とある週末の朝、サーヤとマーヤは元気に「サザエさん」の唄を歌っていました。途中、サーヤから歌詞を間違っていると指摘されたマーヤちゃん、むくれ顔でパパのところに行き、こう言いました。
「パパ、マーヤねちょっと間違ってただけなのに、さーちゃんが『違う』って言った」
最近、夫や私が間違っていることを指摘するたびにむくれるマーヤなので、夫はいい機会だと思ったのか静かにこう言いました。
「まーちゃん、間違ってるよって言われたら怒らないで『教えてくれてありがとう』って言わないとだめだよ」
私はマーヤの表情が見えないところにいたのですが、マーヤはだまったまま。どうやらむくれたままのようです。
夫はさらに静かに言って聞かせるのですが、マーヤはずっとだまったままです。そのうちに夫も怒り出して「マーヤ、わかったのか?返事は?」と言いました。それでもだまり続けるマーヤ。相当な頑固者です。
こうなったら横から私が口をはさむのは御法度。ハラハラしながら二人の様子に耳をそばだてます。サーヤも私の横でかたまっています。
「他の人が『違うよ』って教えてくれてるのに、まーちゃんみたいにそのたびにむくれてたら、まーちゃんは賢くなれないよ」
「間違うことだってあるんだから、それを恥ずかしく思わずに正しいことを勉強しないと」
「幼稚園でも先生とかお友達が教えてくれてもマーヤは怒ってるの?」
こんこんと説得をするパパ。だんまりを決め込むマーヤ。
段々パパの声が荒くなってきて、ついに「お前はなんで怒られてるのかわかってるのかー」と怒鳴られました。
怒鳴られてこわくなったのか、ヒックヒック泣き出したマーヤ。それでもだまっています。
「なんで怒られてるのか言ってごらん」とうながされて言った言葉は・・・
「マーヤが・・・(ヒック)・・・サザエさんの・・・(ヒック)・・・お歌を・・・(ヒック)・・・間違って歌ったから」
おいおい、ちゃうやろ。(^^;)
その後も夫は根気強くマーヤに説明し、最後はわかったようなのですが、なーんと45分間もマーヤは立たされたままだったのです。
私のところにやってきたマーヤを抱きしめてあげると、ヘタヘタと座り込み一言「マーヤ、足が痛かった」。
叱られて叱られて、子供は大きくなっていくのです。
【Photo】ずーっと立ってたから足が痛かったよ(マーヤ)
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