帰路での珍事件
楽しい時間はあっというまに過ぎ、とうとう帰る日がやってきました。
ゆっくりめに朝ご飯をいただき、荷物をまとめてチェックアウトしました。そして、賢島まで出て、近鉄特急で鳥羽へ。
今年も鳥羽水族館に立ち寄ってから帰ることに。鳥羽駅から歩いて行くのですが、今年は特に暑かったー。
鳥羽水族館でも双子は魚とふれあうコーナーにはまっていました。アシカのショーやセイウチのお笑いショーも楽しかったですよ。
さぁ、いよいよ帰らなければ。
鳥羽からまた近鉄特急に乗って鶴橋まで、家族全員爆睡です。
夕方、鶴橋に到着。ここからはJR環状線に乗り換えて大阪に向かいます。
ホームに電車が入ってきました。丁度、私たちが待っていたあたりに女性専用車両が止まったので、夫から「お前らだけ女性専用車両に乗ったら」と言われました。
普段、阪急神戸線を利用している私たちは女性専用車両が珍しく、夫以外の女子3人で乗ることに。
ドアが開いて、双子と車内に乗り込むと、私たちの後ろからドカドカと2人のおじさんが乗ってきました。そのまま隣の車両にうつるのかと思いきや・・・2人そろってドスンと座席に座ってしまいました。
ええええー???
と思ったのは私だけではありません。おじさんの隣に座っていたお姉さんとおばさんは、露骨にいやな顔をしていましたし、まわりの女性もじろじろ見ています。
わが家の双子も目が点になっていて、サーヤが私の顔を見上げて「ねぇ、ここって女性専用車両じゃないの?」と小さな声でつぶやきます。
大きな声で聞いてくれたら、おじさんたちにも聞こえたんでしょうけど、恥ずかしかったのでしょう。
おじさん2人は女性陣の視線もものともせず、大きな声でしゃべりまくっています。究極のKYですね。
「男の人は乗っちゃだめなんだよね」とまたまたサーヤが小さな声でたずねてきます。そうなんだけど・・・。
「ここは女性専用車両ですよ」と教えてあげるべきか、かなり悩みましたが、別に痴漢をしそうな状況でもなかったので、まぁいいかと思ってしまいました。
結局、大阪に着くまでにおじさんの1人は降りてしまい、残されたおじさんはその後も気づくことなく、大阪まで1人女性の中で座っていました。知らぬが仏とはこのことですね。
大阪で電車を降りて、ホームでパパと合流した双子は開口一番報告していました。
「パパー、女性専用車両なのに、男の人が乗ってたよ」
(^^;)
こんなことが「事件」と呼べるぐらい、平和な旅行でした。ケガも事故もなく帰ってこれて何より。
皆さんも楽しい夏休みを過ごしてくださいね。
【Photo】「男の人が乗ってきてビックリしたよー」(マーヤ)(2年前の伊勢志摩旅行の写真、双子5歳)
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コメント
通りすがりですが、失礼いたします。
小さい頃からのこうした教育があって、女性は「男性を見下し、差別する事」に何の疑問も抱かなくなり、公共の場でのお互いを尊重する等の振る舞いも学ばないわがままな人間になっていくのですね。
違いますか?
違うとおっしゃられるのなら、あなたは「なぜ女性専用車があるのか」「なぜ男性は男性というだけで乗ってはいけないのか」という事を教えているのでしょうか。
そして「男の人は男の人ってだけで悪い人になるわけじゃないんじゃないの?」「パパも悪い人だと思われてるの?」と問い返された時に、何とお答えしてあげるのでしょうか。ぜひお聞かせ願いたいものです。
失礼いたしました。
投稿: じろう | 2008年8月15日 (金) 09時49分
うちの地域では昼間は乗ってもいいみたいです
朝、夕のラッシュだけかな?
地域によって違うんですね
あんまり電車自体乗らなくなったのでかなり疎いですが・・・
投稿: もんちゃ | 2008年8月15日 (金) 21時37分
女性専用車両についてですが管理人さんが感じた通り、お子さんには「電車の中で悪い事しなければ、男の人が乗っててもいいんだよ(だから悪い事しちゃダメだよ)」と教えてさしあげればいいのではないでしょうか。
投稿: たぬ | 2008年8月16日 (土) 14時01分
俺は大阪の桃山台の北急の車庫の側に住んでいた事があるけど、大阪で出来た友達がこう言ってた。「大阪では差別をやると殺される事があるから気をつけな」と。関東モンの俺にはその事が良く分からなかったけど、後で調べてみて納得した。地下鉄の駅や公園などの便所には必ずと言って良いほど「差別や人を傷つける落書きはやめましょう」と言うチラシが貼られたいたのを覚えてる。其処まで差別に敏感な大阪の人がメス汚物入れをやる事自体が不思議だった。今度お子さんに、これは差別になるから本当はやってはいけない事なのよと、教えてあげると良いでしょう。差別行為に敏感な大阪人として。。
投稿: 逝ってよっし | 2008年8月16日 (土) 14時39分
男性というだけで乗れない車両はありません。
憲法がそれを保障しています。
あなたは
「なぜ男性というだけで乗れないのか?」
を子供に説明できますか?したとしてもおそらく
「じゃあパパもなの?」
と答えづらい返事が返ってくることでしょう。
つまり・・・説明することは無理なのです。女性専用は存在できないのです。
投稿: 真・愛国主義 | 2008年8月16日 (土) 19時41分
そもそも男性が「その車両」に居たところで、それだけでは何の実害も存在しません。そこはトイレや更衣室ではなく、また痴漢行為や大騒ぎをやらかしたわけではないのですから。
なのに、「女性専用車両」という規定が出来たために、男性が実害もないのに「(マナーや気分的な意味での)違反行為」というレッテルを貼られる状況が発生しています。
本来その様な理不尽な状況は批判されるべきなのに、「女性の安心のため」という錦の御旗や「公的な機関がやっているから」という“あるから正しい”的思考で、女性専用車両はすっかり正しいことにされ、それを批判する、あるいは男性が専用車に立ち入ることが無条件に悪とされてしまっています。
どうかくれぐれも女性専用車両が正しい前提で物事を判断する(させる)のは慎んで下さい。それは男性への偏見を助長させるだけですから。
投稿: ヨ8000 | 2008年8月16日 (土) 20時47分
親が男性差別を理解していないなら、この子たちも差別に鈍感な大人に成長するだろう。考えただけで恐ろしい。子供が可愛そうだ。
投稿: | 2008年8月17日 (日) 00時48分
初めてお邪魔します。
深刻な人権侵害の恐れのある「女性専用車両」という名のプチ・アパルトヘイトについての問題点を
お子様に教育してさしあげてはどうでしょうか?
犯罪率が高いからと言って「某国人拒否車両」など作るのと何ら変わらないことなんですよ?
恐ろしいことですよね?
たかが鉄道会社が憲法違反のルールを勝手に定める事は良い事なのでしょうか?
投稿: tor | 2008年8月17日 (日) 01時37分
たくさんのコメントありがとうございます。
皆さんのコメントを拝見して、自分の中のモヤモヤが解決しました。そうですよね、やっぱり女性専用車両っておかしいですよね。
私自身、女性専用車両のニュースを聞くたびに違和感を覚えていました。一方で男女同権とかいいながら、時代に逆行していない?って。今回、初めて乗った女性専用車両で、知らずに乗り合わせたおじさんたちが白い目で見られている状況を目の当たりにして、やっぱりおかしい、と強く思った次第。
だから、おじさんたちに「女性専用車両ですよ」と一言声をかけることもはばかられましたし、子供たちに「あの人たちは乗っちゃダメなのよ」と言うこともできなかったんだと思います。
そもそもは痴漢をする人が悪いんですよね。その結果、こんないびつなものができてしまった。でも、「じゃあ他に痴漢防止のいい方法があるの?」と聞かれても妙案は思いつきません。娘たちが大きくなって痴漢に遭う状況になったら、やっぱり「女性専用車両に乗りなさい」と言ってしまうかな?でも、それも安易すぎるような気がしますけど。
憎むべきは痴漢をする人。一握りの犯罪人のために、男性がひとくくりで排除されるなんて、やっぱりおかしいです。でも、一方で冤罪も作りやすい痴漢行為。難しいですね。
まだよく理解できないかも知れないけれど、子供たちと今回のことをよく話し合ってみたいと思います。
投稿: komaru | 2008年8月20日 (水) 06時47分