文字の学習
昨日、「お風呂学校」に貼っていた50音表で我が家の双子は平仮名とカタカナを覚えたことを書きましたが、ふりっぱーさんから「年少さんで字が書けるなんてすごい」とコメントをいただきました。
そうおっしゃっていただくと嬉しいけれど、実際には親がなんとか判読できるような文字もあり、誤字脱字はあたりまえ、子供特有の鏡文字を書くこともしょっちゅうでした。
それでも、書きたいという気持ちを大切にしたかったので、間違った文字でもどんどん書かせ、「『れ』ってどう書くの?」と子供がたずねてこない限り書き方を教えたり、親の方から「この字間違ってるよ」といちいち指摘しませんでした。
なので、お手紙なんかも笑っちゃうような文字が並び、私の母から「『く』の字も『し』の字も左右反対よって教えてやりなさいよ」などと言われましたが、それでもあえて私からは教えませんでした。
それには訳があるんです。だって親が小学校入学前から平仮名・カタカナを完璧に教えてしまったら・・・
小学校で習うことがなくなるじゃないですか!!!
鏡文字になっていても、書き順が間違っていても、双子が書きたいようにどんどん書かせて、小学校に入学して「えー、私って『く』の字の書き方間違ってたー」「『ま』って横棒から先に書くんだー」と気付いた方が学ぶ楽しさがあるでしょ?
かくして我が家の双子は私の作戦にまんまとはまり(?)、小学校に入学して授業のたびに衝撃を受けていたようです。そして1年間で、どんどん吸収して、頑張って練習して、正しくそれなりにきれいな字を書けるようになりました。1年生の終わりに自分の成長を書きとめる宿題があったのですが、マーヤは「わたしはじをかくのがじょうずになりました」と書いていました。自分なりに成長を感じたのでしょうね。よしよし。
我が家の双子は自分達で考えてやることが大好きで、人から言われてやるのが嫌いということもありますが、私は子供たちがヤル気をみせはじめた時にそれを助けるツールや環境を用意するようにしています。そして、その後はあれこれうるさく言わない。言ってしまうと、とたんに双子が興味やヤル気をなくしそうでこわいので。
子供にもいろいろなタイプがありますから、それぞれに合わせた学習法があるかと思いますが。
最近、小学校入学前に読み書きや算数の基礎ができていないといけないのでは・・・と心配なさっている親御さんが増えているようですが、興味だけはもたせておいて、学校で学ぶ楽しさをとっておくというのも大切ですよ。
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コメント
我が家は、文字を書くようになったのはほとんど小学校に入ってからでした。保育園では「自分の名前と数字は書けたほうがいい。」ということで、最後の1ヶ月ぐらいに「手作りカレンダー」を作っていました。年中の頃、早いお子さん(特に女の子)は字に興味を持ってお手紙なんかを書いていたので、不安になって先生に相談したこともありましたが、結局、先生のおっしゃった通り、「心配することない」でした。「今日は『ね』までいったで」「ぼくは『も』」と学習を楽しんでいました。(不器用なので、通信簿で「よくできた」はつかなくて、「できた」しかつかなかったですけどね。)
ただ、今でも字がきたないのは悩みです。2年生で漢字をたくさん習って宿題も漢字ばかりだと、段々ひらがながおろそかになってきて…。ちゃんと書けないわけではないけれど、「きっちりきっちり」と「いーかげん」の間の「ふつう」が存在しないのです。(>_<)
3年生のSの担任は「字はうるさく言いますのでご協力お願いします」と昨日学級懇談でおっしゃっていたので、良いチャンスとおもっています。
「○○ちゃんにお手紙を書きたい」とかいう具体的な目的があると、モチベーションも上がるのでしょうね。
投稿: Jれいこ | 2008年4月18日 (金) 13時21分
Jれいこさん、いらっしゃいませ。
男の子は学年があがるにつれて、どんどん成長しますから心配ないですよー。女の子はませてますからねぇ。でも、お互い、子供の成長がこれからも楽しみですね。
投稿: komaru | 2008年4月22日 (火) 07時49分