アイシテル
恋人や夫婦の間で、そして親子の間で「大好きよ」「大切に思ってるよ」「いつも心配してるよ」・・・という言葉は口にできるけど、「愛してる」という言葉って日本人はなかなか使わないのではないでしょうか。
少なくとも私はそう。気持ちは「愛してる」んだけど、言葉として口にするのはちょっと気恥ずかしい。子供たちにも「愛してる」の言葉のかわりに「可愛いね」とか「ママの大事大事よ」とか言いながら抱きしめています。
でも、双子が2歳になり言葉を話すようになった頃、「愛してる」と言ってみました。最初はキョトンとした顔をしていた双子ですが、何度も言ってるうちに私が「愛してる」と言うと「サーヤ(マーヤ)もママをアイシテル」と言ってくれるようになりました。
3歳になった今では、時々子供たちの方から「ママ、アイシテル」と言ってくれるのですが、「ママ、だーい好き」と言われるよりも、やっぱりなんだかくすぐったい気持ちがします。
英語圏の人たちは恋人同士でも家族同士でも実にさりげなく"I love you"という言葉を使いますよね。"I love you"という言葉は直訳すると「愛してる」ですが、ニュアンスはちょっと違うのかも知れませんね。
同じようによく使う英語なのに、ちょっとニュアンスが違うかも、と思った言葉がもう一つあります。それは"beautiful"という言葉。日本語では「美しい」と訳することが多いですよね。
知人のアメリカ人夫婦の息子さんが生後1年ほどたって脳に障害があることがわかり、久しぶりに再会した時になんと言っていいのか迷いながら言葉を選びながら話していると奥さんの方が"But he is a beautiful boy. Very very beautiful."と涙をこらえた笑顔で話されました。
"beutiful"という言葉には私たちが思っている以上に愛情深い感情が入っているのかな、と思いました。
【Photo】サーヤのことアイシテル?(サーヤ)
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