母を超えた双子
私は虫が苦手です。苦手も苦手、超苦手!の部類です。蚊がブーンととんできてもパチンとつぶすこともできませんし、生きている虫はもちろん死んでいる虫でもこわいんです。
そんな私から生まれた双子はやっぱり虫が苦手です。夫は「お前がキャアキャア言うから二人とも虫をこわがるようになったんや」と言いますが、そうかなあ・・・。
今の季節、一番いやなのは蝉の死骸がゴロゴロ道端にころがっていること。うっかり踏んでしまったら、きっと私失神します。
先週末、ルーフバルコニーのプールで水遊びをしていた時も屋上にもかかわらず蝉が一匹死んでプールの横に転がっていました。
双子も私もキャアキャアさわいでいたのですが、近くで見る蝉に双子は少々興味をもった様子。私は全くダメ。すぐに屋上から逃げ出しました。
夫は蝉の死骸を手にとって双子にじっくり観察させたようです。
これが足、何本ある?ここがおなか。これが羽。これが顔、目があるだろう?お口をよく見てごらん、何かついてる?そうストローがついてるねえ・・・。
そんな風にじっくり教えると双子は急に蝉に興味を持ち、二人で交互にさわってみたそうです。
そして最後は手に持って屋上から部屋に逃げ込んだ私をのぞきこみ、「ママー、蝉こわくないよー、ほら」と言い出す始末。
ポトンと落とされでもしたら気が狂ってしまいそうな私は「そうよかったねー、でもママはダメー」と完全拒否です。
「よくわからないものは恐いけど、よくわかると恐くなくなるんだ」と夫の弁。双子はすっかり虫嫌いを克服したようです。
「あんたも虫嫌いでしょ?」と長男・ルークにささやきながら、私は虫嫌いのまま人生を送るつもりです。
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