消える双子
現在のように超音波検診などがなかった時代は、出産して初めて「大きなおなかだと思ったら双子だったー」というものだったそうです。産着など一人分しか用意していないでしょうから、大変だったことでしょう。早産による未熟児の出産で、育たなかった双子も多かったかも知れませんね。
最近は技術の進歩で妊娠5週頃には、超音波診断でおなかの中の胎児が双子かどうかわかるようになりました。
我が家の場合も確か5週頃にはじめて産婦人科に診ていただき、いきなり「おめでたです、双子ちゃんですよ」と言われビックリしました。
妊娠7週〜8週になると、心音が二つあることがはっきりわかるようになります。検診で「赤ちゃんの心音がちゃんと二人分聞こえますよ」と言われて感激した覚えがあります。
ところが・・・8週〜9週頃に、双子の片方の心拍が停止し、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)も小さくなり、最後には消えてしまう場合があるそうです。これは「ヴァニシング・ツイン(消える双子)」と言われる現象だとか。
胎内で一人が消えてしまっても、母体にも残った胎児にも影響がなく、出産後にも異常などおこらないそうです。
妊娠に気づくのが9週頃だったら、本当は双子だったのに気づかずにいることもあるかも知れませんね。我が家のように、5〜6週で双子と知らされていた場合は、一人が消えてしまうなんて悲しすぎます。
明日は、意図的に双子のかたわれを消してしまう「減数手術」なるものについてコメントさせていただきます。
【Photo】「私もさーちゃんも消えちゃわなくてよかったー」(マーヤ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント