双子をほめると・・・
週末の朝、マーヤだけが早起きしてきたので、二人でリカちゃんごっこをして遊びました。リカちゃんごっこをしていると、自分が子供の頃を思い出して、妹のことを思い出し、マーヤにあれこれ思い出話を聞かせていました。
「にいちゃんママ(双子にとっては叔母ですが、従兄弟のお兄ちゃんのママなので、サーヤとマーヤはこう呼んでいます)は小さい頃から器用でね、手品とかも上手だったんだよ。バーバ(私の母)もいつも『○○子は手先が器用』って言ってたよ。ママは子供の頃から不器用だったから大違いだね」という話をしたところ、マーヤが小さい声でこうたずねました。
「バーバがにいちゃんママは器用だね、って言った時、ママ悲しくなかった?」
えっ?・・・なんで?・・・???
器用な妹を持って、自慢でこそあれ、悲しいなんて思ったことなかった私ですが、そんなことを言い出すマーヤの気持ちを考えてみました。
この日記に何度も書いてきましたが、うちの双子はマーヤの方がサーヤより身体が一回り大きく、成長も早いのです。性格的にもマーヤは新しいことを自分でどんどやっていくタイプで、サーヤはマーヤの真似をするタイプ。
「まーちゃん、すごいねー」「一人でできて偉いねー」「そんなこと思いついてお姉ちゃんみたいだねー」とほめてやることも多いのは正直マーヤの方です。なので、少々遅れをとっているサーヤがいじけないよう、マーヤをほめる時は必ずサーヤのいいところもほめるようにしてきました。
「まーちゃんは上手に本を読めたけど、さーちゃんだって記憶力がいいもんね」とか「まーちゃんはでんぐり返しができるようになったけど、さーちゃんだって木登りできたもんね」という具合に。
そんな時、マーヤは悲しい思いをしていたのかも知れません。新しいことができるようになった時、いいことをした時、そんな時は自分だけを手放しでほめて欲しいのかも知れませんね。
双子はとっても仲がいいけど、ライバル心も人一倍にあります。そして、小さい彼女たちにとって最も重要なランキング指標は親の言葉なのです。
責任重大、そして難しい・・・。けれども、ここが親の愛情の発揮しどころ。
いつも夫が私に言う言葉「答えは子供の顔にかいてある」。
二人の些細な表情を見逃さず、小さなつぶやきを聞き漏らさず、二人とものびのびと育つように接してやりたいものです。
【Photo】ママ、マーヤだけをほめてほしいの(マーヤ)
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