みかん屋さんごっこ
週末に双子にせがまれて、「みかん屋さん」ごっこに興じることに。さてさてどんな遊びでしょう?
まず二人はスケッチブックをそれぞれ持ってきて、お店を作ります。マーヤはオレンジ色で大きなみかんを6つ画きました。サーヤは途中で気が変わったらしく「さーちゃん、やっぱりトマト屋さんにする」と言って大きなトマトを描き始めました。
そしてマーヤは画用紙の上の方に「看板」をかき、「めかんやさん」と書きました。サーヤは「まーちゃん、『と』って書いて」と頼み、なんとか「とまとやさん」と書きました。こうしてお店のできあがりです。
「ママ、お客さんってことね」
「はいはい。みかん屋さん、みかんください」
「どれにしますか?」
「えーっと・・・この大きいの一つください」
「はい」
「このみかん、いくらですか?」
こうたずねると店主のマーヤちゃんは困ったような顔をしました。そしてモジモジしながら、こう言うんです。
「マーヤ、お金持ってないの」
おいおい、お客はママだよ。
そして思いついたように顔をあげて、いつも「これお金よ」と言って1枚ずつちぎって遊んでいるクーポンブックを持ってきて、1枚はずし、「これ10円ってことね」と言いながら私にくれました。
「あら、ありがとう」
みかんを買うと10円くれる不思議な「みかん屋さん」です。
サーヤの「とまと屋さん」は看板に「とまとやさんままにあげる」と大きく書いてあり、スケッチブックからバリバリと描いた紙をはずして、お店ごとくれました。いきなりの営業譲渡です。
商売人にはなれそうにない二人です。
【Photo】みかん2つで20円だよ(マーヤ)
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