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2006年10月31日 (火)

双子のビーズ屋さん

双子20061031お出かけの際、マンションのまわりで、せっせとゴミ拾いをしている双子。

「100個拾ったら、なんでも好きなもの買ってやる」とパパがポイント制度を発表しました。

実は60ポイントをこえたあたりで、ポイント数がわからなくなってしまったのですが、その後、あらたに数えなおしたようで、先日、ようやく二人そろって100ポイント達成!

「なんでも好きなもの」と言った手前、何をリクエストされるのか、ひそかにドキドキだったのですが、二人のリクエストは「アクアビーズ」。あ〜、よかった〜。可愛いものです。

で、早速、週末に買ってやりました。

アクアビーズアート☆ウサハナパラダイス
アクアビーズアート☆ウサハナパラダイス

二人が大好きなウサハナのアクアビーズセットです。透明のテンプレートの下に見本のイラストを敷き、イラストにそってビーズを置いていきます。水溶性のビーズで、霧吹きで水をふきかけ一時間ほどおくと、固まる仕掛け。

家に帰るなり、すぐに箱を開け、製作開始してました。

最初のうちは、乾くのが待ちきれず、うっかりさわってしまい、手にビーズがついて台無しになったりしてましたが、そのうちにコツがわかってきたようです。

「○○ちゃんにあげる〜」と昨日、早速、幼稚園に作品を持っていき、友達にプレゼントしていました。

評判になったのか、双子が押し売りしたのか、わかりませんが、「あと、Rちゃんと、Yちゃんと、Wくんと、Rくんと、Sちゃんと、Oちゃんにあげるって約束したの〜」と注文殺到です。

昨日は幼稚園から帰宅後、ずーっと製作にかかりっきりだったそうです。

とはいえ、ビーズをセットしおわってから、水をふきかけて一時間待たないといけないんですよね。双子がせっせと作っても、おのずと完成する数には限界があるわけです。

「○○ちゃんの分は明日作ろうっと」と最後はあきらめていた双子ですが、工数管理ができるまでは無理な注文を受けないように。

できあがった作品は、ちゃんと色紙でラッピングしていました。お友達の名前を書いて。

ここしばらく、我が家はビーズ工房になる予定です。

【Photo】サーヤがアクアビーズで作ったウサハナ

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2006年10月30日 (月)

阪急電車の運転手さんは魔法使い

双子20061030神戸に出かける時はたいてい阪急電車で出かけます。

先日、先頭車両に乗り込み、運転席後ろのガラスにひっついて、運転手さんの運転をジーッとながめていたマーヤちゃん。隣に立っていた私に、こっそり小声で、こんなことを教えてくれました。

「ねぇ、ママ。阪急電車の運転手さんって、魔法使いかも知れない」
「どうして・・・?」
「だってね、さっき、指でこうやったら、ハトがとんでいったもん」

どうやら、指さし確認をやったタイミングで線路際にいたハトがとびたったようです。

面白いので・・・いえいえ、子供の夢を大事にしたいので、

「それはすごい、本当に魔法使いかも知れないね」

と言っておきました。

その後、マーヤは神戸に着くまで、阪急電車の運転手さんが指さし確認をするたびに、何かおこらないかドキドキしていたようです。

そのうちに、マーヤにかかった魔法も、とけてしまうのかも知れません。

【Photo】阪急電車の運転手さんって魔法使いだったんだぁ・・・(マーヤ)

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2006年10月27日 (金)

【双子ひろば】双子育児中、一番嬉しかった言葉を教えてください

双子20061027今週も【双子ひろば】のお時間です。

今日は、双子の親御さんにズバリ質問!

「双子育児中、一番嬉しかった言葉ってなんですか?」

大変なことも多い双子育児ですが、なにげない一言に救われることもありますよね。そんな一言を教えてください。

かくいう私は、双子に憧れて憧れて、まさかの多胎妊娠だったので、双子に関することは何を言われても嬉しいんです。「あら、双子ちゃん?」って言われるだけでも嬉しい!(バカですね(^^;))

でもやっぱり、「あら、双子ちゃん?可愛いわねぇ」が一番嬉しいかな。(←かなり単純)

逆に、双子育児の大変な部分は夫にまかせてしまっているので、「あら、双子ちゃん?大変でしょうけど、嬉しいことも2倍ね」などと言われても、実はピンときません。気恥ずかしくなるぐらい。夫は嬉しいのかなぁ、と思って聞いてみますが「別に大変とは思ってへん」というのがいつもの答え。(本当か?)

あ〜、全然、感動秘話じゃないですねー。皆さんのコメントに期待!です。今週もコメント&トラックバックお待ちしていまーす!

【Photo】なかなか二人並んで写真を撮らせてくれません。この写真もちょっとサーヤ(左)がイヤイヤモード。

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2006年10月26日 (木)

マーヤはナンモ族・サーヤはアッソ族

双子20061026風邪が長引いています。昨日も薬が効きすぎたのか、寝坊してしまい、「双子日記」の更新をさぼってしまいました。ごめんなさい。

さてさて、今日は双子の口ぐせについて。

夫とマーヤの会話:

「マーヤ、なんか気になることでもあるんか?」
「なんも」
「お前はすぐに『なんも』って言うなぁ。『ナンモ族』かお前は」
「マーヤ、『ナンモ族』と違うもん」

半ベソのマーヤちゃん。でも、よく「なんも」と答えているんですよ。
そんな時はたいてい、何か言葉を飲み込んでいるみたいで、ちょっぴり気になります。

一方、サーヤは、私が何か言うと「あっそ」とクールに相づちを打ちます。誰の真似?もしかして私の口ぐせ?

これからも、いろんな言葉を覚えてきて、いろんな口ぐせが出てくるんでしょうね。面白いですね。

【Photo】たいてい、こんな顔をして「あっそ」と言い放つサーヤ

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2006年10月24日 (火)

GAPで買った秋冬服

そんなこんなの騒ぎになったGAPですが、今回双子に買ってやったのはこんなコーディネートです。

双子200610241双子200610242

(左)ニットのパーカーとあったかそうな綿パン、そして茶色の皮のブーツ
(右)ギャザーが可愛い茶色のスカートも買いました

合わせているインナーのTシャツは以前から持っているものですが、他に黒のタートルも買いました。

パーカーは写真でみると色がよくわかりませんが、薄紫です。今回はちょっと渋いコーディネートになってしまいました。

双子200610243

家に帰ると、早速、サーヤが試着してました。一応、ポーズをつけているつもりのようです。(^^;)

双子200610244

特にお気に入りはブーツのよう。部屋の中でずっとはいていました。

双子200610245

最後にニッコリ、サーヤちゃん。急にお姉ちゃんになったみたいです。

日曜日まで日中は汗ばむほどの陽気でしたが、昨日の雨で急に寒くなるのでしょうか。双子は早く買ったばかりのニットとブーツを着て、おでかけしたいようです。

他にも刺繍がついたGパンや、小生意気なデザインのインナーなど、欲しいものがいっぱい!

ちょっと生意気で、でも可愛いGAPは我が家のお気に入り。いったん足を踏み入れるとダメですね。ついつい買いすぎてしまいます。

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2006年10月23日 (月)

サーヤはよその子・マーヤはいつも恐い顔

双子20061023日曜日、久しぶりに神戸に行ってきました。

お昼ご飯を食べて、GAPでお買い物。
双子の秋冬用にブーツやカーディガン、スカートなどいっぱい買ってしまいました。行くと買ってしまうんです、GAPって。

4階がベビー、3階がキッズ、2階がメンズ、1階がレディースとフロアが分かれているんですが、子供たちの買い物が終わり、階段を下りて、2階で夫の服をみていると、マーヤが走ってきて、「さーちゃんがいない!」って言うんです。

さっきまで二人一緒にキャアキャア遊んでいたんですよ。

「さーちゃん、勘違いして、一階までおりちゃったかも・・・」と小さい声でつぶやくマーヤ。

夫が慌てて、階段をおりて探しにいきました。私はマーヤと2階を捜索。

すぐに夫に手をひかれて、サーヤが2階に戻ってきました。目に涙がたまっています。

「サーヤ、まーちゃんと一緒にいないと知らない人に連れて行かれるよ」と夫。

「だって、マーヤがサーヤのこと、『このうちの子じゃない』って言うんだもん」

はぁ?なんですって?どうして、突然、そんな展開になるのだ。

みんなの顔はいっせいにマーヤに向けられました。

「だって、サーヤがふざけるから、『そんな子はうちの子じゃないよ』って言ったんだもん。いつもパパ、そう言うでしょ?」とマーヤの弁。

どうやらパパが叱る時の真似をしたようです。

「だって、マーヤっていつも怒った顔してるから、笑わせてあげようと思って面白いこと言ったんだもん」とサーヤ。

「マーヤ、いつも怒った顔してないもん」

今度はマーヤが泣きそうです。

あのぉ、君たち、ここはGAPビルのメンズフロアなんんですけど。

なんとか、二人をそれぞれなだめて、ケンカは一応、終わりに。その後、みんなでオープンカフェに入り、ケーキを食べたら、二人とも機嫌がなおりました。

それにしても、些細なケンカでも、それぞれ言い分があるんですね。頭ごなしに「ケンカをするな」と言わないようにしなくっちゃ。

【Photo】マーヤっていつも恐い顔してる?(マーヤ)

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2006年10月20日 (金)

【双子ひろば】あなたにとって、もう1人はどんな存在?

双子20061020今週も【双子ひろば】の時間がやってきました。
(毎週金曜日に双子に関するコメント&トラックバック募集企画をやってます)

今週のお題は・・・

「双子の皆さんにズバリ直撃!あなたにとって、もう1人はどんな存在?」

私にはミックスツインズのお友達がいるんですけど、彼女は双子の弟のことを「離れて暮らしていても、ずっと気になる存在」と言っていました。

ある意味、「ベターハーフ」的な存在なのかな?

我が家の双子にもたずねてみましたが、まだまともな答えはかえってきません。(^^;)

双子の皆さん、コメントお待ちしていまーす。双子の親御さんも、この機会にお子さんたちに直撃してみてくださいね。

【Photo】私とマーヤはいつもノリノリの関係よ(サーヤ)

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2006年10月19日 (木)

オニの公園にて・・・

双子20061019ねえママ、マーヤとサーヤとパパとね、今日、「オニの公園」に行ったのよ。

大きな大きなお山があるでしょ?隠れるところがいっぱいあるお山が。そこでね、サーヤと遊んでたの。

そしたらね、サーヤがいなくなったから、マーヤ探したんだ。

「サーヤー」って呼んで探してたら、サーヤが見えたから、走っていったら、鏡だったの。

・・・

代休の月曜日に車で三田にある有馬富士公園まで遊びに行ったようです。公園の中に「あそびの王国」という子供がキャアキャア遊べる広い公園があるんです。民話をもとに作られた「ありまふじとカミナリの子」というお話がモチーフになっていて、「鬼ヶ富士」と呼ばれる大きな山形の遊具があり、我が家の双子は「オニの公園」と呼んでいます。

そこでサーヤを探していたマーヤが、鏡にうつった自分の姿を見て、サーヤと間違った模様。双子ならではの実話です。

【Photo】今年の3月、「オニの公園」で遊ぶマーヤ

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2006年10月18日 (水)

ワーキングマザースタイルが2周年を迎えました

2周年

私も「唐土(もろこし)かほる」というハンドルネームで参加しているワーキングマザーのための総合情報ブログサイト「ワーキングマザースタイル」が今日で2歳になりました。

仕事の話あり、家庭の話あり、子育ての話あり、おすすめの映画・おすすめの本・おすすめのメイク用品・おすすめの育児グッズ・・・20人以上のスタッフが、いろんなジャンルの情報を盛りだくさんに発信しています。

2年の間に、転職した人、二人目三人目を出産した人、スタッフのみんなにいろんな変化がありました。みんなそれぞれの環境で頑張っていて、私も頑張らなくっちゃと思うことがたびたび。

最近、私は体調がすぐれないことが多くて、エントリーもさぼりがちなのですが、ワーキングマザーの1人として、皆さんに役立つ情報を発信していきたいと思っています。

皆さんぜひ、「ワーキングマザースタイル」にも遊びにいらしてくださいね。

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マーヤ・モーニング

双子20061018_19月からずっとひいていた風邪が悪化し、昨日はついにダウン。会社まで休んでしまいました。「双子日記」の更新もできなくてごめんなさい。一日寝たら、ずいぶんよくなりました。今日は会社も行くぞ。

さて、月曜日のお話。

週末に運動会があったので、幼稚園は代休でした。

風邪で調子が悪かったので、「双子日記」更新後、ベッドに戻って二度寝していたところ、マーヤが起きてきて、「ねぇ、ママー、今日はどこに行く?」

「ママは会社に行くよ」
「えー?今日はお休みだよー」
「幼稚園は土曜日に運動会があったから『代休』って言って、土曜日の代わりにお休みだけど、ママの会社は休みじゃないの」
「だって、ママも運動会行ったじゃない」
「(・・・そうだけど)」
「今日は『代休』じゃなくて『祝日』だよ」
「(それは先週の話だろ)」
「マーヤ、ママと一緒に遊びに行くつもりだったのにぃ。ママがいないといやだぁ」

あらあら・・・ついにマーヤが泣き出しました。

「ママ、今日はお風邪でしんどいから、もうちょっと一緒にネンネしよう」

しばらくマーヤを抱っこして、なだめながら一緒に眠りました。

気が付くと、マーヤがいません。サーヤも起きていました。そして何やらキッチンがさわがしい。

あら大変、もうこんな時間・・・と起き出す私。のそのそ起きていくと、ダイニングテーブルに食パンと牛乳が用意されていました。サーヤとマーヤと私の3人分。(パパはまだ寝ていたので)

「ママ、お風邪だからマーヤが用意したんだよ」

まぁ嬉しい。

その朝は「マーヤ・キッチン」で特製モーニングをいただいたのでした。

【Photo】マーヤ・キッチンにおいでよ(マーヤ)

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2006年10月16日 (月)

最後の運動会

双子20061016週末、運動会がありました。幼稚園最後の運動会です。

年少さんや年中さんは、親子ダンスや障害物競走などが中心ですが、年長さんになると、「組立体操」や「クラス対抗リレー」などもあり、それなりにみごたえがあります。

「組立体操」は子供たちにとっても難しかったようで、一生懸命に練習していましたよ。運動会が近づくと、練習も激しさをましてきたようで、二人とも緊張していた様子。小さな失敗はあったけど、ピラミッドやドミノ倒しなどもちゃんとできました。拍手・拍手です。

ダンスも年長さんは子供たちだけで踊り、複雑な振り付けも頑張ってやっていました。リレーだって、一生懸命に走って・・・二人とも大きくなったもんだと感激。

夏休み明けからずーっと練習を重ねてきたのに、あっという間に終わってしまいました。

こうやって、幼稚園での行事が1つ1つ終わっていくと思うと、ちょっぴりさびしいです。

みんなよく頑張ったね。

楽しい楽しい週末でした。

【Photo】マーヤ、いっぱい練習したんだよ(マーヤ)

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2006年10月13日 (金)

【双子ひろば】二人を間違える瞬間って?

双子20061013風邪をひいて、寝坊してしまいました。

簡単で恐縮ですが、【双子ひろば】のお題だけ・・・。

「(双子の)二人を間違える瞬間ってありますか?」

双子の親って二人の違いがよくわかっているものですが、時々間違えたりしません?

私は寝ぼけている時に間違うことがあります。

夜中にトイレに連れて行き、「サーヤも大きくなったなぁ」と思って、よくよくみるとマーヤだったり・・・。(^^;)

皆さんの楽しい間違いエピソードお待ちしていまーす!

【Photo】さて、私はどっちでしょう?

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2006年10月12日 (木)

私が好きな児童書〜ポケットの中の赤ちゃん

双子20061012昨日ご紹介した「モモちゃん」シリーズは、私が大人になって出会った児童書ですが、子供の頃に読んだ児童書で一番好きな本は?とたずねられたら、私は迷わずこの本を挙げます。

「ポケットの中の赤ちゃん」。宇野和子さんが書かれた本です。初版は1972年。

確か、毎年秋に行われる「読書感想文コンクール」の課題図書だったと思います。私が3年生か4年生の夏休みに読書感想文を書くために買ってもらったのが、この本との出会い。

ひとりっ子で弟か妹が欲しくて欲しくてたまらない、なつ子という幼稚園生の女の子がお母さんに「赤ちゃんが欲しい」とねだります。お母さんは「そうねえ、エプロンのポケットに入ってないかしら」と言って、ポケットをひっくりかえしてみますが、入っているのはレシートだったり、輪ゴムだったり。

お母さんがエプロンを置いて買い物に出かけている間に、あきらめきれないなつ子がもう一度、エプロンのポケットを探ってみると・・・
ポケットの底で何かがもぞもぞ動いているんです。

なんと、それは、なつ子の小ゆびのあたまくらいの裸ん坊の赤ちゃんだったのです。

それから、なつ子は赤ちゃんにミルクを飲ませ、オムツを作ってやり、ベッドを用意して・・・としている間に、赤ちゃんはどんどん大きくなって、あっという間になつ子の手のひらぐらいの大きさの女の子になってしまったのです。

女の子の名前はムー。

エプロンのポケットの中から出てきた小さい赤ちゃんのお世話をするところもワクワクするのですが、その後、ムーちゃんとなつ子は様々な冒険をするのです。これがもう、ワクワク、ドキドキ。

「大人に見られたら、消えちゃうの」というムーちゃんをおもちゃとだなにこっそり隠すなつ子。

夜になると、天井の電灯を扉にみたてて、不思議な世界に出かけます。

そこでお菓子をいっぱい食べたり、「死んだお話」を助けたり・・・ドキドキの冒険です。

ムーは不思議な力をもった女の子で、紙に書いた食べ物でも「これはほんものだ」と思えば、本物になって食べることができるのです。

なつ子も真似して「これはほんものだ、ほんものだ。おいしい、ほんもののクリームののった、ほんもののケーキだ。」と言い聞かせて食べてみますが、紙の味しかしません。思いこみが足りないそうです。

当時、小学生だった私は、このお話の部分に魅せられて、本当に本物になったらいいのに、と思っていました。

幼稚園児の我が娘・マーヤは「あのお話はウソだよ。マーヤ、やってみたけど、おいしくなかったもん」と、このあいだ言ってました。

やってみたのか、君は・・・(^^;)

双子にもこの本の読み聞かせをしてやっているのですが、二人が気に入っているお話は「とりこみや」と戦うところ。

小さい頃、おもちゃとか大切にしていた物が、ちゃんとしまっておいたのになくなることってありませんでした?それはね、「とりこみや」の仕業なんです。なつ子の家は床下深くに「とりこみや」が住んでいて、なつ子の大切にしていた物をあれこれと、とりこんでいたのです。

この話を読んで、当時小学生だった私は「うちにもきっと『とりこみや』がいるんだ」と思っていました。気が付いたらなくなっているってことが、時々ありましたもん。

小さい時しか経験できない、夢と現実がごっちゃになった不思議な体験や不思議な気持ちを思い出させる1冊です。

最後はね、お母さんに見られてしまって、ムーちゃん、消えてしまうんです。でもね、「きえないでいよう」と力いっぱいがんばって、小さなお人形になって残ったのです。

お人形を手のひらにのせて「これはほんものだ。これはほんものだ。ふっ。」と必死におまじないをかけるなつ子。もう私、号泣しましたよ。

たった3日間のできごとなんです。なのに、私の心の中に、もう30年以上もあざやかに生き続けているんですよ。

ポケットの中の赤ちゃん
★ポケットの中の赤ちゃん★
当時の本が我が家にまだ残っています。ページは黄ばみはじめていますけど。さすがに一般の書店の店頭には置いていないのですが、アマゾンで探してみたところ、なーんと販売されていましたよ。さすがアマゾンです。

【Photo】このお魚も食べられるようになるかなぁ(海辺で魚のミイラを見つけたマーヤ)

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2006年10月11日 (水)

私が好きな児童書〜モモちゃんとアカネちゃん

双子20061011読書の秋・・・だからという訳ではありませんが、今日は私が大好きな児童書をご紹介しましょう。

今日ご紹介するのは、松谷みよ子さんの「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ。

シリーズ第一巻「ちいさいモモちゃん」は1964年初版のベストセラーシリーズなので、ご存じの方も多いでしょうね。

私も子供の頃から題名は知っていたのですが、ちゃんと読んだのは大人になってから。読み出したら、すぐに、はまってしまいましたよ。

モモちゃんが生まれた時から、お話は始まり、少しずつ大きくなって、妹のアカネちゃんが生まれて・・・その時々の子供の視点や、かたことの言葉などが愛しいのです。

モモちゃんがネズミのお嫁ちゃんになったり、ウシオニに影を取られたり、そらいろの電車に乗ってお空に行ったり・・・不思議なことがいろいろ起こります。小さい頃にみた夢を思い出させてくれるようなファンタジーが満載。

その一方で、お母さんがアカネちゃんを妊娠している時に流産しかけたり、お父さんとの仲がうまく行かず、ノイローゼのようになったお母さんのところに死に神がきたり、ついには離婚してしまい、モモちゃんとアカネちゃんを連れてお母さんが引っ越したり、そしてそして、なんと最後はお父さんが亡くなってしまうのです。

児童書なのに、いいのー?とビックリするぐらいリアルな設定のお話です。

親としての迷いや、子供の頃の説明のつかないもどかしい気持ちなどが、伝わってくるお話ばかりです。

自分で読むのは小学生ぐらいからだと思いますが、双子が3歳半ぐらいから読み聞かせをしています。

1冊に15話ぐらい入っていて、1話完結なのでベッドの中で絵本のように読み聞かせをすることができますよ。

双子は挿絵を見ながら、挿絵がないところも想像力をかせて楽しんでいるようです。

そして私も子供に読んでやるたびに、胸がキュウンとなります。

子供が、そして人生が愛しくなる、そんな本です。

ちいさいモモちゃんモモちゃんとプーモモちゃんとアカネちゃん
★モモちゃんとアカネちゃんシリーズ★
我が家にはまだ、この3冊しかないのです。シリーズは全部で6冊。あと3冊も買い足したくなってきました。

【Photo】ママ、またモモちゃんのご本よんでね(マーヤ)

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2006年10月10日 (火)

死にたくないよ

双子20061010昨日、とんでもないことが起こりました。
北朝鮮の核実験・・・ただの示威行動なのかどうか、真意のほどはわかりませんが、戦争の影がちらついて、落ち着かない一日を過ごしました。

家族そろって晩ご飯を食べながら、双子に核実験のことを話しました。

広島と長崎に落ちた原爆のことをうっすらと知っている双子は不安な顔に。

「戦争になるの?」
「すぐに戦争になることはないけど、原爆と同じ爆弾なんだから、いつでも戦争できるぞーっておどしているのよ」

二人とも箸が止まり、うつむき顔に。

「マーヤ、死にたくない。・・・だってマーヤ、大きくなってお花やさんになるんだもん」
「サーヤだって死にたくない。サーヤは大きくなって、漫画家になるんだもん」

子供たちの未来はまだまだこれから。
みんなの未来が平和のうちにありますように。

【Photo】明石大橋の向こうに沈む夕日を眺める双子。こんな平和な休日をいつまでも過ごすことができますように。

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2006年10月 6日 (金)

【双子ひろば】双子って同じクラスにならないの?

双子20061006さてさて、今週も【双子ひろば】の時間がやってきました。

今週のテーマは・・・

「双子って同じクラスにならないの?」

双子が同じ学校に入学すると、クラスは絶対別々になる、と聞いているのですが、本当ですか?

なんでも、双子同士で比べられないようにする配慮だとか・・・。本当かなぁ。

ちなみに我が家の双子が幼稚園に入園する時、クラス分けがどうなるか気になったので、入園前の面接時に園長先生にたずねてみたところ、あっさり「双子ちゃんは3年間同じクラスにさせていただきます」と言われました。

「遠足や参観日などの行事がたいていクラス単位で行われますので、別々のクラスだと親御さんが大変ですから」というのが、その理由。

入園後、始終二人だけで遊び、他の子供たちと友達になれないなどの状況になれば、クラス分けも考えるのだとか。

ということで、サーヤとマーヤは3年間ずっと同じクラスです。入園直後は班(グループ)まで一緒だったようです。でもね、幼稚園ではほとんど一緒に遊んでいないようですよ。それぞれが別のお友達と遊んでいる話をよく聞きますし、クラス参観の時も、たいてい、離れて座っています。

でも、来年からはいよいよ小学生。とうとう、クラスが分かれてしまうのかなぁ?

二人別々のクラスになったとき、どんな気持ちになるのかしらん。

双子の親御さん、双子ちゃんご自身、皆さんの場合はいかがでしたか?皆さんのコメント&トラックバックお待ちしていまーす!

【Photo】こちらはサーヤ乙姫。顔の向きがマーヤに比べて妙にリアル。

【お知らせ】10月17日から「ココログフリー」のサーバメンテナンスが予定されていますが、本ブログは「ココログプロ」を利用していますので、影響はないと思います

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2006年10月 5日 (木)

ママのハンカチ

双子20061005ある朝、幼稚園に行く準備をしていたマーヤが、私のクローゼットをあけて、なにやらゴソゴソしています。

「ママ〜、このハンカチ貸して」

手に持っているのは、私のELLEのピンクのハンカチ。チューリップの模様がついています。

これまでも時々、私のクローゼットの中をこっそりのぞいては、私のハンカチをあれこれながめていたのでしょう。

そんな姿を想像すると、なんだか胸がキュンとなります。(私って大げさ?)

私も小さい頃、母が持っていたジュエリーケースを時々あけてみて、あれこれ手にとってながめていたことを思い出します。何度も何度もあきもせず、ながめていました。

同じことを繰り返すんですね。これからもきっと・・・。

その日、マーヤは私のハンカチを持って元気に幼稚園にでかけました。体操服の後ろポケットにいれるとき、「たたんでいれたけど、ちょっとはみでちゃった」そうですけど。

【Photo】夏の旅行で乙姫に変身したマーヤ

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2006年10月 4日 (水)

幸せの冷凍保存

双子20061004昨日はココログのサーバーメンテナンスが行われたようで、コメント機能が使えませんでした。その間にコメント入力してくださった方、ごめんなさい。更新機能も使えなかったので、さぼってしまいました。これまた、ごめんなさい。

一昨日の月曜日、会社でショックなことがありました。

私もよく知っている男性社員の息子さんが週末、亡くなったとの訃報が掲示されていたのです。

享年たったの3歳。

・・・訃報の紙の前で私、立ちつくしてしまいました。

事故だったのか、病気だったのか・・・彼と同じ部署の社員にたずねてみると、生まれた時からずっと難病を抱えていたということです。

家族にとっては、覚悟の別れだったのかも知れませんが、彼になんと言っていいのか・・・言葉がうかびません。

そんな大変なことが起こっていた週末、私たち家族は平凡な「日常」を過ごしていました。

子供たちが二人とも元気で、大きな心配ごともなく、スクスクと成長している・・・なんて、もったいないことでしょう。幸せがあふれて、こぼれてしまいそうです。

今の幸せの半分を冷凍保存できたらいいのに。

そうしたら、悲しいことが起こった時でも、少しずつ取り出して、また幸せな気持ちになれるのに。

母になって私、いろんな意味で強くなったと思うけど、子供をなくすことだけが、とてもこわい。

本当に本当にこわいのです。

こうやって書いているだけで、涙が出てきます。

小さいたっくんのご冥福を心からお祈りいたします。

【Photo】こんな平凡な毎日が消えてしまいませんように

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2006年10月 2日 (月)

なかぬなら・・・

双子20061002相変わらず、日曜日の夜は家族そろってNHKの大河ドラマを観ています。

双子は「武蔵」「新選組!」「義経」そして現在の「功名が辻」・・・と大河ドラマ歴も4年目で、それなりに日本の歴史を楽しんでいるようです。

「功名が辻」もいよいよ大詰め。昨夜は秀吉がついに亡くなりました。

大河ドラマを観たあと、双子と3人でお風呂に入り、こんな話をしました。

「今日、サル(秀吉)が死んじゃったねぇ。信長も死んじゃったでしょ?いよいよ家康の時代になるのよ」

「家康、『ながかった』って言ってたねぇ」

「そうねえ、だってもう家康もおじいちゃんだもん。おじいちゃんになって、やっと天下が取れたんだよ」

そこで思いついて、こんな話を。

「信長は『なかぬなら、殺してしまおう、ホトドギス』、秀吉は『なかぬなら、なかせてみせよう、ホトドギス』、家康は『なかぬなら、なくまで待とう、ホトドギス』っていってね、3人の性格がそれぞれ違ったんだよ」

そして、こんな問題を出しました。

「なかぬなら・・・さーちゃん、まーちゃんならどうしますか?」

二人はニタニタしながらちょっと考えて・・・

マーヤ「なかぬなら、お友達つれてこよう、ホトトギス」

お友達と一緒だとキャアキャア言うからですって。

サーヤ「なかぬなら、お笑いみせるよ、ホトドギス」

お笑い番組をみせたら、きっとゲラゲラ笑うから?

「なかぬなら、コチョコチョするよ、ホトドギス」・・・逃げちゃうよ

「なかぬなら、子供を連れてきて、悪い人を連れてきて、子供を食べちゃうぞーって言ったら、きっとお母さんホトドギスだったら大きな声でなくでしょ?ホトドギス」・・・長いよ

お馬鹿なことも言いながら、しばらく3人で遊んでいました。

子供は総じて秀吉タイプなのだと発見した夜。

【Photo】なかぬなら、悪魔だじょーって言うじょ、ホトドギス(お風呂あがりのマーヤ)

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