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2004年9月30日 (木)

子供の食器

20040930子供の食器といえばメラミン食器をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、私はプラスチックの食器やメラミンの食器ってあまり好きじゃありません。

離乳食を始めた時は軽くて便利なので、スヌーピーのポリプロピレン製のランチプレート(楕円形で料理を入れるところが3つに分かれている子供用の食器)を使っていましたが、子供たちが自分で食べるようになってからは陶器の食器を使わせています。

コップやカップは最初は持つのが重いので、プラスチックのものにしていましたが今ではガラス製や陶器のものにしています。

サーヤとマーヤ専用の食器はウェッジウッドのピーターラビットシリーズ。マグカップにお茶碗、大中小のお皿などなど10点ほど揃っています。

実は私が独身の時に(しかもバブルの頃に(^^;))コレクションしていたものなんです。独身時代も自分用に使っていましたが、奇しくも2点ずつ買いそろえていたので双子用にすることができました。お古ばかりじゃ可愛そうなので、お食い初めの際にマグカップとシリアルボウルとお皿の3点セットを2セット買い足してあげました。

このピーターラビットシリーズの食器、乳白色の地色とフチの丸みが気に入っています。もちろんピーターラビットの素朴で愛らしい表情も。子供たちはキティーちゃんやプーさんなどのキャラクターがついている方がいいみたいですけどね。

「子供にウェッジウッドなんてもったいなくないですか?」とか「割っちゃったりしないの?」とよく聞かれますが、意外に子供って食器を割ったりしないものです。親の方が洗っている時に蛇口にぶつけて割ったり、ひびを入れたりするぐらい。(それは私です)

ウェッジウッドのピーターラビットシリーズは子供用に作られているので、厚めにできていて割れにくそうです。それに食器を落としたり乱暴に扱うと割れるということを身をもって教えることも大切なことですよね。(身をもって知っている私)

【Photo】このお茶碗で毎日ごはん食べてるのよ(サーヤ)

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2004年9月29日 (水)

えかりの

20040929ますます平仮名熱が高まる我が家の双子たち。いつもマーヤよりも発育が遅いサーヤですが、不思議なことに平仮名はマーヤよりもスラスラ読めます。もしかして知性派?

本人もマーヤより上手にできることが嬉しいのか、絵本の文字を指さしては大きな声で、商品パッケージを手に取っては大きな声で、車に乗れば平仮名で書かれた看板を見つけて大きな声で平仮名を読みあげています。

先日、電車に乗ってお出かけしました。電車がホームで停車した時にサーヤがホームを指さして大きな声で読み上げました。

「え・か・り・の!」

「えかりの???」と思いつつホームを見ると・・・「のりかえ」と書いてありました。まるで戦前の子供です。(^^;)横書きの文字を見ると右から左に読んでしまうのはなぜ?

「あれは左から『のりかえ』って読むんだよ」と私。いい機会と思ったのか夫が「さーちゃん、まーちゃん『のりかえ』って何?」と尋ねました。サーヤは小首をかしげてモジモジしながら小さな声で答えました。

「あのね・・・電車に乗ること」

「う〜ん、惜しい!『のりかえ』っていうのはね・・・」と夫が言いかけると平仮名の読み上げでちょっぴり遅れをとっているマーヤがここぞとばかりに「ちがうちがう!『のりかえ』ってね、今電車に乗ってるでしょ、それから電車から降りるでしょ、それから違う電車に乗るでしょ、それが『のりかえ』!」と言い放ちました。

あまりにまっとうな答えで突っ込みようがないので、今日はこれにて・・・。

【Photo】ええっと〜あれは〜・・・『り・ぎ・に・お』?(サーヤ)

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2004年9月28日 (火)

電話もらった?

200409281200409282

週明けに友達から「日曜日の朝、電話もらった?」というメールをもらいました。???してないけど・・・と思いつつ、念のためケータイの発信履歴を見てみると・・・してました。以下、日曜日の朝の発信履歴です。

07:31 12345678910
07:34 090XXXXXXXX(友達のケータイ番号)
07:37 12345678910

犯人は多分マーヤ。最近、私のケータイを通勤バッグからひっぱりだしてきては勝手に遊ぶので困ります。その友達は「あいうえお順」に並んでいるアドレス帳で一番最初に出てくるので、かけてしまった模様。相手が出たら「マーヤだよ」とでも言うのでしょうか?

ケータイのカメラも勝手に撮りまくっています。これはサーヤも一緒になってやってます。気が付くと意味不明の写真でデータフォルダがいっぱいになっていることも。特に操作を教えたわけでもないのに、親がやっているのを見て覚えたんでしょうね。イマドキの子です。

私から電話がかかってきて、無言だったら「マーヤちゃん?」と聞いてみてください。

【Photo】(左)マーヤのセルフポートレート。こんな変な顔なのに、本人は撮影後に画面を確認して満足そうにうなずいて「保存」していました。(右)サーヤが撮った自分の足。撮っている姿を想像すると笑っちゃいます。

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2004年9月27日 (月)

勝手に温泉双子

20040927我が家は全員温泉好きです。双子が生まれてしばらくは温泉といえども公衆浴場なので未熟児で生まれた二人にはちょっと無理かなぁ、とひかえていたのですが、二人とも歩けるようになってから、月に何度か車であちこちの温泉に行ってます。

よちよち歩きの頃は温泉の床ですべったりするのがこわくて、結構気をつかいました。二人の面倒を見るのも難しいので、たいてい夫がマーヤを私がサーヤを連れて入っていました。

最近は二人とも私と一緒に女湯に入っています。3才前半ぐらいまでは、ちょろちょろ動き回る二人に目配りしたり、シャンプーはいやだという子をなだめすかしたり・・・と気が休まることがなく、温泉に入るとかえって疲れたりしていたのですが、ここ数ヶ月は随分楽になってきました。

あちこちの温泉に行くものの、それぞれ何度も行っている温泉なので、勝手知ったる双子は掛け湯をするとさっさと二人で自分たちのお気に入りの湯に入ります。おぼれたりする心配も少なくなったので、二人が湯に入っている間に私は顔を洗ったり、身体を洗ったりすることができるようになりました。そして二人とは別の湯船にゆった〜りと入ることもできます。

この週末もドライブの帰りに温泉に寄ってきたのですが、そこでも二人そろってちんまり湯船につかり、同じ湯船に入っているおばちゃんたちとなんだかんだと話をしていました。温泉おばちゃん予備軍の二人なのでありました。

【Photo】やっぱり温泉はいいわぁ・・・(サーヤ@温泉おばちゃん予備軍)

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2004年9月24日 (金)

テビリ・ラジロ

20040924ある調査によると、ブログの利用目的で一番多いのは「備忘録代わり」だそうです。今日はまさに私の「備忘録代わり」で恐縮ですが、最近のサーヤ・マーヤの間違い語を書かせてください。

テビリ
テレビのこと。かなり言いにくそうですが、テレビと言おうとするとテビリになる模様。

ラジロ
ラジオのこと。夏休みの朝やるのは「ラジロ体操」か?

ドラボン
ドラゴンのこと。雷のことをドラボンが暴れている、と思っています。夏休みの宿題で大きな画用紙に絵を描いていったのですが、サーヤは「海でドラゴンが暴れているところ」という絵を描き、タイトルにそう書いて行ったのですが、我が家以外ではどういう意味かちっともわからなかったと思います。

してもらう、してあげる
「まーちゃんがしてもらおうか?(してあげようか?)」「パパにしてあげた(してもらった)」といつも反対の言葉を使います。なんだか偉そうです。

うーたでしょ?
「言ったでしょ?」と言えず、いつも「うーたでしょ?」と言います。「サーヤはジャムパンってうーたでしょ?」

しなか
「しなきゃ」というのがいつも「しなか」になります。「まーちゃん、お片づけしなか」にはじまって「幼稚園行かなか」「ご飯食べなか」と活用されています。

チガガデタ
「血が出た」というところをいつも「血がが出た」と言います。なんだかかなり痛そうです。

駐車券をおくりください
ショッピングセンターの駐車場の入り口などに設置されている駐車券発券機の音声アナウンス「駐車券をお取りください」が二人にはこう聞こえるようです。時々二人で真似して言ってます。

4歳になっても、まだまだこんな二人です。

【Photo】テビリ見てない時は消さなかダメってうーたでしょ?(サーヤ)

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2004年9月23日 (木)

何名様ですか?

20040923 「ママ、何名様ですか?って聞いて」

最近、「ご飯よー」と呼ぶと必ずサーヤとマーヤがこう言います。レストランのつもりにしたいのでしょう。

「何名様ですか?」とよそゆき声で尋ねると「2名様です」とか「4名様です」と答えます。

「2名様、こちらにどうぞ」と言うと、しずしずとダイニングテーブルにつきます。さらに朝ご飯の場合は「ご注文をおうかがいします」と言うと、「マーヤはぁ・・・ジャムパン!」「サーヤは卵パン!」などというので「あいにく本日はジャムパンも卵パンも切らしております。当店自慢のはちみつパンはいかがでしょうか?」と返すと二人そろってうなずきます。それからさらに「お飲み物のセットがお得になっておりますがいかがなさいますか?」と尋ねると「サーヤはミルク!」「マーヤは野菜ジュース」と答えます。

今度はキッチンカウンターの中から「はちみつパンセットでお待ちのお客様〜」と呼ぶと「は〜い!」と言って二人でカウンターに寄ってきます。「お待たせいたしました、はちみつセットです。お飲み物はお席までお持ちしますね。」と言ってトーストのお皿を渡すと二人の顔ははちきれそうな笑顔になっています。

いつのまにかレストランからファーストフードのお店に変わっているのに気が付かない二人ですが、二人だけで外食している気分を楽しんでいるのでしょうね。

【Photo】今日は2名様なのよ(サーヤ)

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2004年9月22日 (水)

お金のない生活

20040922家族みんなで晩ご飯を食べていた時、ある悲惨な事件の話になり、「お金のない生活がこんな事件をひきおこすんだよね」という話に落ち着きました。

そこで丁度いい機会だと思ったのか、夫がもくもくとご飯を食べているサーヤとマーヤにお金の重要性を説き始めました。

「お金がないと大変なことになるんだよ。このご飯、お金がなくなったら食べられなくなります。電気だってお金を払ってるから使えるんだよ。お金がなくなったらお部屋は真っ暗になります。まーちゃん・さーちゃんの幼稚園だってお金を払っているから行けるんだよ。お金がなくなったら行けません。お洋服も買えなくなります。なによりこのおうち。お金がなくなったらこのおうちにも住めなくなります。お金がなくなったら大変なんだよ。」

双子はご飯を食べる手を止めて、目をまん丸にしてじっと聞いていました。そしてマーヤが小さな声で聞きました。

「お金がなくなったらジュースも買えなくなる?」

「もちろん買えなくなります。」と答える夫。

それを聞いてマーヤが思いついたように言いました。

「お金がなくなったらー、まーちゃん・さーちゃんがプーさんのお人形にお金をいっぱい持ってるからー、それをパパとママにあげる。それでジュース買えばいいよ。」

プーさんのお人形というのはプラスチックの貯金箱のことです。我が家では1円や5円といった小銭を引き出しの中のガラス瓶に入れているのですが、双子がこのガラス瓶からせっせと自分たちの貯金箱に小銭を入れているのを知っていました。今ではぎっしり小銭がつまっているんです。

小さい子供にとっては「お金」というのは小銭のことなんですよね。特に我が家は引き落としやカードで支払いをほとんど済ませているので、お札をあまり目にしないからかも・・・。子供たちにとってお金を使っているシチュエーションは自動販売機でジュースを買っている時ぐらいかも知れません。

お金のない生活の話は「ジュースを買えない生活」に収束してしまいました。わかったのかわかってないのか・・・。

【Photo】お金がなくなってもマーヤがお金持ってるから大丈夫だよ(マーヤ)

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2004年9月21日 (火)

温泉で太ったサーヤ

20040921昨日は「敬老の日」。サーヤとマーヤが赤ちゃんの頃からお世話になっているおばあちゃん(夫の母)を連れて、但東地方に小旅行に行ってきました。出石で皿そばを食べて、温泉でのんびり。大好きなおばあちゃんとのドライブで、双子の方が大喜びしてました。

温泉に入る前、脱衣場でマーヤが体重計に乗り「14.9kgになったー」と報告してきました。夏休み前の身体測定では14.5kgだったので、結構成長したようです。

サーヤはどうかと体重計に乗せてみると・・・12.95kg。夏休み前は12.5kgで「2歳児の平均体重は 12.4kg」と身体測定の紙に書いてあり、夫と「もうすぐ4歳なのに、あらららら・・・」と少なからずショックを受けていたのですが、マーヤと同じぐらい成長したようで安心しました。13kg台になるのも目前です。

温泉からあがり、私が着替えているとサーヤが「13kgになったー」と走って報告にきました。もう一度体重計に乗せてみると・・・13.1kg!

「さーちゃん、よかったねー!13kgになったねー」とおだててあげましたが、既に彼女は着替えをすませていたので、服の分だけ増えていたのでありました。

月末の身体測定では本当に13kgの大台(?)を超えることでしょう。よかったね。

【Photo】あたし、もう13kgになったのよ、えっへん(サーヤ、出石にて)

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2004年9月20日 (月)

毎日特訓!

20040920 4歳のバースデープレゼントに自転車を買ってあげたと、この日記にも書きましたが、サーヤもマーヤも自転車が届いて以来、毎日、マンションの廊下で練習しています。

購入した自転車はキティーちゃんがついた16インチの自転車で補助輪が付いています。補助輪が付いているので、転んだりしないだろうと思っていたのですが、補助輪って結構、転ぶものですね。もう何度も転倒してワアワア泣いています。

それでも1週間ほどで随分上手になりました。最初はペダルのこぎ方すらわからなかった二人ですが、平坦なところならグングン走れるようになりました。

でもちょっと登り坂になっていると、もうダメです。マンションの前の道で溝に落ちたこともありました。そのたびにへなちょこになったり、ベソをかいたりしています。それでも毎日毎日、練習しているようです。

そのうちに自転車で勝手にブンブン走り回るようになるんでしょうね。嬉しいけれど、いろんな心配もしてしまいます。

【Photo】自転車が届いた日に公園で初練習をするマーヤ。へなちょこ顔になっています。

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2004年9月17日 (金)

むらちき

20040917サーヤとマーヤと3人でお風呂に入っていた時のことです。私がシャンプーをしているとサーヤが大きな声でこう言いました。

「む・ら・ち・き!」

シャンプーを流しながら特に気をとめずにいると、さらに「これ、『むらちき』でしょ?」と言いました。

シャンプーを流し終わって顔をあげて見てみると、サーヤは数字と色が書かれたお風呂シートを指さしています。そしてそこに書かれていたのは「むらさき」という言葉。(^^;)

最近、急に平仮名に興味が出てきて、平仮名を見つけては読み上げている二人です。漢字をとばして意味不明な言葉を読み上げています。

「さ」と「ち」は子供がよく間違う平仮名ですが、「サーヤのさ」の字を間違えたらダメじゃん、サーヤちゃん。

【Photo】サーヤが間違えたって誰にも言わないで〜(サーヤ)

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2004年9月16日 (木)

4歳になるには

20040916先週4歳になったサーヤとマーヤは、よっぽど嬉しかったのか、ご近所さんにも「まーちゃん、さーちゃん4歳になったのよ」「自転車買ってもらったのよ」と吹聴してまわっています。

そのたびに「よかったわねえ」とか「お姉ちゃんになったねえ」とか言われるのが、これまた嬉しいのでしょう。

お隣のおばちゃまからはこんなことを言われた二人。

「いいわねえ、おばちゃんも4歳になりたいわあ」

すかさずマーヤが答えました。

「3歳にならなくちゃ4歳にはなれないのよ」

・・・おばちゃま苦笑(^^;)

次は5歳になって学校に行くことを夢見る二人です。(5歳になったら学校に行ける、となぜか思いこむ二人)

【Photo】みんな4歳になりたいのかなぁ?(マーヤ)

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2004年9月15日 (水)

マーヤの妊娠願望

20040915 最近、サーヤとマーヤは赤ちゃんが大好き。街や公園で赤ちゃんを見かけると近づいていき、そーっと顔をのぞきこみ、赤ちゃんの身体をさわってみたりしています。

「双子ちゃんからそろそろ妹や弟が欲しいって言われません?」

まわりの方からそう聞かれて、う〜んそんな年頃なのかも・・・と思い二人に聞いてみました。

「さーちゃん、まーちゃん、赤ちゃん欲しいなぁって思う?」

ちょっと恥ずかしそうにうなずくサーヤ。お姉ちゃんになったら嬉しいかも・・・と思っているのかも。そしてマーヤはこう言いました。

「まーちゃん女の子の赤ちゃん産みたい」

・・・君が産むのか???

どうやらマーヤは姉としてではなく、母として赤ちゃんを育てたいようです。まだポッコリ出ている自分のおなかをさすって、「この中に赤ちゃん入ってたらいいのに」と言います。

「マーヤが赤ちゃん産んだらね、これぐらいの大きさだよ」

10cmぐらいの赤ちゃんを産むそうです。(^^;)

でも思い返してみると、私も小学校1,2年生ぐらいから自分に赤ちゃんが生まれたら、こうやって育てよう・・・などとあれこれ想像していましたっけ。

まずはおねしょをしないようにならなくては・・・ね、マーヤママ。

【Photo】マーヤに赤ちゃん生まれたら、こうやって抱っこしてあげるのよ(マーヤ)

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2004年9月14日 (火)

パパのパパは・・・

20040914 「パパ〜のパパ〜は、おじーちゃん♪」という歌を最近よくサーヤとマーヤが歌っています。どうやら幼稚園の敬老参観日に歌う歌を練習している模様。

私の両親は健在ですが、夫の父は夫が大学生の頃に亡くなりました。私も写真で拝見するだけでお会いしたことがありません。夫の祖父は長生きで89歳で天寿を全うしました。サーヤとマーヤが生まれて5ヶ月のことです。

サーヤとマーヤにとっては曾おじいちゃんにあたる祖父は私たちが結婚する直前に脳梗塞で倒れ、病院で寝たきりの生活でした。半身が動かないだけでなく、言葉を話すこともできなくなってしまい、つらい闘病生活だったと思います。私が妊娠してからお見舞いに行き、義母が「おめでたよ。双子ちゃんなのよ」と報告すると、祖父の顔がぱあっと明るくなり、笑顔でうなずいてくれたことを思い出します。

「双子が生まれたら見てやってくださいね。それまでお元気で」と言ったのが5月。9月にサーヤとマーヤが生まれ10月に退院。未熟児で生まれたこともあり、しばらくは外出を控え、双子育児に追われる毎日でした。そして翌年2月、祖父は亡くなりました。

義母のうちに遊びに行くと、サーヤもマーヤもお仏壇に向かって「マンマンチャーン」と手を合わせています。義父にも祖父にも、元気な双子を見てもらいたかった・・・私も手を合わせながら、いつもそう思うのです。

【Photo】パパのパパにもサーヤの時計見せてあげたかったー(サーヤ)

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2004年9月13日 (月)

冒険に出かけよう

20040913我が家のベッドが「お姫様のベッド」になって以来、サーヤとマーヤは添い寝しなくても二人で寝てくれるようになりました。

最近はベッドの上での新しい遊びを考えついたようです。このあいだ寝る前に二人が「今日も冒険に行く?」と言っているのをこっそり聞いてしまいました。

「おやすみなさ〜い」と言って寝室に行く二人はなんだか嬉しそう。寝室のドアを自分たちで閉め、部屋の中からなんやかんやと声がします。

ある晩、寝室に用事があったので、そっとドアを開けて入ってみると・・・二人はベッドの上の布団や枕のレイアウトを変えて、ぬいぐるみを好きなように並べて思い思いの場所で寝ていました。

「冒険してるの?」と聞いてみると「ここは森のベッドなの」と答えました。

部屋の灯りはつけていないので、街の灯が月明かりの代わりなのでしょう。大人から見るとグチャグチャのベッドが二人にとっては森の木の上の寝床だったり、洞穴の寝床だったりするのでしょう。

そんな風に考えていると、森のひんやりした空気を吸ったような気がしました。

【Photo】まーちゃんと毎晩冒険に出かけてるのよ(サーヤ)

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2004年9月10日 (金)

初めての別離

20040910「まーちゃん・さーちゃんね、別れ別れになっちゃったの」

幼稚園の2学期がはじまって早々にサーヤとマーヤがこんなことを言いました。

幼稚園では同じクラスの二人ですが、19人のクラスの中で5つほどのグループに分かれています。グループごとに机を囲み、お絵かきをしたり、お給食を食べたりしている模様。

1学期は出席番号順にグループ割が決められていたようで、サーヤとマーヤは同じグループでした。2学期になると学校で席替えがあるように、グループ替えもあり、二人は別々のグループになったようです。

「あらそう。でも、幼稚園ではいつも他のお友達と遊んでるから寂しくないでしょ?」と言ってみたのですが、なんだか二人はフクザツな表情をしていました。

家ではいつも一緒に遊んでいる二人ですが、幼稚園では不思議と別々に行動しているのです。授業参観に行った時も先生のお話を床に座って聞く時など二人は離れて別々のお友達の隣に座っていました。園庭で遊ぶ時もバラバラです。

それでもいざグループが分かれてしまうと不安なのでしょうか。

小学校ではクラスも分かれてしまいます。(双子は原則同じクラスにしないようです)その時がさらなる試練ですね。

【Photo】幼稚園から帰ったらいつも一緒だもんねー(サーヤ&マーヤ)

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2004年9月 9日 (木)

きれいな人

20040909私は基本的におおざっぱで面倒くさがりの性格で、お化粧も嫌いではないのですがじっくり時間をかけてすることができません。朝のメイク時間もだいたい5分程度。身だしなみにうるさい夫からは「もっとメイクの勉強したら?」などと言われる始末。お恥ずかしい限りです。

女の子って不思議なもので小さい頃からお化粧に興味があります。
毎朝、私が出勤前にお化粧をしていると双子がワラワラとやってきて、横から「これは何に使うの?」とメイク道具を指さしながらあれこれ聞いてきたり、鏡にうつった私の顔をじーっと見つめたりしています。

ある日マーヤがお化粧をしている私に向かってこう言いました。

「ママってきれいな人ね」

小さい子供の思いつきの言葉とわかりつつも、女って「きれい」と言われると嬉しいものですね。思わずお化粧する手が止まり、「そーお?」とニッコリしまいました。そしてその日はいつもより念入りにアイメイクをしちゃったりして・・・。(^^:)

ほめて伸ばす教育を子供にされている母なのでした。

【Photo】あたしも大人になったらお化粧して、それからサングラスもかけるんだー(マーヤ)

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2004年9月 8日 (水)

親切な人

20040908ある日マーヤがトコトコやってきて、私にこう言いました。

「マーヤって親切な人でしょ?」

パパがマーヤにそう言ったそうです。確かにマーヤは私が後ろあきのワンピースに着替えていると「チャックあげてあげようか?」と言ってくれたり、コーヒーの豆をひきはじめると「マーヤがやってあげようか?」と言ってくれたりします。いろんなお手伝いを自分からしてくれるのです。

そんな時、私はマーヤに「ありがとう」とはもちろん言いますが、「マーヤは親切ね」と言ったことはありませんでした。夫はマーヤが親切な行動をするたびに「マーヤは親切な人だね」と言っているようです。

「人には親切にしよう」と子供向けにスローガン(?)がよく掲げられていますが、自分の子供に向かって「ありがとう」は言っても「親切な人だね」と言うのは気恥ずかしくありませんか?でも、「親切な人」と言われると、マーヤの中ではより一層、親切なことをしよう、という気持ちが強くなるようです。なにしろ自分は親切な人、と定義づけられているのですから。

それ以来、私もマーヤやサーヤが親切な行動を取った時は努めて「ありがとう、親切な人ね」と言うようにしています。

【Photo】マーヤって親切な人なのよ(マーヤ)

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2004年9月 7日 (火)

よその子ごっこ2

200409077月14日の日記で「よその子ごっこ」をして遊んでいる、と書きましたが、最近は幼稚園の通園時にもこんな遊びをしています。

毎朝、私がサーヤとマーヤの手をつないで幼稚園に連れて行くのですが、時々マーヤが手を離し、「ママ、よそのおばちゃんっていうことね」と言い出すと「よその子ごっこ」の始まりです。

私とサーヤの横をマーヤが追い抜いて行きます。するとサーヤが私をトントンとつつき、マーヤのことを指さします。

「あら、この子サーヤのお友達?」と聞くとサーヤはコクンとうなずき、お友達のマーヤも立ち止まります。

「おはよう、いつもサーヤと遊んでくれてありがとう。これから学校に行くの?」とマーヤに聞くと「あたし、一人で行くの」と答えます。

「お父さんは?」
「いないの」
「お母さんは?」
「いないの」
「えっ?それじゃ一人でご飯食べて、一人でお着替えして学校に行くの?偉いわねえ」

マーヤはちょっと口を「への字」にして、それでもちょっぴり自慢げな顔をします。

「おばちゃんもこの子と学校に行くんだけど、一緒に行く?」と言うとコクンとうなずいて私とサーヤの横について歩き始めます。

毎回ワンパターンの「よその子ごっこ」ですが、「お父さんもお母さんもいないけど頑張ってるアタシ」という気分になるのでしょうか。子供心はフクザツです。

【Photo】あたし、よその子なの(マーヤ)

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2004年9月 6日 (月)

さよなら3歳

20040906我が家の双子は4歳になりました!

今年のバースデープレゼントはちょっとはりこんで自転車を買ってあげました。二人が選んだのはピンクのキティーちゃんの自転車。補助輪付きの16インチです。
三輪車は買ってあげずじまいだったので、初めての自分たちの乗り物に二人は大喜び!自転車が届くと、早速、近所の公園で練習していました。でもなかなか思うようにいかなくて、二人ともすぐにめげていましたけど。そのうちにビュンビュン乗り回すようになることでしょう。

誕生日の前日、家族だけでお誕生会も開きました。普段は夫まかせで料理をしない私がグラタンをホワイトソースから作り、サラダも作ってあげました。サーヤもマーヤもグラタンを全部たいらげ、「ママ、グラタンとシチューと卵焼きじょーずね」と言ってくれました。(得意料理がたった3品・・・というのが悲しいところ(^^;))

バースデーケーキはこれまたキティーちゃんのケーキ。キティーちゃんとクマちゃんの砂糖菓子がついた可愛いイチゴのケーキです。

無事に4歳になってくれることはもちろん嬉しいことですが、「もう今日で3歳の二人とはお別れなんだ」と思うとちょっぴり感慨深いものがありました。

今振り返ると2歳までは大変な毎日でした。私も夫もひたすら走り抜けてきたような気がします。「双子育児は3歳までのガマン」とよく言われるのですが、確かに3歳の誕生日を過ぎたあたりからずいぶん楽になり、今度はいろいろな楽しみが出てきました。こうやって「双子日記」を書くほどの余裕が出てきたのも3歳のお誕生日を過ぎてから。

そしてこの1年間は、この「双子日記」でもご紹介してきたように、いろいろなことがありました。本人たちが「お誕生日だ」とちゃんと認識できたのは去年から、七五三のお参りで着物を着て二人とも大喜びしましたし、クリスマスにはサンタに会いに行きました。幼稚園にも入園し、生活環境が親子ともにガラリと変わりお友達もたくさんできました。そんな盛りだくさんの1年間に一つの区切りをつけるのが、なんだかさびしかったのです。

ケーキを食べながら「3歳のさーちゃん・まーちゃんとは今日でお別れね」と言うと、サーヤがゲラゲラ笑って「さーちゃん・まーちゃんどこにも行かないよ」と言いました。マーヤも笑っていました。

4歳になったらもっと楽しいことがいっぱいあることでしょう。これからどんどんしっかりしてきて、あと2年もすると小学校にも入学です。そして少しずつ、親離れしていくと思うと・・・そんなことが今からさびしいのかも知れません。

翌朝、最初に目を覚ましたサーヤにそっと言いました。「4歳のさーちゃん、おはよう」

サーヤはえくぼをひっこませて、にっこり笑いました。

二人にとって幸せな1年間でありますように。

【Photo】3歳になった頃のマーヤとサーヤ。1年間いろんな思い出をありがとう。

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2004年9月 3日 (金)

火災訓練

200409039月1日は「防災の日」だったんですね。失念しておりました。
「防災の日」に書こうと思っていたネタなのですが、遅ればせながらご紹介を。

ある日、サーヤとマーヤが二人でこんな会話をしていました。

マーヤ「火事になったらお洋服持って逃げなきゃ」
サーヤ「サーヤ、(ぬいぐるみの)ウサギさん持って逃げる」
マーヤ「マーヤも(くまのぬいぐるみの)めーちゃん持って逃げる」
サーヤ「お洋服もお人形もいっぱいいっぱい持って逃げるの?」
マーヤ「そうよ。あっ!ピアノのご本も持って逃げなきゃ」
サーヤ「ピアノは大きいから持っていかないの?」
マーヤ「そうよ。ピアノはまたパパとママが買ってくれるよ」

(^^;)おいおい・・・。

でも確かにピアノはまた買えますが、先生に赤鉛筆で花マルとかいっぱい書いてもらった本は二度と手に入りませんものね。お人形にもお金で買えない思い出がいっぱいつまっています。

二人の会話を聞いていたパパが言いました。

「火事になったら何も持たずに逃げなさい」

・・・正論です。

でもママは火事になったらサーヤとマーヤとルークを持って逃げるからね。

【Photo】消防団・・・ではありません。朝から雨だったので、カッパを着て幼稚園に行くマーヤとサーヤ

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2004年9月 2日 (木)

2学期がはじまって

20040902♪まーちゃん、一緒に幼稚園に行こうね、サーヤとおててをつないで唄いながら行こうねー・・・♪

これは双子が生まれて1週間後、マーヤだけが先に母子同室になり保育器に入っているサーヤのことを思いながら自然に思い浮かんだ自作の子守歌(?)です。マーヤの顔を見ながら何度も唄ってあげました。

35週で生まれた双子にはいろいろなトラブルが予想されていました。34週で肺ができあがるといいますので、自律呼吸はできそうでしたが他に何か十分に育っていないまま生まれてくる可能性がありました。現代の医学でも「生まれてみないとわからない」そんな状況だったのです。

結果・・・1800gで生まれたサーヤの心臓は弁が閉じておらず、血液の逆流が見られました。保育器の中で弁が自然に閉じるのを待ち、最悪は手術と言われました。

サーヤは生まれてから3週間、NICU(新生児集中治療室)に入っていました。心臓に負担をかけるから、とミルクの摂取量も少なめにしなければなりませんでしたのでいつもおなかがすいていたと思います。

マーヤと私はMRSAに院内感染してしまい、個室に隔離されました。NICUにいるサーヤとの面会も禁止されました。

パパとおばあちゃんは毎日ガラスごしにサーヤを見にいきましたが、サーヤには見えたでしょうか?

個室でマーヤと二人きりでサーヤのことを思いながら「一緒に幼稚園に行こうね」の歌を唄っていたのです。なんとか幼稚園にあがるぐらいに大きくなって欲しい・・・そう願っていたのです。NICUでひとりぼっちのサーヤもマーヤと一緒に大きくなりたい、そう切望しているような気がしました。そんな彼女の生命力を感じながらも、やっぱり不安だったのです。

サーヤの心臓はなんとか安定し、その後も1年半ほどは何度も検査を受けました。次は小学校に入学する前に検査を受けることになっています。

今ではとっても元気になったので親の心配も吹き飛び、幼稚園に入園する直前は準備などでバタバタし、「一緒に幼稚園に行こうね」の歌のことも忘れていました。

無事に幼稚園に入園し、毎日一緒に仲良く登園しています。そして無事に1学期が終わり、夏休みも元気に遊び回って、2学期が始まりました。

2学期の初日、笑顔いっぱいで登園する二人を見て、4年前の記憶が戻ってきた次第。

大きくなってくれてありがとう!

【Photo】今では元気にキッズカラオケに挑戦するサーヤ

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2004年9月 1日 (水)

次回のオリンピックは

20040901みなさん、お久しぶりです!昨日まで夏休みをいただいて、実家に帰省しておりました。今日からまたウィークデーは毎日更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

夏の終わりを実家でジージ・バーバと過ごしてきました。双子も大喜びで遊び回っておりました。その間にオリンピックも閉会式を迎え、熱かった夏も本当に終わってしまった気分です。

普段はスポーツ観戦などほとんどしない私ですが、さすがに今回のオリンピックは結構、観ました。やっぱりメダルラッシュだったからでしょうか?

前回のシドニーオリンピックは双子出産直後に個室のベッドで観ていました。あれから4年・・・生まれたての赤ん坊二人が初めての夏休みを迎え、毎日、キャアキャアと遊び回っています。

次回のオリンピックの時は双子は小学校2年生になります。今度は時差もほとんどないので、一緒に応援できそうです。夏休みの宿題をいっぱい抱えて「サザエさん」のカツオ君みたいに困っているかも知れません。毎日プールで真っ黒!かも知れませんね。

2年生にもなれば、近所を自転車であちこち勝手に走り回っているかも。う〜ん、そんなに大きくなるんだろうか・・・まだ信じられません。

4年後が楽しみなような、ちょっぴり寂しいような・・・。

次回のオリンピックでも日本選手が活躍してくれますように、そして家族そろって元気に応援できますように・・・。

【Photo】ママ、宿題って何?(サーヤ)

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