お金のない生活
家族みんなで晩ご飯を食べていた時、ある悲惨な事件の話になり、「お金のない生活がこんな事件をひきおこすんだよね」という話に落ち着きました。
そこで丁度いい機会だと思ったのか、夫がもくもくとご飯を食べているサーヤとマーヤにお金の重要性を説き始めました。
「お金がないと大変なことになるんだよ。このご飯、お金がなくなったら食べられなくなります。電気だってお金を払ってるから使えるんだよ。お金がなくなったらお部屋は真っ暗になります。まーちゃん・さーちゃんの幼稚園だってお金を払っているから行けるんだよ。お金がなくなったら行けません。お洋服も買えなくなります。なによりこのおうち。お金がなくなったらこのおうちにも住めなくなります。お金がなくなったら大変なんだよ。」
双子はご飯を食べる手を止めて、目をまん丸にしてじっと聞いていました。そしてマーヤが小さな声で聞きました。
「お金がなくなったらジュースも買えなくなる?」
「もちろん買えなくなります。」と答える夫。
それを聞いてマーヤが思いついたように言いました。
「お金がなくなったらー、まーちゃん・さーちゃんがプーさんのお人形にお金をいっぱい持ってるからー、それをパパとママにあげる。それでジュース買えばいいよ。」
プーさんのお人形というのはプラスチックの貯金箱のことです。我が家では1円や5円といった小銭を引き出しの中のガラス瓶に入れているのですが、双子がこのガラス瓶からせっせと自分たちの貯金箱に小銭を入れているのを知っていました。今ではぎっしり小銭がつまっているんです。
小さい子供にとっては「お金」というのは小銭のことなんですよね。特に我が家は引き落としやカードで支払いをほとんど済ませているので、お札をあまり目にしないからかも・・・。子供たちにとってお金を使っているシチュエーションは自動販売機でジュースを買っている時ぐらいかも知れません。
お金のない生活の話は「ジュースを買えない生活」に収束してしまいました。わかったのかわかってないのか・・・。
【Photo】お金がなくなってもマーヤがお金持ってるから大丈夫だよ(マーヤ)
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