3本のクレヨン
お風呂で落書きできるクレヨンがあるって知ってます?お風呂の壁に落書きしても、水でふくとさっと消えるクレヨンです。
テレビでCMをやっているのをみて、双子が欲しがり、ある日100円ショップで同じようなものを見つけたので、買ってやりました。
赤・青・黄色、3本入りのクレヨンです。
プラスチックのケースにそれぞれ入っていて、口紅みたいに少しずつ出して落書きします。しばらくの間、お風呂に入るたびに二人でせっせと落書きして遊んでいました。
何ヶ月もするとクレヨン部分がなくなってきて、3本のクレヨンは「メルちゃんのお風呂」の中にほったらかしに。
こういうのいやなんですよねぇ、私。使わないものは処分したい性格。いつか捨てようと思っていました。
ある晩、双子と一緒にお風呂に入った時に、「もうこれ使えないから捨てちゃうよ」と私。「いいよ〜」と双子も言うので、お風呂の途中で洗面所のゴミ箱に捨てました。
そのあと、双子が先にお風呂からあがり、続いて私があがると、サーヤが裸のままでゴミ箱の中をジーッとのぞいています。
「どうしたん?」と私。
「サーヤね・・・捨てちゃったらゴミになって、燃やされちゃうのかなって考えてたの」
ぐぐぐ・・・やっぱり捨てちゃうのがいやなんだ。
「サーヤね・・・クレヨンだって生きてるのに、燃やされちゃうの可哀想だなって思うの」
「さーちゃん、それは違うよ。使えなくなったクレヨンはほったらかしにしてる方が可哀想。燃やしたら、また新しい何かに生まれ変わることができるんだよ。だから、『これまでありがとう』って言おうね」
「これまでありがとう!」
ゴミ箱の中のクレヨンたちにむかって、大きな声でそう言いました。
お人形でもおもちゃでも、物には命がやどっている・・・私自身もそう感じているので、ポイッとゴミ箱に捨てちゃったことにザイアクカンを感じてしまいました。
最後の台詞は自分自身を納得させるために言ったのかも知れません。
物を大切に、と言いながら、ゴミ箱にポイ・・・はダメですね。
【Photo】クレヨンさん、本当に生まれかわるの?(サーヤ)
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コメント
こんにちは コッソリ楽しく拝見しています。
ところで。。。 このごろパパさんのコメントがありませんね? もしまだ入院中なら、どうぞお見舞い申し上げます。 またコッソリ見に来ます。。。
投稿: 通りすがり | 2006年9月21日 (木) 18時59分
サーヤちゃん、優しいですね。
物を大切にする心、感謝の気持ちがママから娘さんたちに
上手に伝わってるみたいですね。
「ほったらかしにしてる方が可哀想。燃やしたら、また新しい何かに生まれ変わることができるんだよ」って、いい言い方だなぁって思いました。
投稿: ねんじー | 2006年9月21日 (木) 22時46分
こんばんは。今週は,神戸と京都にいました。
いつか,みなさんに会える日が来るといいなぁ。
俺も,物を捨てるのには抵抗があって,色々捨てずにたまっています。
でも,捨てることも大事ですよね。
投稿: ひろ | 2006年9月22日 (金) 00時01分
大切にする気持ちって大事ですよね。
物にも心が宿ってるって、私もそういうの大切にするのですが・・・でもやっぱり処分するのも大事なことですよね。
だって、生活すれば物が増えるし!
きちんと使ってから捨てることが大切だと思います。
いますでに我が家にはおもちゃがたくさん・・・。これからどうやってお別れして行ったらいいか難しいです~~。
投稿: あらま | 2006年9月22日 (金) 01時22分
通りすがりさん、いらっしゃいませ。
いつもこっそり読んでいてくださったんですね。ありがとうございます。夫は6月に退院したのですが、その後、経過があまりよくなくて、まだまだ右肩が痛いようです。見ている方がつらくなるほど。それでも頑張って双子育児に励んでくれています。感謝!またぜひコメントくださいね。お待ちしています。
ねんじーさん、いらっしゃいませ。
サーヤがそんな気持ちでいるなんて、ビックリしました。そんな子供の気持ちを考えず、さっさとクレヨンをゴミ箱にいれてしまった自分を反省。最初から「これまでありがとう」の儀式をにぎにぎしくやるべきだったと思っています。
ひろさん、いらっしゃいませ。
うわぁ、とっても近くにいらっしゃったんですね。ご出張ですか?ひろさんは「捨てられない派」なんですね。お気持ちよお〜くわかりますよ。愛用していたものって捨てられないし、使わなくなっても思い出がいろいろあると捨てられません。私も捨てられないものいろいろあります。
あらまさん、いらっしゃいませ。
子供のおもちゃの処分、ほんと悩ましいです。我が家はお誕生日やクリスマスの時ぐらいしかおもちゃを買わないのですが、お子様ランチについてきたり、ハッピーセットについてきたりするおもちゃなどがどんどん増えていきます。そんなものでも、子供たちが大切にしていたり、遊んでいた姿などを思い出すと、なかなか捨てることができないんですよね。最も悩ましいのはお人形。これって絶対に捨てられないと思います。どうしよう・・・。
投稿: komaru | 2006年9月22日 (金) 05時39分