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2006年2月 6日 (月)

家というもの家族というもの

20060206土曜日の夜、テレビをみて号泣しました。

小児病棟のドキュメンタリー番組を家族そろってみたのです。

途中からみたので、どこにある病院かよくわからなかったのですが、ガンなど治療が難しい病気にかかった子供たちが、最後の最後に「なんとか治療を」と求めてやってくる病院です。

その中で肝臓の末期ガンをわずらった6歳の男の子の闘病記録が紹介されていました。

入院し、痛い治療も懸命にうけるヒロキ君という男の子。一家は岐阜県郡上市にお住まいなのですが、治療のために、遠いこの病院にやってきたそうです。お父さんは2週間仕事を休んで、家族で病院につきっきりになったりしていました。

ヒロキ君とご家族の努力にもかかわらず、なかなかよい方向に進みません。

「一度、家でゆっくり休ませたい」とお母さんは一時退院を願い出ます。

病院側も熟考し、容態が安定していたので、とりあえず一時退院を許可します。でも岐阜県郡上市までは遠いのでしょう。いったんお母さんのご実家がある静岡に一家は身を寄せ、次の検査の結果を待ちます。検査の結果がよかったら、自宅に戻れるのです。

検査の結果がでるのは、たまたまお母さんの誕生日。お母さんはテレビ局のスタッフに笑顔で言います。「奇跡を起こして見せます。絶対に連れて帰ります」と。

家に連れて帰ることにこだわるお母さんの姿をみて、双子妊娠中に入院していた時のつらさと「家」というものの単なる箱ではない、ある種、生命力をもった空間に「帰りたい」と切望した気持ちを思い出しました。妊娠は病気ではありません。いつか必ず退院できるものです。そんな私ですら、「家」に帰ることを切に祈ったのです。

ヒロキ君が生まれ育った家、小学校にあがったヒロキ君の家には勉強机もランドセルもあります。いろんないたずらもしたことでしょう。怒られたり、泣いたり、そしていろんな笑い声がひびいたことでしょう。いろいろな思い出がいっぱいつまった「家」。

そして何より、家族が誰にもジャマされず一緒に過ごせる空間。それが「家」なのです。

家族が一緒に過ごすことだけが大事なのであれば、お母さんの実家で過ごすだけでも十分なのです。つかのま、家族そろって花火をしたり、親子で料理を作ったり、ヒロキ君の笑顔の映像がいっぱい紹介されました。

それでも、お母さんは「家」に帰ることにこだわった。

私はその姿をみて、「家」というものが家族にとって、いかに大切な要素かということをあらためて実感しました。

明日、検査の結果が「良」と出れば、一家は晴れて「家」にもどれるという夜、「1人にしないで」と泣くヒロキ君をはさんで、お父さん、お母さん、そしてヒロキ君の弟4人はシングルベッドで眠りました。

そして、翌日、一家は病院に現れませんでした。

ヒロキ君が急に高熱を出したのです。心肺停止状態で運ばれてきたヒロキ君。スタッフが懸命に心臓マッサージを行います。長い長い時間・・・そして最後はお父さんの手でマッサージを行いました。

みんなの努力、そして家族の願いもむなしく、ヒロキ君は6年の生涯をとじました。

小さいヒロキ君が逝ってしまったこと、それだけでもとてもとても悲しいことだけど、「ヒロキ君、もう一度だけおうちに帰りたかったね、お母さん、お父さん、もう一度、ヒロキ君をおうちに連れて帰ってあげたかったね」という思いで涙が止まりませんでした。今も涙があふれてきます。

「家」で家族そろって過ごせる幸せを、かみしめないわけにはいきません。

【Photo】一緒にテレビをみていて、「目が熱くなった」と言っていたマーヤ

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