真夜中のドライブ
その日は幼稚園のプールで疲れたのか、晩ご飯も食べずに夕方6時から寝てしまった双子たち。10時頃にトイレに連れて行っても爆睡状態でした。
ご飯を食べていないので心配でしたが、無理矢理起こすのもしのびなく、そのまま朝まで寝せてあげることにしました。きっと超!早起きするぞ・・・と覚悟しつつ。
案の定、夜中の3時に二人とも起きてしまい、「ノドかわいた」と言い出しキッチンで麦茶を飲ませました。いきなりなんだかんだとおしゃべりしだす双子たち。ベッドに入ってまだ2時間ぐらいしかたっていない私は眠くて仕方なかったので「まだ夜だから寝なさいね」と二人に言い渡し、ベッドに横になりました。
私と双子は3人でクイーンサイズのベッドで寝ているのですが、私の横で二人でゴソゴソ遊んでいます。私はトロトロまどろみながら、背中で二人の会話を聞いていました。
「ねえまーちゃん、車でどこかに行かない?」
「コーベ行こうか」
どうやらベッドを車と見立てて二人でドライブとしゃれこむ様子。運転しているのはマーヤ、サーヤはお人形をいっぱい乗せて助手席に座っているようです。
二人の車はコーベに向かって出発です。きれいな夜空が見えているのかも知れません。
サーヤが運転するマーヤの横顔に向かって言いました。
「ねえ、まーちゃん」
「なあに?」
「あのね、パパとママが死んでも、まーちゃんはずっと一緒にいてね」
「うん、いいよ。マーヤがいれば大丈夫」
双子っていいなぁ・・・と思いながら、私は眠りについてしまいました。
夜中にまた目が覚めてふと見ると、二人は「車」の中で顔をよせあって眠っていました。夢の中でも一緒に遊んでいるのでしょうか。
【Photo】ずーっとずーっと一緒だよ(サーヤ&マーヤ)
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