動揺の日曜日
3連休の中日は、私のバースデー。午前中は双子のピアノのレッスンに行き、ケーキを買って帰りました。お昼からは屋上にプールを出して、家族みんなで一足早い夏を楽しみました。夜は夫が腕をふるったご馳走を食べて、食後はケーキを・・・という予定だったのですが、夕方、とんでもないことが起こってしまいました。
洗面所で手を洗っていたサーヤが、どういう訳か転倒して、ケガをしてしまったのです。
私は掃除機をかけていたので聞こえなかったのですが、サーヤの大きな泣き声で夫がかけつけ、その様子を見て、私とマーヤがかけつけると・・・、サーヤの下唇がザックリ切れているじゃないですか。しかも、みるみるうちに腫れ上がってきます。
きっと上の前歯で切ったのでしょう。出血がそれほどひどくなかったので、「口のケガはすぐに治る」とふんで、とりあえず私が抱っこして泣きやませることに。
しゃくりあげるサーヤを抱っこしながら、「ワーキングマザースタイル」の桜乃ゆめさんの記事を思い出していた私。ゆめさんのお嬢さんも、つい先日、歯で唇をザックリ切ってしまったそうです。
出血がひどかったら、救急病院ものだったわ、と思いつつ、サーヤの腫れた下唇のさらに下の方を見ると・・・プチっと血がついているんです。さらに、よーく見ると・・・穴があいてる???
慌てて、夫を呼びつけ、見てもらいました。
「貫通してる・・・」
抱いているサーヤを思わず落としそうになりましたよ。もう、思いっきり動転する私。
なんとか、ゆめさんの記事を思い出して、「119」に電話してもらいました。救急車を呼ぶつもりではなく、救急病院を教えてもらうために。
幸い、車で15分ほどのところに救急対応の外科がありました。すぐに電話で事情を話し、家族全員(ルークのぞく)で連れて行きました。夫が運転、私はサーヤを抱っこ、マーヤはサーヤのサンダルを持ってくれました。
着いたところは、こぎれいな個人病院で、院長先生が診てくださいました。
「上は二針、下は一針縫いましょう。」
えーーー?縫うんですかーーー?
覚悟はしていたものの、いざ「縫いましょう」と言われてさらに動転する母。私、帝王切開手術の時はともかく、ケガで縫ったことってないんです。4歳の我が子がまさか縫うことになるとは・・・。
でも、私が動転するとサーヤが怖がるので、努めて平常心を装いました。
ベッドに寝かせ、まずは消毒、そして麻酔の注射です。
その時点でサーヤは再び泣き叫びました。私が頭を、看護婦さんが身体を押さえていたのですが、暴れまくるサーヤ。
泣きわめくだけならまだしも、「イヤー!」「しないでー!」などと言われると、私の方が「もうやめてー」と叫んでしまいそうに。とっさに「主人呼んできます」と部屋を飛び出してしまいました。その私の背中に「お母さん、もう終わったよ」と先生の声が。
なんとか麻酔が無事終わり、今度は本番。針で縫います。
針で縫うところって初めて見ました。釣り針のような針なんですね。縫って、結んで、糸を切って、縫って、結んで、糸を切って・・・。私、自分の帝王切開の傷も見るのがこわくて、抜糸まで見なかったんです。だから、初めての体験。
たった2針と1針でも、親はドキドキです。サーヤはもっと恐かったことでしょう。
でも、その晩は発熱することも、夜泣きすることもなく寝てくれました。翌日はパンを小さくちぎって食べたり、ゼリーを食べたりできました。さすが4歳児、驚異的な治癒力です。
心の傷が残るのでは・・・と心配したのですが、翌日はニコニコ笑顔でマーヤと遊んでいましたので、一安心。
すみません、世間様にとっては大したケガではないのでしょうが、初めてのことで大げさに動揺してしまいました。
これからも、いろんなことがあるんですよね。親の方が動揺しないように、心構えをしておかなければ・・・。サーヤのケガ、早くきれいに治りますように。
【Photo】ケガをする前のサーヤ。今は「糸付き唇」になってます。
※先週の正解は・・・※先週はマーヤでした。当たりました?
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