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2004年6月14日 (月)

もうすぐ父の日

20040614 今度の日曜日は父の日です。幼稚園では既に父親参観日も終わり、一足早く、パパは双子たちから幼稚園で作った工作作品のプレゼントをもらっていました。

私は子供がうまれてから、自分の父が私たち姉妹にしてくれたこと、大きなことから小さなことまで、あれこれ思い出しては感謝の念を抱いたり、想いをはせたりすることが多くなりました。

私の父の世代はいわゆる高度経済成長時代を駆け抜けてきた世代です。銀行員だった父は残業もつきあいも多く、私が物心ついたころから、平日は父親と晩ご飯を食べた記憶などほとんどありませんでした。当時は週休2日制でもありませんでしたし、たまの日曜日もゴルフに出かけたり、と忙しくしていたように思えます。

それでも、私の心の中には父との思い出がいっぱいつまっています。

まだ幼稚園にも通っていないような小さい頃に一緒に散歩していたら、歩道にムシロが置いてあり、父がめくってみたら犬の死体があってビックリしたこと、幼稚園まで毎朝車で送っていってくれたこと、小学1年生の3学期の終わりに母と妹が親戚の用事ででかけ、3泊4日ほど二人きりで過ごしたこと、その最後の晩に一緒にサラダを作ったこと、たまに早く帰ってきた時に「小学○年生」の雑誌をもってかえってくれたこと、日曜日に友達と外で遊んでいた時に妹が溝に落ちてあわてて家に帰り、父に「パパ、○○ちゃんが」と言っただけなのに、慌てて裸足のまま縁側からとび出してきたこと・・・そんなことが、もう○十年も過ぎた今でも、あれこれと思い出されるのです。

私も仕事が終わって家に帰ると、既に双子は夢の中・・・ということがしばしばありますが、こんな私との思い出も、双子の心の中に残っていくのでしょうか。

父自身が知らないこんな記憶もあります。
私が中学生頃のことだったと思うのですが、母が父の古い手帳を見つけてきて私に見せてくれました。うしろのメモ部分に多分、父が祖父に書いた手紙の下書きだと思われる文章が書かれていました。それは私がまだ赤ん坊の頃の記述で、夜は遅くまでおきていて、朝は父が銀行に行く時も寝ているとか、お風呂にいれるとよく笑うとか、些細なことですが、父の当時の私への愛情が伝わるような文章でした。

普段は私たち姉妹に面と向かってあれこれ言わない父だけに、感激したことを覚えています。その記憶のせいで、今こうやって我が子の毎日を綴る日記を残しているのかも知れません。

【Photo】ママのパパはジージでしょ?(サーヤ)

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