親は無力なものです
昨日、喫茶店で神戸新聞を読んでいたんですけど、読者からの投稿欄に、思わず涙があふれた投稿がありました。
45歳の男性からの投稿だったのですが、6歳になる娘さんが先天性の疾患で大きな手術を受けることになったそうです。
傷跡も残るし、娘が不憫でならない、けれども命にはかえられない、自分の娘だけがどうしてこんな目にあわなければならないのか・・・と親としての心情が綴られていました。
そして、健康な身体に生まれてきたのに不摂生をする若者や同年代の人たちに憤りを感じていらっしゃいました。
最後に書かれていた言葉に胸がしめつけられました。
「親は無力なものです。手術の成功を祈ることしかできない。」
子供が大きな病気にかかると、親は自分の無力さを感じるものです。
私もおなかの中でサーヤの成長が止まった時、小さく生まれて心臓に疾患があると言われた時、「ごめんね、ごめんね」と謝りました。
替われるものなら、替わってやりたい・・・親なら誰でもそう思うでしょう。けれども実際には、何もしてやることができない・・・その無力さが歯がゆいのです。
「五体満足」の有り難さ、親になって初めて実感するようになりました。
手術が無事に終わったら、娘をせいいっぱいほめてやりたい・・・と、その投稿はしめくくられていました。
手術の成功を祈っています。心から、心から、祈っています。
【Photo】毎日、少食ながらもご飯を食べて、少しずつ少しずつ大きくなってきたサーヤです。小学校入学前に、また心臓の検査をします。
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コメント
心疾患だったんですね。サーヤちゃんて。まっ成長するにつれ大きくなってるんですよね。安心です!お祈りしていますサーヤちゃんマーヤちゃんが大きく健康でいる事。手術無事成功するといいです。
投稿: 友起 | 2006年11月 6日 (月) 11時54分
友起さん、いらっしゃいませ。
35週で生まれたので、小さかったサーヤだけは、心臓の弁がちゃんととじていなかったんです。でも、今は治療を要するほどではありません。マーヤに遅れながらも、彼女なりに成長していますし、ありがたいことです。あたたかいコメントありがとうございます。
投稿: komaru | 2006年11月 7日 (火) 05時46分