子供の価値観
今日は幼稚園の終了式。明日から双子にとってはじめての夏休みが始まります。
入園式から約3ヶ月、お友達もたくさんでき、仲良くなったり、ちょっぴり嫌いになったり、また仲直りをしたりしました。入園までは自分たちのことを「サーヤ」「マーヤ」としか認識していなかったのに、フルネームで認識するようになりました。幼稚園でのルールもおぼえ、給食のお当番をやったりもしました。遠足やミニ運動会に夏祭り・・・いろんな行事でワクワクしました。
私たち親にとっても楽しく充実した3ヶ月でしたが、子供たちの成長には目をみはるばかりでした。未熟児で生まれた二人だったので、3年保育はちょっと早いかな、と思ったこともありましたが、やっぱり入園させてよかったと思っています。
幼稚園に入園して最も大きな変化は、小さいながらも「社会」に直接、関わりをもつようになったことです。いろんなお友達がいて先生がいて、好きになったり嫌いになったり、好きと言われたり嫌いと言われたり、悪いことをしている子がいたり優しい子がいたり、毎日いろんな発見があるようです。そしてその社会の中で彼女たちなりにいろんな価値観が育ちつつあります。
私にとってちょっぴりショックなこともありました。
入園前にできれば手作りの物を持たせてあげたい、と絵本の「こぐまちゃん」シリーズのアップリケをあしらった手縫いの給食袋を作ってあげたのですが、5月の終わり頃にマーヤから「まーちゃん、もっと可愛い給食袋がいいな。みんなはキティーちゃんとかプーさんとかの持ってるよ」と言われてしまいました。
手作りで世界に一つしかない物が最高、と思うのは親の価値観。子供にとってはキャラクターがついた既製品の方が「○○ちゃんはキティーちゃん、△△ちゃんはプーさん」とアイデンティティを示しやすいのかも知れません。
親の価値観と子供の価値観は違うとわかっているものの、実際にこうやってつきつけられるとショックなものです。
子供の価値観も大事にしなければと思う一方、みんなが持ってるから、というだけで安易に合わせてしまうのも単なるブランド志向の人間を育ててしまいそうで悩ましいところです。
まだまだ子供たちの価値観は成長途上。親の価値観を押しつけるのではなくバランスをみながら子供たちのリクエストに都度都度こたえていければ、と思うのですが、なかなか難しいことですね。
【Photo】子供には子供の価値観があるのよ(マーヤ)
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