かに何か飲み込んだと言っています。

おできを飲み込んだサーヤの話は、きっと我が家で語り伝えられることでしょう。

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2008年10月16日 (木)

プーのピーのペーのパーの

「プーの、ピーの、ペーの、パーの」

これはマーヤが時々つぶやく言葉です。幼稚園の年長さんぐらいから言い始めたでしょうか。

なんだか胸の中がもやもやっとして、ちょっぴり甘えたい時に私の前でつぶやくようです。

こういう言葉にならない気持ちとか、心の状態ってありますよね。親にどうぶつけていいかもわからない時って。

マーヤが「プーの、ピーの・・・」と言い出したら、「あらあらプーのピーのになっちゃったの」と言って、赤ちゃんみたいに抱っこしてあげます。マーヤもそれだけでいいみたい。

そういえば最近「プーの、ピーの・・・」と言わなくなったなぁ・・・と思っていたのですが、最近はまた違ったニュアンスで、ちょっと顔をしかめて「ブぅ~」と言います。

「あらブーちゃんになっちゃった。どうしたん?」と言って抱っこするのが、最近のお約束。まだまだ可愛い小学2年生です。

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2008年10月15日 (水)

旅行の準備

我が家は毎年決まって帰省やら旅行やらをするので、泊まりがけの準備をするのは割と手なれた方だと思っています。双子も幼稚園生の頃から「お泊り荷物」を自分たちで準備させるようにしているので、着替え一式に歯ブラシ、本、マンガ、お人形、お菓子・・・など、二人であーだこーだ言いながら、さっさと用意してしまいます。

でも、車で行くことが多いためか、荷物が多くなり過ぎるきらいあり。特に帰省のときはお気に入りのお人形やぬいぐるみを山ほどつめこんでいき、バーバから「お人形はうちにもたくさんあるのに、こんなに持ってきて・・・」とあきれられてしまいました。

この連休にも、義母と5人で静岡まで1泊2日の旅行に出かけたのですが、準備をする時にパパから「人形は一つだけ、本も1冊だけ」と言い渡されていました。言っておかないと、また山ほど人形やぬいぐるみを持って行きそうですもの。

着替えについては、ちゃんと下着や靴下なども日数分数えて用意することができますが、前日に荷造りしている段階で「ママー、水色の長そでのワンちゃんがついたシャツどこいった~?」などと聞いてくることがあります。今、まさに洗たく中だよ、ということも。

「えー?旅行に持っていきたかったのにー」

それなら、なぜ今日、着てしまうのだ。しかも汚してしまって・・・。

このあたりの見通しはまだまだですね。

それに「このあいだ買った可愛い服をどうして持っていかないの?」「この服、去年の旅行にも持っていったじゃん」・・・と親としては一言二言言いたいことがでてきますが、それを言ってしまうと自分たちで用意することにならないかな、とぐっと我慢することもあります。

双子が小さかった頃はオムツや着替え、ベビーカーなど、山ほどの荷造りが必要で、子ども自身も荷物のようで移動するのは大変でしたが、今はずいぶん楽になりました。

オムツ育児真っ最中の皆さん、もうしばらく頑張ってくださいね。気がつくと、「あれっ?旅行に行くのも楽になったなぁ」と実感する日がやってきますから。

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2008年10月10日 (金)

双子、カレー作りに挑戦

先週の土曜日、パパはPTAのお仕事だったので双子と3人で留守番しました。パパがいないということはシェフがいないということになる我が家。その日は夕方まで帰ってこないと言っていたので、晩御飯は私が作ることに。

「今日の晩御飯、ママが作るけど何がいい?」

と双子にたずねたところ

「サーヤも一緒に作りたい」「マーヤも作りたい」

おおー、ホットケーキを自分たちだけで作るようになって、お料理に前向きになってきましたね。しめしめ。

この機会を逃してなるものか、と双子にこんな提案をしてみました。

「じゃぁカレー作ろうか?サーヤとマーヤ二人だけで作ってみる?」

「うん!作る!」「ママは見てるだけで、絶対に手を出さないでね」

作戦成功です

「お買いものにも二人だけで行きたい!」「行きたーい!」

ぜひぜひお願いします。

というわけで、お買いものリストを作りました。カレーのルーと玉ねぎはあったので、ジャガイモ、ニンジン、そしてお肉。

お肉の買い物は難しいですよね。いろいろな部位がありますから。しかも我が家は私が分厚い肉が嫌いで「カレー・シチュー用」を使わないんです。薄切りかひき肉を使うことが多いかな。この薄切り肉を指定するのに苦労しました。

お金とエコバッグを渡すと、いきなり二人でとびだして行きましたよ。はりきっています。

しばらくして元気に帰ってきました。ジャガイモとニンジンはきれいなものを選んだようです。お肉は・・・やっぱりよくわからなくて、ひき肉(合挽)を買ってきていました。パパが時々カレーに使うのを見ていたんですね。

「レジで募金箱があったから、おつりから1円入れてきたの」とものすごく明るい顔で報告しいてくれました。いいことをした満足感なのでしょう。

早速、二人で料理に取り掛かりました。

マーヤがジャガイモの皮をピーラーでむき、サーヤは玉ねぎの皮をむいて包丁で切り始めました。

「玉ねぎを切る時って涙が出るから、こうするといいんだよ」と水泳用のゴーグルをつけています。ちゃんと見えてるのかな?心配・・・。なんでもテレビでやってたんですって。

二人ともあぶなっかしい手つきですが、「手を出さない」という約束ですから口だけで指導します。(包丁の使い方は実際にやってみせたりしましたけど)

玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンの用意ができたので、いよいよお鍋で作り始めます。

お肉など材料を炒めるのはサーヤが担当。サーヤの身長ではガスコンロが高いので、イスに乗って頑張ります。

「玉ねぎはじっくり炒めてね。炒めれば炒めるほど甘くなっておいしいよ」

と言うと、本当にじっくりじっくり炒めていました。

材料を炒め終わり、お水の分量をはかって煮込みます。

ここでしばらく休憩。沸騰してきたら、アクを取ってもらいました。

さらに煮込んで、最後にルーを割りいれます。とろみがついたら出来上がり!

しばらくすると丁度、パパも帰ってきて、家族そろって夕食スタートです。

「パパー、このカレー、サーヤとマーヤが作ったんだよ」「お買いものも二人で行って、二人だけで作ったんだよ」

とっても明るい笑顔で報告します。

「へーーーー二人だけでー!?」

夫がオーバーリアクションをかえします。

「うん!おいしいっ!」

双子はちょっぴり照れてる様子。

でも、本当においしかったんですよ。甘くておいしいカレーに仕上がっていました。

あとから気づいたのですが、サラダも一緒に作ってもらえばよかった。まぁ、いっぺんにあれこれやらせると、逆効果かも。

二人だけでカレーを作ったことは、かなり嬉しい出来事だったようです。自信もついたかな。

翌日学校でサーヤはお友達に「カレー作れる?」と聞いてみたそうです。そしたら「作れるよ」「オムレツだって作れるよ」と言われてしまい、ちょっとがっかり。

これから少しずつレパートリーを増やしてくださいね。

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2008年10月 9日 (木)

まるちゃん、しんちゃん、サザエさん

我が家の双子が「ホットケーキ作り」の他にもう一つはまっていることがあります。それはマンガ。

幼稚園の年中さんぐらいから読み始めたのですが、そのころは今ほど熱中していませんでした。まだよくわからなかったんでしょうね。

熱中するといっても、我が家にあるマンガは夫と私が読んでいた単行本で「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「サザエさん」「いじわるばあさん」しかないんです。平成生まれの子が読むマンガじゃないですね(^-^;

「ちびまる子ちゃん」は10冊、「クレヨンしんちゃん」は4冊、「サザエさん」は30冊ぐらい、「いじわるばあさん」は3冊・・・というのが我が家のマンガ蔵書。(実家にはもっとありますけど)

そのマンガを二人とも繰り返し、繰り返し読んでいます。他のマンガ本を買って、と言わないのが不思議・・・。

中でも「ちびまる子ちゃん」がお気に入りの様子です。

火曜日の夜、テレビで1970年代からのヒットソング特集をやってたそうなのですが、その中で西城秀樹や山口百恵ちゃんが登場して、サーヤとマーヤは心の底から感激していたそうです。「本物のヒデキとももえちゃんだー!」って。「ヒデキかっこいいー!」とも言ってたそうです。まるで昭和の子・・・。

もうすぐ、自分たちであれこれマンガ本を買い出す時期が来るんでしょうね。楽しみなような、あまりエキサイトされると困るような・・・。

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2008年10月 8日 (水)

双子のホットケーキ屋さん

最近、我が家の双子・サーヤ&マーヤがはまっているのは「ホットケーキ作り」。これまでも、お休みの日の朝ごはんや昼ごはんにホットケーキを作る時は一緒に手伝ってもらっていたのですが、ある土曜日の朝、「二人だけで作ってみる」と言い出しました。

キッチンの棚からホットケーキミックスを取り出し、牛乳の分量を量り、卵も自分たちで割って混ぜ合わせ、シンクの下にしまっているホットプレートもゴソゴソ取り出してきて電源を入れ、あったまったら焼き始めました。

お皿やフォーク&ナイフも自分たちで並べ、バターやシロップもセッティング。しばらくすると「ママ、できたよー」と声がかかりました。

見るとダイニングテーブルの上にちゃんと3人分のホットケーキがおいしそうにお皿にのせて並んでいました。(パパはお寝坊中)焼き具合もばっちりでおいしかったですよ。

残ったタネは「大きな1枚を焼いてみよう」ということになり、パパ用に特大ホットケーキを焼きました。裏返す時が大変でしたが、マーヤがフライ返しをもう一つ持ってきて、お好み焼きのように気合いをいれてエイッと裏返しました。見事成功!もうこんなこともできるようになったのね。

パパ用の特大ホットケーキにトッピングしてみては?とアドバイスすると、キッチンからケーキ用のアラザン(銀色の小さな丸いつぶつぶ)とミッキーマウスのシリアルを持ってきて、二人で飾り付けを始めました。

ジャーン!できあがったのはこんな可愛いケーキ。

Futago081008

パパが起きてきたので、プレゼントしていましたよ。あっという間に食べられてしまいましたけど。

段々こうやって二人だけでいろんなことができるようになっていくんですね。親が楽をする日は近そうです。・・・えっ?まだまだ甘い?

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2008年10月 7日 (火)

羊水検査

今から8年以上前のことですが、双子妊娠中に羊水検査をすすめられました。

私が妊娠したのは36歳の時、その年齢ゆえ検査がすすめられたのだと思います。

羊水検査は子宮に長い針をさして羊水を吸引し、胎児の染色体や遺伝子異常の有無を調べる検査です。

単胎妊娠の場合でも羊水検査の副作用で流産をひきおこす確率が1/200から1/300と言われているうえ、多胎妊娠の場合はさらに問題がありました。

羊水を取り出すために子宮に針を刺す際に、胎児を傷つけないよう超音波で胎児の様子を見ながらやるのですが、一人の胎児のかげに隠れていたもう一人を傷つけてしまう可能性も高いとのこと。流産の確率はさらに高くなるとのこと。それに万が一、胎児の一人に異常が見受けられた場合、その一人だけ中絶するわけにはいきません。もう一人も一緒に堕胎しなければならないのです。

そんな説明をお医者さんから聞いて、私たち夫婦は悩みました。羊水検査を受けるか受けないかは最終的には親となる私たちが決めることです。

夫はあれこれ情報を集め、ある晩、二人でとことん話し合いました。

検査を受けずに障がいがある子が生まれるリスクと検査によって子どもを失ってしまうリスク・・・

その時、私が強烈に感じたのは「この子たちを殺させたくない」・・・そんな気持ちでした。今、おなかの中にいるまだ見たことがないわが子、どんなことがあっても守りたい・・・理屈ではなく、本能的にそう思いました。

夫は私より冷静に考えていたようですが、話し合っているうちに、障がいがある子が生まれることはリスクなのか、いや僕たちにとってはそうではない、と考えるようになり、もしそうなったら、その子には「天使」と名付けて親としてできることを精一杯やっていこう、と言ってくれました。

二人とも強い意志をもって、検査を受けないことを医師に伝えました。

多胎という状況、高齢な出産という状況、そして35週での出産という状況で、私たちは死産も含めてあらゆることを覚悟しました。

結果、生まれてきた子供は1800gと2300gの小さな赤ん坊で、胎内で成長がとまってしまった1800gのサーヤの方は心臓に若干異常がありましたが、二人ともスローペースで成長し、今では元気で小学校に通っています。

小学校の担任の先生との個別面談の際に「ご両親から何か気になる点などありませんか?」と問われた際、「普通に成長して、普通に学校に通っているだけで御の字なので、それ以上は何もございません」と本気で答えてしまいました。先生はもうちょっと教育熱心になってもいいんじゃないの?と思われたことでしょうね。

実際に障がいがある子の親になっても、妊娠中に決めた覚悟のように過ごせたかどうかはわかりません。きっとそんな生易しいものではないと思っています。

けれども、ひとつだけ認識したのは、流産のつらさです。それまで妊娠初期に流産してしまったという話を聞いても、子供をなくしてしまった親御さんの話より正直軽く受け止めていました。また妊娠の機会があって、その時無事に生まれればいいな、と思うぐらいで。

検査によって流産となるかも知れないと聞いた時は、生まれた子供を失ってしまうおそれと同じぐらい脅え、考えただけで胸がつまり涙があふれ出ました。おなかの子は私にとって、生まれてきた子どもと同じ重さをもっていたのです。男性にはきっとわからない感覚だと思います。

流産で生まれてくるはずの赤ちゃんをなくしてしまった女性には、お子さんをなくしてしまったお母さんと同じように接してあげてください。本人にとって流産はとても重過ぎるできごとなのです。

結果として流産しなかった私がこんなことを書くのは筋違いかも知れませんが、「ワーキングマザースタイルに」村山らむねさんが書かれた記事を読んで書かずにいられませんでした。

(追伸)この記事は羊水検査や羊水検査を受ける方を非難するものではありません。状況によっては必要な検査だと思います。誤解を生む表現がありましたらお許しください。

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2008年10月 6日 (月)

『だんだん』みてます

NHKの朝ドラ『だんだん』みてますか?私はこれまで出勤時間の都合上、「8:15からはみれないわぁ」とあきらめていたのですが、BSだと7:45から放映していることに気づき、先週金曜日から見始めました。

同じく朝ドラ『ふたりっこ』で有名になったあの双子ちゃん「マナ・カナちゃん」が主役のドラマ。双子で生まれた二人が一人は松江でもう一人は京都と別れて成長し、18歳の誕生日に偶然の出会いをする、というお話です。

いつもコメントをくださるふりっぱーさんから教えていただき、エンディングに注目。双子ちゃんの写真が紹介されるんですよ。今朝はふりっぱーさんちの双子ちゃんが登場!とか。楽しみです。

このドラマ『だんだん』のように、小さい頃に離されて別々の環境で育つ双子ちゃんっているんでしょうね。いろんな事情で。一生自分が双子だということを知らないままの双子ちゃんもいることでしょう。我が家の双子は一緒に暮らせてよかったなぁと思っています。

久しぶりのマナ・カナちゃんの双子ドラマ、これからの展開が楽しみです。

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2008年10月 3日 (金)

似ているところ

「双子ちゃんってどうやって見分けているんですか?」

時々、お友達のお母さんたちから聞かれることがあります。

どうやって・・・というか、私にとっては全く違う子供に見えています。「寝顔はよく似てるなぁ」とか「横顔の写真だと見分けがつかない」と思うこともあり、どちらかというと似ているところを探しているかな?

双子は私の通勤時刻より早く小学校に登校していきます。毎朝、エレベーターまで見送り、マンションの廊下から道路を横断していく二人を見送っているのですが、その時、面白いことに気付きました。

ランドセルを背負って、腕をふって走る二人の格好が上から見るとまったく同じ!腕の振り方まで一緒なのです。まるでおもちゃが走っているみたい。

こんなところが似ているとはねぇ・・・

でも、皆さん、双子の親には「似てますね」と言ってあげてくださいね。「よく見ると違いがわかりますね」と言われるとガッカリしてしまうのは、私だけ?

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2008年10月 2日 (木)

2段ベッドその後

双子が小学校に入学する時に大方づけを実行し、子ども部屋を作りました。そして学習机と本棚と2段ベッドを買ってやったのですが、その時、ちょっぴり悩んだのは、2段ベッドの上下をどう割り当てるかということ。最初はじゃんけんで決めさせて、1か月交代にでもしようかな、などとあれこれ考えていたのですが・・・

ベッドがやってきた日、サーヤが突然こう言い放ちました。

「サーヤが上の段!だってサーヤがお姉ちゃんだもん」

一方的に言い切られて、マーヤは反論できず。「いいよ、マーヤ、下の段でも」

あっというまに上下関係(?)が決まってしまいました。

サーヤがこれまでこんな風に強く主張することってなかったので、ビックリしたことを覚えています。どうしても上の段がよかったのかなぁ。

「時々、上と下と交替したら?」と提案してみたのですが、あれから1年半、すっかり二人の上下関係は定着してしまいました。

それぞれのベッドにはぬいぐるみやお人形が20以上、本やマンガ本も置かれています。ベッドというよりおもちゃ箱のような状況です。

まぁでも、二人にとってはそれぞれの「お城」のようなものでしょうから、なるべく手をいれないようにしています。

ある日、サーヤに「サーヤのベッドはサーヤのお城だね」と言うと、「お城じゃないよ、気球なの」と言われてしまいました。空にプカプカ浮かんで毎晩、眠っているのでしょうか。

上下交替することはないけれど、時々、片方のベッドで二人並んで寝ている時があります。夏の暑い晩でも一緒に寝ていることがありました。暑くないのか?

二人であれこれおしゃべりしながら寝てしまうのでしょうか。双子っていいですねぇ。

春休みにクラスのお友達がお泊りに来てくれた晩も3人並んで寝ていました。こんなことができるのも、今のうちだけですね。

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2008年10月 1日 (水)

すねすねルーク

我が家の長男・ルークはミニチュアシュナウザーです。双子より1歳年上で、先月9歳になりました。

最近、おしっこが近くなったり、ちょっぴり老化の気配がみえてきましたが、まだまだ元気です。そして相変わらず、我が家で一番の甘えん坊。リビングで家族そろってテレビを見ていたりすると、必ず私の足元にやってきて、体をひっつけて寝ています。

9年間も人間の家で暮らしていると、ずいぶん言葉も理解しているようで、「ルークって○○だよね」とか「そういえば、昔ルークが○○なことしたよね」などとウワサ話をしていると、寝ていても片耳だけピンと立てて、まさに聞き耳をたてています。なので、ルークのことを話題にする時は「鼻が黒い子」と暗号を使ったりしています。

3才ぐらいの時に尿路結石になって以来、ルークの食事はかかりつけの動物病院で購入しています。市販のドッグフードだと石がたまりやすい体質なので、また結石になってしまうと言われていて。(本当なのかなぁ・・・いまだに疑問)

3kgのフードがなくなりそうになると、病院に電話して注文し、翌日受け取りに行くのですが、先日、うっかり注文するのを忘れてしまいました。

なくなっているのに気がついて、あわてて注文したのですが、フード届くのは翌日の夕方。それまでは仕方がないので、パンとかお芋を食べさせることにしました。

晩御飯にお芋をふかして食べさせたところ、あっというまにたいらげてしまったのですが、そのあとも「ご飯、ご飯」とねだるそぶりをします。

「お前、もう食べたやろ!」

と夫が叱りつけるのですが、納得していない不満げな顔をしています。さっき食べたお芋はおやつ、ご飯はご飯と思っているのでしょうか。

「もう、ほっとけ」

とパパに言い捨てられてしまったルークちゃん。かわいそうに、床にぺたっとふせたまま、上目づかいで私を見上げます。「だって、まだご飯は食べてないんやもん」

言葉は理解していても、納得できず、その日は一晩中、すねていました。

ご飯、買い忘れてごめんね。

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