120gの赤ちゃん
ロンドンで大変なことが起きました。爆弾を使った同時多発テロ。現時点で33人の死亡が確認されているそうです。
七夕の日、ちょっぴりセンチになって、我が家のことばかり考えてしまったけれど、世界の平和も祈りたいと思いました。
昨日は双子のお父さん・お母さんたちから、たくさんのコメントをいただきました。皆さん、それぞれ大変だったんですね。双子って一種の異常妊娠、トラブルがあって当たり前・・・なのかな?
その中で「TTTS(双胎間輸血症候群) 」という言葉が出てきました。双子特有のトラブルで、胎内にいる時に血流の不均衡が生じた結果、流産、早産、そして子宮内で胎児が死亡することなどがあります。その言葉を見て、先日、テレビの特集番組を見た時のことを思い出しました。
その番組は大阪の救命医療センターを舞台とする、新生児医療の現場からのドキュメンタリーでした。様々なトラブルを抱えて運び込まれる赤ちゃんたちと、小さな命を救うために懸命に努力する医師たち。画面に釘付けになって最後まで見てしまいました。
悲しいお話が一つありました。「TTTS(双胎間輸血症候群) 」で、双子ちゃんのうちの一人が胎内で死んでしまったのです。
もう一人の赤ちゃんのために、時期をみて、帝王切開で意図的に出産することになりました。
待望の赤ちゃんの出産とともに、死産も同時に体験しなければならないお母さんの胸のうちを考えると胸が痛みました。
手術は成功し、赤ちゃんは無事に生まれてきました。死産だった赤ちゃんは120gだったそうです。もちろん映像はありません。でも、その言葉を聞いただけで涙がこぼれました。
お母さんはその赤ちゃんのために、小さな小さな帽子を作っていました。小さな小さな箱に入れられた赤ちゃんに、お父さんの手でそっとその帽子がそなえられたのです。
涙がとまりませんでした。
横で夫も鼻をすすっていました。
生まれてきただけで、もうけもん。
二人そろって元気に大きくなって、おつりが来そう。
二日続けて長々と・・・ごめんなさい。
【Photo】週末クイズです!パパに抱っこされて泣きそうになっている、この子はどっちでしょう?
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