サーヤの影をとられたら
松谷みよ子さんの名作「モモちゃん」シリーズの中に、主人公のモモちゃんがウシオニという顔はウシで身体はオニというこわい怪物に影をとられてしまうお話があります。
それを知ったモモちゃんのママは、朝ご飯の目玉焼きのお皿を握りしめてスリッパのままでウシオニを追いかけ、ついにはウシオニを見つけて叱りつけ、見事モモちゃんの影を取り返すというお話なのですが、ウシオニを追いかけるママの必死さ、そしてこわいウシオニを叱りつけるママの迫力に、いざとなったら母親ってこんなものだろうな、と親の私の方が双子に読み聞かせをしながら感動しておりました。
そのお話を読み聞かせしてあげた翌朝、朝ご飯を食べながらサーヤがこんなことを言い出しました。
「サーヤの影をとられたらね・・・」
「ママが走って助けにきてくれるでしょ?」とか「ママどうする?」とか続くのかな、と期待しつつ相づちを打っていると
「パパが走って行ってね、ウシオニにメーって言って影とりかえしてくれるのよ。パパ強いもん。」
(^^;)パパでしたか。
日頃、育児主担当のパパは相当な信頼をおかれている模様。双子とパパの結びつきに安心するような、ちょっぴりうらやましいような・・・。
さらにサーヤが続けて言いました。
「まーちゃんの影とられたらね・・・」
今度はママかな?と軽い期待をしつつ相づちを打つ私。
「サーヤが走って行ってね、ウシオニにメーーーーって言うじょ」
パパと双子、3人の絆の中になかなか入れない母でございます。
【Photo】パパにお花をあげるの(サーヤ)
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