「ママー、風太がマーヤのうさちゃんの耳かじったー」
土曜日、帰宅するなり、マーヤがベッドの上でワアワア泣いています。あわてて行ってみると、マーヤが大切にしているオレンジ色のうさぎのぬいぐるみの耳が片方とれていました。マーヤはポロポロと涙を流して大泣きしています。
「こらー、風太!」
サーヤが猫の風太を追いかけて叱ろうとしています。
2人をなだめて、風太には一応小言を言って、うさぎのぬいぐるみの耳を私が縫ってやることにしました。
ソーイングセットを持ち出してきて、私が耳を縫いつけていると、2人がわらわらとやってきて、ソーイングセットの中のものをあれこれさわり始めました。マーヤなんて、自分で針に糸をいれてみたりしています。
いつもなら「さわったらダメ!」と言うところですが、2人とも小学生になったことだし、「お裁縫やってみる?」と聞いてみました。
「やりたーい」「サーヤもやりたーい」
針に糸を通す方法から、糸の玉結びの方法などをまず教えました。玉結びってなかなかできなくて、マーヤなんて、自己流で結び目を作って縫い始めます。
なみ縫いから教えようと思っているのに、双子はソーイングセットの中から勝手にハギレなどを取り出して、「ママ、綿ちょうだい」なんてリクエストまでとびだし、勝手に何かを作り始めます。
縫い物なのか、工作なのか・・・という状態。(^^;)
で、できあがったのが、こちら。
「お人形さんのお布団」なんですって。
はしっこは私が縫ってやりました。(もう片方は「縫わなくていい」と言われて、なんともいい加減なものになってしまった。)
「マーヤ、明日もほうさいしたい!」
それを言うなら「さいほう」でしょ?
宣言通り(?)、日曜日の朝から、私が寝ているのを起こしもせず、こっそり寝室に入ってきて、私のクローゼットからソーイングセットを取り出し、2人で朝からお裁縫に精を出していました。
日曜日はピアノのレッスン。2人のレッスン中、私は手芸用品店に行って、フェルト生地やアップリケにできそうな小物を買いました。
帰宅後、また三人で工房再開です。
今後はフェルトで小さな小物入れを私が作ってみせました。アップリケ付きで。
それを真似して2人が作ってみたのがこちら。
真ん中の黄色いのはクマのぬいぐるみの「幼稚園バッグ」なんですって。
フェルトを三つにおりたたみ、脇をざくざくと縫って、アップリケを1カ所ずつとめるだけの簡単ソーイングです。ホックを付けるのだけ少々面倒なので、私がやりましたけど。
これから少し御裁縫にはまってくれそうな予感がしたので、双子用にソーイングセットをきゅうきょ作ってやりましたよ。
ボタン入れにしていた、ずいぶん昔に東京ディズニーランドで買った空き缶に
ハギレをしいて、ミシンを買った時についてきた裁ちバサミと糸切りバサミに針山をセットし、小さい糸を7色セレクトし、アップリケ用の小物をいれてできあがり。あり合わせの物で作ったソーイングセットですが、2人は大喜び。
真ん中の赤いチェックの生地でできているのは、裁ちバサミ入れなんです。よく見るとゾウさんの顔になっているんですよ。私が小さい頃、母が作ってくれた物を双子に譲りました。
「明日も学校から帰ったらほうさいしようっと♪」
だから、「さいほう」だって。(^^;)
最近のコメント