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2004年11月30日 (火)

お姉ちゃんがよかった

20041130昨日の日記の続きです。

我が家の双子は15分違いで生まれたのですが、たった15分差でも先に生まれたというだけでサーヤが長女、マーヤが次女となっています。

親の方はどちらが上とか下とかあまり気にしていないのですが、幼稚園に入り、まわりから「サーヤちゃんの方がお姉ちゃんなんでしょ?」と言われることが増えたのでしょうか、最近マーヤがこんなことを言い出しました。

「マーヤがお姉ちゃんだったらよかった。どうしてマーヤがいつも妹なの?」

あらららら・・・。どうしてって言われても。

「双子なんだからどっちもお姉ちゃんだよ」と言ってあげるのですが、納得いかない様子。親の私たちは二人を姉・妹と区別したことはないつもりなんだけどなぁ。

私は長女なのでずっと「お姉ちゃん」と呼ばれてきましたから、「お姉ちゃん」のどこがいいのか理解できないんです。夫も長男なので同じ様子。妹・弟にとっては「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」っていいものなのでしょうか。

すねているマーヤに夫が言いました。

「じゃあ、今日からまーちゃんがお姉ちゃんになったら?サーヤが妹、それでいいね」

横でサーヤはニコニコしながらうなずいています。「お姉ちゃん」と呼ばれている長女サーヤにとってはやはりどうでもいいことなのでしょう。

これからしばらく「お姉ちゃんがよかった」攻撃は続くことと思われます。

【Photo】「んもう、どうしてマーヤがいつも妹なの?」(左・マーヤ)「サーヤが決めたんじゃないもん」(右・サーヤ)

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2004年11月29日 (月)

双子の姉と妹

20041129 「双子ちゃんって先に生まれた方・後から生まれた方、どちらがお姉ちゃんなの?」

と、時々きかれます。昔は後から生まれた方を第一子としていたそうですね。自然分娩が基本の時代は、「後から生まれる=子宮の奥にいる=先に着床している」と考えられていたそうです。着床タイミング判断理論とでも言うべきでしょうか。

子宮の奥にいるから着床のタイミングが早い、というのは科学的根拠がないとのことで、今では出産した順番に第一子・第二子・・・となります。母子手帳に病院側で出産時刻を書き込まれますから、その順番ということですね。

せいぜい数十分〜数時間の差のことですから(ごくたまに、数日差・・・という多胎出産もあるそうですが)、姉も妹もない、というのが双子の親の気持ちです。

とはいえ、「長女・サーヤ」「次女・マーヤ」という定義(?)はこれから家族構成を記入する際などに、ずっとついてまわることです。

実際、街や公園で話しかけられると必ずといっていいほど「どちらがお姉ちゃんなの?」と聞かれます。生まれてからずっと聞かれているので双子の方も物心つく前から覚えてしまい、2才ぐらいから「どっちが・・・?」と尋ねられるとマーヤがサーヤを指さすようになりました。

私たち夫婦は「どっちが・・・?」と聞かれることになんの抵抗も感じないのですが、双子の親御さんの中には聞かれることがとてもイヤだという方も結構いらっしゃるようなので、気をつけられた方がいいようですよ。

【Photo】仮面ライダーに出会いました(左・長女サーヤ、右・次女マーヤ)

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2004年11月25日 (木)

双子の金メダル作戦

2004112510月に幼稚園の運動会が開催されました。我が家の双子は手足口病でなくなく欠席。ダンスなどなどはりきって練習していたのに、可愛そうでした。

運動会には出られなかったものの、後日、「参加賞」だけいただきました。絵本とピクニックシートと金メダル!

大きなプラスチック製の可愛い絵がついた金メダルです。オリンピック中継を見ていて、金メダルに憧れていた双子は大喜び。

夫は最近、この金メダルをうまく小道具に使っています。

「ごはん全部食べた人に金メダルをあげよう」
「ピアノの練習がんばった人に金メダルをあげよう」

ちゃんとごはんをたいらげたり、ピアノの練習をした後には表彰式が待っています。「ちゃーんちゃーちゃちゃーんちゃーん♪」と口まねBGM付きで即席表彰式、がんばった双子の首に金メダルをかけてあげます。

こんなことでも子供って嬉しいんですよね。育児の達人の夫、さすが子供の心理を見抜いています。今では毎日、「ごはん全部食べたら金メダルあげる?(くれる?)」と双子の方からたずねてきます。金メダルをもらえると、それはそれは嬉しそう。

昨日の朝、私が会社に行く前に玄関まで「いってらっしゃい」を言いにきたマーヤからこんなことを聞かれました。

「ママ、今日は早く帰る?」

「う〜ん、どうかなぁ」とあいまいに答えると「頑張って早く帰ってきたら、ママに金メダルをあげるよ」と言われちゃいました。

結局、金メダルはもらえなかった母でした。(^^;)

【Photo】今日も金メダル取るじょー!(マーヤ)

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2004年11月24日 (水)

爪切り60本勝負!

20041124マーヤの爪を切ってやっている時にふと思い出したことが。

双子が赤ん坊だったころも私が爪を切ってやっていたのですが、赤ん坊の薄い爪を赤ちゃん用ハサミで切りながら、「一人の手足で20本、二人いるから40本・・・自分の手足までいれたら私って60本の爪を切らなきゃならないんじゃない!」とぞーっとしたものです。

今思えば、その当時はやはり双子育児で追いつめられていたんでしょうね。爪切り一つでそんな風に考えてしまうなんて。

今では当時の気持ちなどすっかり忘れて、娘の伸びている爪を見つけると「あっ、爪伸びてる。切ってあげるからじっとしてて」と言ってさっさと切ってしまいます。

育児で疲れているお母さん、お父さん、ふと気が付くとずいぶん楽になっている日がやってきます。それまで頑張って!

【Photo】でも、ママが爪切ると、ちょっと痛いのよ(マーヤ)

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2004年11月23日 (火)

風邪の回覧

20041123我が家で風邪が蔓延しています。

もう随分前に誰かがひいた風邪を家族みんなでうつしあっている感じ。寝込むほどひどいのはパパだけですが、双子はずーーーーっと咳が止まりません。私もついに一昨日からハスキーボイスになってしまいました。咳も出るし。

会社に行くとこれまた風邪が回覧モードでまわっています。既に2巡目です。会社の回覧風邪なのか、家庭の回覧風邪なのかわからない状態。幼稚園回覧かも知れませんね。

今年の冬はずっとこんな感じなのかなぁ。いつまでもスッキリしなくていやですねえ。

皆さんもどうかお気をつけて。

【Photo】我が家で風邪をひいていないのはこの子だけ(長男ルーク)

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2004年11月22日 (月)

複雑化する双子のケンカ

20041122最近、サーヤとマーヤのケンカが複雑化してきています。これまではおもちゃの取り合いやどのDVDを見るかなどでケンカしていたのですが、最近は「いったい何が原因なの?」と思うような口ゲンカをしています。

きっかけはおもちゃの取り合いなどから始まるのですが、途中でマーヤが「もーう、マーヤ怒ったー!!!」と爆発し、「どうしてさーちゃんはいつもマーヤに『ダメダメ』って言うの?」「幼稚園でも○○ちゃんも△△ちゃんもマーヤにダメって言うのよ!」などと、話は変な方向へ。

これはまずいと思うのか、サーヤは「まーちゃん、ごめんね」と謝るのですが、もうだめ。

「まーちゃん、ごめんね」
「もうマーヤ、本当に怒ってるんだよ」
「まーちゃん、ごめんね」
「どうしてマーヤをいつも怒らせるの?」
「まーちゃんごめんね」
「もうマーヤ、気持ちが悪くなってくる〜」

と変な応酬が続き、最後は二人でワアワア泣いています。一体、何のケンカなのやら。

マーヤもいろいろなストレスを抱えて生きているのかも。ケンカもストレス発散と思って、見守りましょうか。

【Photo】最近、まーちゃんすぐ怒るのよ(サーヤ)

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2004年11月19日 (金)

人生って・・・後日談

2004111911月10日の日記で子供たちに「人生って何?」と問いかけたところマーヤは「これから」サーヤは「まだまだ」と答えたと書きましたが、きっとたまたまの答えだろうと思って、もう一度問いかけてみました。

「マーヤ、人生って何?」
「これから」
「サーヤ、人生って何?」
「まだまだ」

えー?たまたまの答えじゃなかったの?

私がちょっとビックリしていると、マーヤがこう言いました。

「てびり(テレビ)のコマーシャルでおじちゃんが言ってるでしょ?『人生これから!』って」

なーんだそういう訳ですか。テレビの受け売りね。それならわかる。

いまだにサーヤの「まだまだ」は出典不明です。

【Photo】マーヤ今4才だから、人生これからなの(マーヤ)

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2004年11月18日 (木)

女の子って面白い

20041118ついに始まった、という感じですが、最近マーヤがやたら髪にゴムやピンをつけたがります。これまでは私や夫がポニーテールにしてあげても、すぐにはずしてしまっていたのですが、幼稚園でお友達がしているのを見て、「いいなぁ」と思ったのでしょうね。自分から「二つに結んで」とか「ここにピンつけて」などと言ってきます。つけてあげると必ず鏡の前にトコトコ歩いて行き、しばらくニマニマしています。

私がお化粧をしているとやってきて、じーっと見ています。そして化粧水などをほっぺたにちょんちょんとつけてやるとほっぺたをパタパタたたいてスキンケアのまねごとをします。薄い色の口紅をちょっとだけつけてあげると、これまた鏡の前でニマニマ。

マニキュアにも興味が出きたようです。私は普段マニキュアをしないのですが、夏休み中の登園日に足の爪にペディキュアをしたお友達がこっそり靴下を脱いで見せてくれたようで、帰宅してから「マーヤも爪に色ぬりたいなぁ」と言っていました。そして自分の爪にマジックで色を塗ってしまったことも。しかも黒で・・・。(^^;)

我が家では「色気づいてきたマーヤちゃん」とひそかに呼んでいます。

ちょっとだけ成長が遅いサーヤの方はまだそれほどでもありませんが、じきにマーヤの真似をして色気づいてくることでしょう。

お出かけ前の洗面所争奪戦の日もそう遠くはないかも知れません。楽しみでもあり、驚異でもあり・・・。

【Photo】こうやってピンを二つ並べると可愛いでしょ?さーちゃんもきれいにしてあげる。(ブラシを持ったマーヤ)

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2004年11月17日 (水)

会社に行かないママがよかった

20041117土曜日に幼稚園の行事があり、翌週の月曜日が代休だった日のことです。

夫は前日から風邪で寝込んでいたので、サーヤとマーヤに朝ご飯を食べさせ、「パパはお風邪で寝てるから騒いじゃだめよ。おうちでお利口に遊んでいてね」と言って、私だけ会社に行こうとしたところ・・・

「ママ、会社行くの?」サーヤが玄関で呆然としています。そして「ママ、会社行かないで」と泣き出しました。あらあら。

夏休みでも、こんなことはなかったんですけどね。どうしたことでしょう。

遅刻しちゃう〜・・・とあせりつつも、リビングにひきかえし、サーヤを抱っこしてあげました。

「サーヤね、会社に行かないママがよかった」

がーーーん・・・

会社に行かないで、と言われるよりもショックな言葉を言われてしまいました。それって根本否定ですよね。どうしようもないけど、どうしましょって思ってしまいました。返す言葉がありません。

しばらく抱っこしていたら落ち着いてきて、「トムとジェリーのDVD見る?」と聞いてみたところ、「うん」と嬉しそうに言い、マーヤとソファに並んでわくわくしていました。

テレビに向かっているサーヤとマーヤの後ろ姿にそっと「行ってきます」と言い、後ろ髪をひかれながら家を出た私です。久しぶりに落ち込みぃ。

【Photo】サーヤ、ずっとママと一緒にいたかったの(サーヤ)

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2004年11月16日 (火)

原因と結果の認識

20041116昨日の日記に書いた「冒険ごっこ」をやっていた時の話です。

週末、私も冒険ごっこに加えてもらいました。ベッドの上で羽毛布団の中に3人で入り、おもちゃのランタンをつけると・・・まぁテントの中みたい。子供たちはきゃあきゃあ言いながらお人形などを布団の中に持ってきます。確かにちょっと楽しい。

そのうちに子供たちは大興奮になり、サーヤなんか布団の外に出て、布団をぐるぐるまわしはじめました。事件はその時起きたのです。

ベッドの上のことですから、足下がふらつきます。そしてサーヤがよろけ、布団の上からマーヤにぶつかりました。布団の中にいたマーヤは押されて前のめりに。運悪くマーヤの胸元にランタンがあり、マーヤは胸を打ち痛かった模様。泣き出してしまいました。

「さーちゃんがドンてした〜(ドンと押した)」と泣き出すマーヤにサーヤは大きな声で「ごめんね!大丈夫?!」

「さーちゃん、わざとやったんじゃないんだよ」とマーヤの胸をさすりながらなだめますが、マーヤは泣きやみません。そして「さーちゃんがドンてした〜」と言いながらベッドをおりてパパのところに向かいました。

パパに言いつけられては大変!とばかりに「ごめんね大丈夫?!!!パパに言わないで!!!」と何度も絶叫するサーヤ。今度はサーヤが泣き出してしまいました。

「サーヤ来い!」パパの呼び出しです。

「どうして『パパに言わないで』って言うんだ?なんでもパパに言わなきゃだめでしょ?」夫はサーヤがわざと押したのではないとわかっていて、それよりも「パパに言わないで」と言ったことを叱りました。

マーヤはベッドに戻ってきてまだ泣いています。そんなマーヤを抱っこしながら「ベッドに固い物を持って入ったら、今みたいに痛い痛いになっちゃうんだよ。静かに遊ぶ時は灯りを持って入ってもいいけど、ドンドンして遊ぶ時はベッドの外に出しておかないと危ないよ」と言って聞かせたのですが、マーヤは「さーちゃんがドンてしたから、マーヤ痛かったの」の一点張り。

原因と結果の認識が親子でなかなか合わないのでありました。

【Photo】さーちゃんなんか、ベー!だもんね(マーヤ)

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2004年11月15日 (月)

新たなる冒険

20041115 9月13日の日記「冒険に出かけよう」でも書きましたが、寝る前にベッドで冒険をしているサーヤとマーヤ。最近は日中もせまいところや布団の中にもぐって冒険をしているようです。

冒険の時の必須アイテムはおもちゃのランタン。電池式でスイッチを押すと灯りがつきます。部屋の片隅に飾っているのですが、冒険モードになると「まーちゃん、灯りもってきて!」とサーヤ隊長(?)の指示に従い、マーヤ隊員がコソコソと持って行きます。私たちは見て見ぬフリ。

そして冒険基地に二人でせっせとお人形やおままごとの食べ物などを運び入れます。冒険なのか籠城なのかよくわかりません。

先日もそろそろ寝る時間になったのでリビングの灯りを消して、キッチンの灯りだけつけて部屋を薄暗くし「もう寝なさいよ」と言いながら私は洗い物をしていたのですが、小さな声で「冒険しよう」と言い、二人でこれまたコソコソ何かやっていました。

洗い物が終わってどこで冒険しているのかと見にいくとピアノの足下に椅子などを並べて狭い場所を作り、洞窟のようなところにいっぱいのお人形と一緒にちんまり座っていました。ランタンの灯りをつけて。やっぱり籠城だ。(^^;)

どうやら狭くて暗い場所が冒険基地になるようです。この冒険ごっこ、二人は大きくなって覚えているのかなぁ。

【Photo】冒険してたら遺跡を発見しました(サーヤ)

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2004年11月12日 (金)

あっかんべー

20041112最近、我が家の双子の間では「あっかんべー」がはやっています。時々、この「双子日記」にも「べー」の写真が登場しているのにお気づきでしょうか?きっと幼稚園で誰かが始めたのでしょう。それを真似して、みんなでやっているようです。

特に「べー」と舌を出すのがお気に入りのようで、何かにつけて「べー」とやっています。

行儀にうるさい夫はこの「べー」が気に入らないようで、双子が「べー」をするたびに怒ります。「『べー』するとばい菌が入るよ」と脅し、「お前たち『べー』ばっかりしてるから手足口病になったんだよ」などと妙に説得力のあることを言ったりしています。

それにもめげず(?)「べー」を続ける二人。

この「べー」、実は私、秘かに気にいってるんです。だってね、人に嫌がらせをしようと「べー」をしているんじゃなくて、「マーヤ、自分でパン焼いたんだもんね、べー」と「どうだい」みたいに使っていたり、双子なりにムシャクシャした時に「べー」「べー」と二人で向き合ってやり合っていたりするんです。

なんていうのかなぁ・・・ちょっとしたストレス発散というか、うまくガス抜きしているように思えるんですよ。

試しに私もムシャクシャした時に一人だけの空間で「べー」ってやってみました。

すると腹が立ったことがなんだかバカバカしくなって、不思議と気持ちがおさまります。さすがに人前ではできないし、子供たちにも人様の前ではやって欲しくないですが・・・。

双子の「べー」は幼稚園のお友達も含めて一過性のものでしょう。そのうちに飽きてやらなくなると思います。

私は・・・みんなには内緒でこっそりやるかも。(^^;)
皆さんもご一緒にいかがですか?

【Photo】こうやって「べー」ってするのよ(サーヤ)

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2004年11月11日 (木)

手術代760万円

20041111やっと気持ちが落ち着いたので書きます。

私たち夫婦には心の奥にずっと宿っている心配事があります。それはサーヤの心臓のこと。

35週で生まれたサーヤとマーヤはともに未熟児で、サーヤは体重が1800gしかありませんでした。(マーヤは2300g)手も足も細く、まるで人形のような赤ん坊でした。

34週で肺の機能ができあがるといわれていますので、35週の出産は危険というほどではありませんでしたが、それでもやはり37週を超えるまでは様々なトラブルが予想されます。私たち夫婦も生まれてくる赤ん坊がどんな障害をもって生まれてくるのか、あらゆることを覚悟しました。

帝王切開で無事出産。五体満足な赤ん坊でした。ただ、サーヤの心臓の弁が閉じきっておらず、血液の逆流が見られました。

サーヤがNICUから出てきたのは誕生から3週間たってから。その後、数日して母子ともに退院しました。

その後も心臓に負担がかかるから、とミルクの量を少なめにするように言われ、サーヤは満腹にならないからか、よく泣いていました。1才になる頃までのサーヤは泣くこと以外は大人しく、動作もゆっくりしていて、男の子のように暴れん坊だったマーヤとは対照的でした。

退院後も心臓の検査を定期的に何度も受けました。検査の結果は異常なしで、少しずつ心配がうすれていきました。3才の検査を最後に、次は小学校に入学する前に受けてくださいと言われました。

ところが最近、サーヤが胸が痛いと言い出したのです。

もしかして心臓が・・・

そう思って考えてみると、サーヤとマーヤの体重差も気になり出しました。母子手帳に身長と体重の曲線グラフを書くページがあるのですが、あわててプロットしてみると、マーヤは標準エリアの真ん中を推移していて、かつ最近は上昇傾向、一方サーヤは標準エリアから下方にはみだしそうです。

身体が小さいだけでなく、サーヤが疲れやすいことも気になっていました。二人とも公園で遊ぶのが大好きなのですが、サーヤはしばらく遊ぶと疲れてしまうのか、自分から公園のベンチに腰掛けて休憩したりしています。子供が公園で休憩だなんて変だなぁ・・・と思っていたのですが、もしかしたら心臓が苦しかったのかも・・・。

夫はサーヤの心臓の検査をしてもらうことにしました。病院に連れていき、まず診察、そして検査の予約をします。

そしていよいよ検査の日がやってきました。

その日私は仕事でしたが、日中、検査のことが気になって仕方ありませんでした。

検査が終わった頃をみはからって夫に「どうだった?」とメールを送ったのですが、返事はなし。気になるので、夕方、早めに帰宅しました。

帰宅してみると夫は晩ご飯の用意の真っ最中。

「検査どうだった?」キッチンカウンターごしに、もう一度たずねると夫は顔もあげずにこう言いました。

「手術代760万円やて」

まさか・・・

金額の多寡よりも、そんな重大なことになっていたなんて・・・私は息をのみました。

「いつ手術するの?」とやっとの思いで尋ねると

「誰が?」と答える夫。

私の頭いっぱいに広がる「?」マーク。

「手術するとしたら760万円かかるって言われたけど、サーヤは大丈夫やで」

もう思いっきり力が抜けました。杞憂に過ぎなくてよかった。

今回は一件落着の我が家ですが、今こうやっている間にもお子さんの病気のことで胸を痛めていらっしゃる親御さんがいらっしゃると思うと手放しで喜べない私たちです。

娘たちが生きている、それだけで有り難い。こんな気持ちでいることを記憶にとどめておきたくて、長々と書かせていただきました。

【Photo】サーヤちゃんへ 生きているだけでいいんだよ ママより

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2004年11月10日 (水)

人生って・・・

20041110ある日、マーヤの顔を見てたらどうしても聞いてみたくなって、マーヤのほっぺたを両手ではさんで正面から聞いてみました。

「マーヤにとって人生って何?」

すると私の手をふりはらってこう言い放ちました。

「これから!」

あまりにどんぴしゃの答えだったので、サーヤにも聞いてみました。やっぱりほっぺたはさんで。

サーヤの答えは・・・

「まだまだ!」

そして私にキュッと抱きつきました。

長男ルーク(ミニチュアシュナウザー・5才)にもたずねてみました。ほっぺたはさんで。

「ルーク!人生って何?」

するとルークは私の目をじっと見て「ウグググ」と答えました。

みんな楽しい人生でありますように。

【Photo】マーヤの人生これからよ!(マーヤ)

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2004年11月 9日 (火)

お菓子のありか

20041109ある週末の午前中のことです。夫が急に「なんかお菓子なかった?」と言い出しました。お菓子好きの我が家はいつもいろんなお菓子があるのですが、あいにくその日はきらしていました。「う〜ん、全部食べちゃってないよ」と私。

するとマーヤがトコトコやってきて「お菓子あるよ。マーヤ知ってるもん」と言いました。そして食器棚の前にしゃがみこんで、とびらを開けてせっせと食器を取り出しています。そんなところにお菓子はないよ、と思いつつ見ていると・・・

「あったー。これこれ、ほら」

マーヤが食器棚の奥から取り出したのは和菓子などを入れるフタ付きのプラスチックの菓子鉢でした。時々、ビスケットなどをこれに入れて出すことがあります。

マーヤは得意げにパパに菓子鉢を持っていったのですが、フタを開けてみると中には何も入っていません。ありゃりゃ・・・。そりゃそうです。お菓子が入っていないから食器棚の奥にしまってあるんですから。

食器棚の中をのぞいてみたら奥に菓子鉢があって、それにずっとお菓子が入っているとマーヤが思っていたのかと思うとおかしくておかしくて、ギューッとマーヤを抱きしめてしまいました。

【Photo】だってマーヤ、ずっとお菓子が入っていると思ってたんだもん(マーヤ)

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2004年11月 8日 (月)

漢字が読めた!

20041108サーヤもマーヤもひらがなは随分読めるようになりました。まだ一文字、一文字区切りながらですが、絵本をひっぱり出してきては、指でなぞりながらゆっくりゆっくり声を出しながら読んでいます。読める、ということが嬉しいようで、一文読んでは「読めたよー」と満面の笑顔で報告してくれます。(まだ読書の段階にはいきついていませんけど)

先日、トイレに入っていたサーヤが「ママー、サーヤ漢字が読めたよー!」とトイレから飛び出してきました。

なんのこっちゃ、と思いつつ「ママ、来てー」と言われるままにトイレについていくと・・・

「ほら、『と』でしょ?」

サーヤが指さしているのはウォシュレットのストップボタン。「止」と書かれていました。確かに「とまる」の「と」だ。

「サーヤね、道路にね『止まれ』って書いてあるのを覚えてたの」

ほほー、なるほど。幼稚園に行く道すがらに道路標識や道路そのものに大きく「止まれ」と書かれています。一度、その字をなんと読むのかと聞かれて「『とまれ』よ。『止』は漢字」と教えたことがありました。

たった一文字の漢字ですが、サーヤが一番最初に覚えた漢字として記憶にとどめておきたいと思いました。

【Photo】はい!私、漢字読めました!(サーヤ)

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2004年11月 5日 (金)

初めてのラブレター

20041105昨日の日記の続きですが・・・

一方サーヤは相変わらず同じクラスのK太くんが好きな模様。

最近、幼稚園で「おてがみ」を交換するのがはやっているようで、サーヤもマーヤも「○○ちゃんにあげるの」と言っては自分で絵を描き、「○○ちゃんへ」「まーやより」と書いて持って行っています。

このあいだはサーヤが「K太くんにおてがみ書く」と言って男の子の絵を描きました。サーヤはまだ字が書けないので「ママ、『K太くんへ、いっしょに結婚しようね、サーヤより』って書いて」と私に代筆を頼みます。

ひらがなで書いてあげると、自分の指で一文字ずつなぞって「Kたくんへ、いっしょにけっこんしようね、さーやより」と読み上げ嬉しそうに笑いました。

初めてのラブレター(いきなりプロポーズ(^^;))、ちゃんとK太くんに渡せたのでしょうか?

【Photo】初恋はレモンの味がするのよ(レモンをかじるサーヤ)

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2004年11月 4日 (木)

マーヤ新たな恋に生きる

20041104幼稚園で同じクラスのK介くんと結婚する、と言い切っていたマーヤですが、その気持ちは最近までずっと変わっていませんでした。

マーヤとサーヤを抱っこして「小学生になっても中学生になっても高校生になっても大人になっても、ずっと抱っこさせてね」と言ったところ二人ともクチャクチャの笑顔になりながら、マーヤだけすっと我にかえって「あっ、でもマーヤ、K介くんと結婚してK介くんのおうちにいっちゃうからダメよ」と言い返されたりもしました。こやつ本気か?

ところがところが・・・

今週の初めにマーヤがこんなことを言いだしました。

「K介くんがマーヤの腕ひっかいたの。もうマーヤ、K介くんと結婚しない」

あらあら・・・ふと夫の顔を見ると「よしよし」と安堵感がひろがっている様子。

「マーヤね、今度はRくんと結婚するの」

Rくんというのも同じクラスの男の子です。

夫があわてて(?)言いました。

「Rくんの方がもっと暴れん坊だよ」

するとマーヤ

「ううん、Rくん、マーヤには優しいのよ。(幼稚園で)大きいブロック、マーヤにどーぞってくれたし・・・マーヤ優しい人がいいなあ」

マーヤの恋多き人生はこうして始まるのでしょうか。(←かなりおおげさ(^^;))

【Photo】あたし、次の恋に生きるわ(マーヤ)

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2004年11月 2日 (火)

遺伝子の誤算

20040813 あまり人様に告白したことがなかったのですが、実は私ずっとコンプレックスに思っていることがあります。

それは・・・「一重まぶた」

一重というか、かすかに奥二重なのですが、パキッと二重になっている方たちを見るとうらやましく思ってしまいます。高校生の頃なんかアイプチを使ってみたりしたのですが、不器用ゆえうまくいかず、ため息の毎日。アイメイクだって、どこに塗っていいかわかりません。外見なんてあんまり気にしてない、みたいな男性が二重まぶただったりすると「私にちょうだいよ」とマジで思ってしまいます。

そんな私と違って夫はハーフと間違えられることもあるほど、クッキリパッキリの顔立ちです。当然、クッキリとした二重まぶた。

私思ったんです。この人と結婚すればクッキリ二重まぶたでクリクリまき毛のお人形みたいな子供が生まれるわ・・・と。

そして生まれてきた双子は・・・私と同じ一重まぶたでした。やや奥二重?

赤ん坊の顔は変わると信じて成長を待っていたのですが、4才になった今でもやっぱり一重です。髪の毛もストレートでザ・日本人って感じでしょ?

最近になって夫に「あなたと結婚したら絶対に二重の子が生まれると思ってたのに・・・」と告白すると、夫は一言「日本人の優性遺伝は一重やで」。

えー?!!!そうなのー?!!!

かなりショックでした。

ということは、夫に似て料理が上手な双子に成長し、中学生になったら自分でお弁当を作る子供になる・・・というのも私の妄想かも知れません。

料理に関する優先遺伝はどっちになるのでしょうか。

【Photo】あたしって一重なの?(やや奥二重のマーヤ)

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2004年11月 1日 (月)

お二人様入室禁止!

20041101双子は仲がいいと申しますが、我が家の双子も1日に何度もケンカしながらしょっちゅう一緒に遊んでいます。トイレまで一緒に入ることがあります。

双子がいると雑誌もゆっくり読めないので、我が家のトイレにはマガジンラック代わりのバスケットがあって雑誌や本が入っています。そこで親はつかの間の独りの時間を過ごすのです。

二人一緒にトイレに入るとなかなか出てこないので、何をしているのだ、とドアを開けてみてみると、この雑誌をそれぞれ眺めていたり、トイレットペーパーをひっぱり出して遊んでいたり、一人がウン○をしているところをもう一人がじーっと観察したりしています。(←かなり悪趣味)

狭いところに二人で入らなくても、と思うのですが・・・。

二人でトイレに入っている間は静かなのでホッとする反面、あまりに長くなるととんでもないいたずらをしているんじゃないか、と心配になってきます。結局、落ち着かない私。

出かける前は二人で入ると長くなるので、「一人ずつ入りなさーい」と言い渡します。

大きくなると次第に一緒には入らないようになるんでしょうけどね。

【Photo】ママ、トイレに入っている時はのぞかないでよ(サーヤ)

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