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2004年3月31日 (水)

マーヤのひざ小僧

20040331公園でころんでひざ小僧をすりむいたマーヤちゃん。私が会社から帰ると、ひざのすり傷を見せてくれました。

それから毎日ばんそうこうを貼り替えて、せっせと治療(?)にはげんでいました。さすが3歳児、傷はどんどん治っていきます。ある朝、起きるとパジャマの裾をめくって「ママ、もうきじゅ(傷)なおってきたよ」と言いました。

次の週末はあたたかだったので、家族みんなで早春の海に行きました。砂浜には家族連れがいっぱい。うちの双子も砂遊びに夢中になっていました。さんざん遊んで「さあ、帰ろう」と駐車場に向かう途中、またマーヤが転んでしまいました。

「ウワーン」と泣き出すマーヤちゃん。どこが痛いのかとあわててかけよると、ズボンのすそをめくってひざ小僧を指さし、「せっかく(ヒクッ)治ったのにぃ(ヒクッ)・・・」

見るとまたひざに新たなすり傷が・・・。同じところを再びケガしたことが、相当くやしかったようです。

【Photo】「公園に行ったらころんじゃうからいやだー」(マーヤ)

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2004年3月30日 (火)

双子対決

20040330週末に生後6ヶ月の双子ちゃんのおうちに遊びに行きました。ミックス(男女)の双子ちゃんで男の子は大きめで腕白そう、女の子は小さめで可憐な雰囲気をかもし出していました。

男の子を育てる楽しさも女の子を育てる楽しさもあって、ミックスツインちゃんの子育てもなかなかよさそう、と無責任に思ってしまった私です。

我が家の双子も連れて行ったのですが、初めて間近に見る双子の赤ちゃんに興味しんしんの様子でした。行く前は「双子の赤ちゃん抱っこしたい」などと言っていたのですが、いざ赤ちゃんを前にすると恥ずかしくなったのか遠巻きに見ているばかり。それでも眠ってしまった赤ちゃんが起きないようにおもちゃを片付けたり、それなりにお姉ちゃんぶり(?)を発揮していました。

私は二人とも抱っこさせてもらい、生後6ヶ月ってこんな感じだったかしらん、と不思議な感触にひたっていました。あんなに大変だった0歳児育児でしたが、過ぎてみると「大変だった」という言葉の記憶だけで、感覚的には覚えていないんですよね。

抱っこさせてもらった双子の赤ちゃんはひたすら可愛くて、うちの双子も1時間だけ赤ちゃんにもどってくれないかしらん、などと思ってしまいました。

【Photo】「うにゃうにゃ〜」(帰宅後、赤ちゃんの真似をするマーヤ)

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2004年3月29日 (月)

初めてのサロン体験

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我が家の双子は髪の毛が伸びるのが遅く、1歳の誕生日を迎えたころはワンピースを着せても「尼さん」状態でした。

その後、少しずつ伸びてきて、3年半でやっと背中まで伸びました。その間、私が前髪を切ってあげるだけで美容室に行ったことがなかったのですが、ついに先日、ハサミを入れることに・・・。

写真はサーヤです。マーヤは私もカットしている最中にやってもらったので撮影できず(残念)。二人とも椅子に座らされるとちょっぴり緊張気味でしたが、鏡に映る自分の姿を見ながら嬉しいような、恥ずかしいような表情をしていました。

昨年11月、七五三の着付けの際にメークをしてもらった時もそうでしたが、やっぱり女の子ですね、変わっていく自分の姿を鏡でじーっと見ていました。大人しくしてくれていたので、助かりました。

はじめてのサロン体験のスタイリストは、元アクアのスタイリストのSさんとTさん。これはちょっと自慢できるかも、です。

はじめて切った5cmぐらいの髪の毛を少しずつもらって帰りました。
大事にとっておくからね。

【Photo】「さーちゃんね、髪にピンつけてもらったのが嬉しかった」(サーヤ)

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2004年3月26日 (金)

減数手術の衝撃

20040326昨日は「消える双子」についてご紹介させていただきましたが、最近、双子のかたわれを意図的に消してしまう「減数手術」なるものがあると知って、ちょっとショックを受けています。

多胎児を妊娠した母胎に危険性がある場合、手術によって胎児の一人(二人以上も可?)を消してしまう処置のようです。いわゆる「まびき」ですね。

手術は胎児の心臓に塩化カリウムを注射する方法で行われるとか・・・。注射された胎児は子宮の中でぺったんこになってしまうそうです。

(減数手術の詳細はこちらをご覧ください。厚生労働省発表の資料です。)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-5d.html

主に三つ子や四つ子の場合に行われているようですが、双子の場合でも減数手術をほのめかす産婦人科医もいるそうです。

確かに多胎妊娠は経済的にも、母胎および胎児の安全性においてもリスクが大きいです。4人の胎児を産もうとしたために、4人とも、場合によってはお母さんまで命を落とすことだってあるかと思います。

「胎児だって生きているのに可愛そう・・・」などと軽はずみに言えない状況だってあるのかも知れません。

それでも、9ヶ月間おなかの中で、なんとか二人を無事に育て産もうと、時には落ち込み、時には喜び、時には不安になりながら、まわりの人たちにもいっぱい迷惑をかけながら、そして支えてもらいながら過ごしてきた私には、どうしても割り切れない気持ちになります。

まとまりませんが、あまりの衝撃だったので書かせていただきました。

【Photo】「さーちゃんね、ママのおなかの中で頑張ったんだよ」(サーヤ)

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2004年3月25日 (木)

消える双子

20040325現在のように超音波検診などがなかった時代は、出産して初めて「大きなおなかだと思ったら双子だったー」というものだったそうです。産着など一人分しか用意していないでしょうから、大変だったことでしょう。早産による未熟児の出産で、育たなかった双子も多かったかも知れませんね。

最近は技術の進歩で妊娠5週頃には、超音波診断でおなかの中の胎児が双子かどうかわかるようになりました。

我が家の場合も確か5週頃にはじめて産婦人科に診ていただき、いきなり「おめでたです、双子ちゃんですよ」と言われビックリしました。

妊娠7週〜8週になると、心音が二つあることがはっきりわかるようになります。検診で「赤ちゃんの心音がちゃんと二人分聞こえますよ」と言われて感激した覚えがあります。

ところが・・・8週〜9週頃に、双子の片方の心拍が停止し、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)も小さくなり、最後には消えてしまう場合があるそうです。これは「ヴァニシング・ツイン(消える双子)」と言われる現象だとか。

胎内で一人が消えてしまっても、母体にも残った胎児にも影響がなく、出産後にも異常などおこらないそうです。

妊娠に気づくのが9週頃だったら、本当は双子だったのに気づかずにいることもあるかも知れませんね。我が家のように、5〜6週で双子と知らされていた場合は、一人が消えてしまうなんて悲しすぎます。

明日は、意図的に双子のかたわれを消してしまう「減数手術」なるものについてコメントさせていただきます。

【Photo】「私もさーちゃんも消えちゃわなくてよかったー」(マーヤ)

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2004年3月24日 (水)

双子を取り巻く育児環境

20040324出生率が高まりつつある双子などの多胎児ですが、育児面での社会サポートも少しずつ充実をみせています。今日はそのいくつかをご紹介させていただきます。

◆就業女性の産前・産後休暇
労働基準法で定められている産前・産後休暇ですが、多胎妊娠の場合は産前休暇を14週間取れると定められています。ちなみに単体児の場合は6週間。「2ヶ月も長く休めてラッキー♪」と思われがちですが、多胎妊娠の場合、早産などのトラブルが多く、出産予定日の14週間前から管理入院になるケースが多いのが実情です。

私の場合も、5ヶ月目に切迫流産となり入院→自宅療養→入院となりました。14週間認められている産休だけでも足らず、年休を全て使い果たした始末。多胎妊娠した女性にとって、必要不可欠な制度です。

◆出産育児一時金・配偶者出産育児一時金
「双子を出産した場合、一時金は一人分?それとも二人分?」という質問が子育て相談室などによくよせられるそうです。正解は二人分。1児につき一律30万円が支給されますので、双子の場合は倍の60万円が支給されます。

なんでも2倍かかる双子育児ですので、助かりますね。

◆低出生体重児に対する医療費助成(未熟児養育医療事業)
多胎妊娠の場合はどうしても未熟児で生まれてくるケースが多いものです。我が家の長女も1800グラム、次女も2300グラムとともに未熟児でした。

未熟児の場合は生まれてすぐ「NICU(新生児集中治療室)」で治療を受ける必要があります。24時間監視体制の治療ですので、治療費も高額です。

その費用を助成する制度がこれ。保健所または市区町村役場に養育医療給付申請書に医師の養育医療意見書、その他必要な関係書類を添付して提出し、申請が認められると、「医療券」が交付され、必要な入院養育医療を行ってもらうことができます。

◆保健所のサポート
双子が生まれると、市町村によっては保健所がヘルパーさんを派遣してくれるサービスなどがあるようです。定期健診などで保健所に行くと厚生労働省が発行している「ふたごの育児」という情報冊子などももらえます。

◆多胎育児サークル
ふたご・みつごの子育ては、単胎のお子さんの子育てとなにかと違う面があり、通常の育児書や育児アドバイスではなんともならないことがままあります。

そこで多胎児の親が集まって情報交換を行ったり、協力したりするサークルがあちこちにできています。

我が家が参加しているのはオンラインのサークルですが、「ツインズ&スーパーツインズ・メーリングリスト」。メーリングリストを通じて、情報交換などを行っています。通常のメディアでは得がたい情報が満載で、ありがたい限り。

双子っておさがりもいただきにくいし、差し上げにくいのですが、「リサイクルメーリングリスト」を利用して、おそろいの服をリサイクルしたり、双子用ベビーカーをリサイクルしてもらったりしています。

双子を生んではじめてわかる社会のバックアップいろいろ。支えて支えられて生きているんだなぁ・・・と実感しています。

【Photo】「私とルークちゃんも支えあって生きてるのよ」(サーヤ)

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2004年3月23日 (火)

最近、双子が増えているそうです

厚生労働省が配布している「ふたごの育児」という冊子に掲載されているデータによると、双子の出生率があがってきているそうです。

1975年頃までは出生1,000に対して6.4組程度だった双子の出生率が、現在、8.6組まで高まっているとか。出産116回に1組の双子の赤ちゃんが誕生している計算になります。

まだまだ少ない双子ですが、子供116人中2人は双子なので、40人クラスが3クラスあればそのうち2クラスには双子の片割れがいることになります。

うちの双子が生まれた時にもらった冊子なので、3年たって、さらに出生率が高まっているかも知れません。

双子が増えている要因として次の二つが考えられています。

一つ目は、不妊治療の増加による出生率の高まり。もっとも一般的な不妊治療が排卵誘発剤による方法のため、双子以上(みつご・よつごなど)の赤ちゃんが生まれる率が高まっています。

二つ目は、高齢出産が増えているため?科学的に解明されている訳ではありませんが、母体が高齢になるほど、双子やみつごなどの多胎児の出産率が増えるそうです。我が家もこのパターンかも・・・(^^;)。

出生率そのものが低下し、出産の高齢化が進む今日、もしかしたら双子の誕生は「種の保存本能」かも知れませんね。

明日は出生率が高まりつつある双子をとりまく育児環境についてご紹介します。

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2004年3月22日 (月)

双子学会というのがあるそうです

インターネットで見つけたのですが、双子の学会があるそうです。 http://www.twins.gr.jp/JSTS/contents.html
正式名称は「日本双生児研究学会」。

なんでも同じ遺伝子を持つ双子をいろいろな角度から研究して、「遺伝要因のなせるわざなのか、はたまた環境要因のなせるわざなのか」を考察したり、「ヒトゲノム時代の行動遺伝学研究」などもなさっているようです。

1920年代から双子のデータを集めて比較することによる「双生児法」という研究がはじまったとのこと。

なんとその研究の一環として、1948年(昭和23年)には東京大学附属学校に「双生児学級」が開設されたそうです。 毎年20組、40人以内の双生児と、約80人の非双生児を入学させ、中・高一貫教育のもとに、医学的、教育学的研究に協力しているとか。(現在でもあるんでしょうか?)

面白いアプローチですね。

確かに双子を育てていると「双子なのに、こんなところは違うんだー」などと驚いてしまうことがよくあります。先天的要素なのか後天的要素なのか、あれこれ考察しています。サンプル数が1組しかないので一般的には語れませんが、これからも我が家なりの双子研究を行っていきたいと思っています。

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2004年3月19日 (金)

双子育児の大変さと面白さ(5)

20040319■□■ これから心配なこと ■□■

「双子育児は大変だー!」と言いながらも、なんとかこなしてきた我が家ですが、ちょっと心配なことがあります。

これまでは体力的に大変なことが多かったのですが、子供が成長してくるにつれ、ほめ方や叱り方で悩むことが出てきました。

「子供はほめて育てましょう」とよく育児書などに書かれていますが、同じ月齢の子供が二人いる双子家庭では、「一人をほめる=もう一人がひがむ」という構図になることもままあり、時々、どうしたものか・・・と悩んでしまいます。

こんな状況が最初に起こったのは双子がまだ0歳の頃でした。
ようやくおもちゃを手にとって遊ぶようになり、ラッパを持って遊び始めた頃のことです。

ラッパってすぐには吹けないんですよ。最初は二人とも手にとって、ベロベロなめているだけでした。親が吹いてみせても、吹き方を説明することも難しく、なにしろ相手は0歳児、言葉もうまく伝わりません。

でも、そうこうしているうちにサーヤがひょんなことから「プー」っとラッパを吹けるようになったのです。一度、吹けると不思議なものでどんどん吹けるようになります。

得意気にプップクプー♪とラッパを吹くサーヤに向かって「わー、さーちゃん上手ねー」と手をたたいてほめ、隣に座っていたマーヤにも「まーちゃんも吹いてごらん」と言ったところ・・・マーヤは手に持っていたラッパを床に投げつけました。(*o*)

そしてそれから数ヶ月、マーヤはラッパを手に取ろうともしなくなりました。しばらくしてから自然にマーヤも吹けるようになりましたけどね。

これから成長するにしたがって、「○○ができるようになる」というハードルがいろいろ出てきて、そのたびにどのようにしてヤル気を出させるか、難しいところです。

小学校に入学すると「成績」という形で差が出てくることでしょう。一人が100点を取ってきて、もう一人がよくない成績だったとき、手放しでほめてあげていいのか・・・。一人がかけっこが得意で、もう一人は不得意だった場合、どう励ましてあげたらいいのか・・・。あれこれ考えると、どうしましょ状態になりそうです。

目の前の結果だけであれこれ言わず、本質的なところで励ましてあげたり、ほめてあげたりできればいいのですが・・・実際には難しそうですねぇ。

【Photo】マーヤがケータイカメラで撮ったセルフポートレート(心霊写真っぽいぞ)

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2004年3月18日 (木)

双子育児の大変さと面白さ(4)

20040318■□■ 1.5倍ぐらいの負荷 ■□■

3月15日の日記に「双子育児はなんでも2倍」と書きましたが、実際にはいろいろと効率化をはかって、1.5倍ぐらいの負荷でしのいできました。

例えば授乳。最初から粉ミルクや調乳ポットなどの器具を使うことはもちろん、ある程度、大きくなったら二人の頭の下にクッションを置いて寝かせ、自分たちで哺乳瓶をもたせて飲ませるようにしました。

この光景をみた母からは「可愛そうに、ミルクの時ぐらい抱っこしてあげなさいよ」と言われましたが、一人を抱っこして、もう一人がおなかをすかせて泣くよりはいいのでは・・・とわりきってやってました。授乳以外でスキンシップはなるべくはかっていたつもりです。

離乳食になると双子でよかった、と思うようになりました。

スプーンで離乳食をすくって口に入れてあげますが、最初はパクパク食べることができません。どうしても時間がかかってしまい親の方がじっと待たなければなりませんが、双子の場合は二人並べて椅子に座らせて、交互に食べさせてあげればいいので、親も子もペースが丁度いいのです。

離乳食は市販のベビーフードを使わずに、すべて手作りのものを食べさせましたが、量が少ないので、一人分を作るのも二人分を作るのも手間は一緒でした。

2歳ぐらいになると、時には添い寝をしなくても二人で寝てくれるようになりました。一人だったら可愛そうで親の方も子供だけで寝かせることなどできないでしょう。今では、二人でなんだかんだとおしゃべりしながら、楽しく寝てくれます。マーヤがサーヤに子守唄を歌ってあげていることもあります。

日中も二人で遊んでくれるようになったので、ずいぶん楽になったようです。
(まだまだ大変なことも多いようですが(^^;))

子供は1人なら1人なりに手をかけ、2人ならそれなりに手をかけたり手をぬいたりし、3人ならさらに工夫とわりきりの気持ちをもって・・・なんとかうまく乗り切れるものでは、と思っています。

明日は「これから心配なこと」について書かせていただきます。

【Photo】マーヤがケータイカメラで撮ったサーヤのアップ(ちょっと大きすぎ・・・)

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2004年3月17日 (水)

双子育児の大変さと面白さ(3)

20040317■□■ 1対2の親子関係 ■□■

閉鎖されたマンションの一室でお母さんと赤ちゃんが二人きりで過ごす毎日。育児書どおりに一生懸命やっているのに、赤ちゃんが泣き止まない、ちゃんとミルクを飲んでくれない、話相手になってくれる人もいない・・・。そのうちにお母さんは育児ノイローゼになってしまい、赤ちゃんにとんでもないことを・・・。

日々、報道される幼児虐待のニュースのかげには、こんな要素もあるのではないでしょうか?

先日、小学校6年生の双子の男の子を母親が殺してしまった事件がありましたが、この事件以外に、虐待された子供が双子だったというニュースをあまり聞いたことがありません。

双子育児の場合は「1対2(父と双子または母と双子)」または「2対2(両親と双子)」という状況が常なので、大変ながらも気持ちの逃げ場や親が客観的になれる状況が作られます。そのために、育児で親が行き詰ってしまったり、ノイローゼになったりしにくいのかも知れません。

双子が3歳になった今では、一人が叱られると、もう一人がかばったり、親の気をそらそうとしたりするようになりました。それがあまりに面白くて、叱っている最中についふきだしそうになってしまいます。

とはいえ、私はほとんど育児放棄のような母親で、育児主担当はもっぱら夫。双子育児の大変さは偉そうに語れませんが・・・。

その夫と「双子育児の負荷って2倍というより、1.5倍ぐらいだよね」と話すことがあります。明日は「1.5倍ぐらいの負荷」というテーマで書かせていただきます。

【Photo】マーヤがケータイカメラで撮ったサーヤの写真(現代っ子ですね)

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2004年3月16日 (火)

双子育児の大変さと面白さ(2)

20040316昨日の日記には「大変さ」の方を強調して書きましたが、今日は双子育児のメリットの方を書かせていただきます。

なんといっても一番よかったと思うことは子供の成長差や個性を認識しやすい点です。特に0歳〜1歳の頃は1ヶ月違うと成長の度合いが随分違います。生後6ヶ月になるのにまだハイハイしないとか、1歳になるのにまだ歩けない、などといろいろ心配なさっているお母さんも多いかと思います。

我が家の双子はともに予定日よりも5週間早く生まれたので、最初から1か月分は割り引いて成長を見ていました。それに同じ月齢の赤ん坊ですが、やはり成長に個体差があるんですよね。

おなかの中にいた時から小さかった長女・サーヤはマーヤよりも成長が遅く、なんでも3ヶ月遅れぐらいでした。1歳になる頃、マーヤは歩き始めましたが、サーヤは1歳4ヶ月ぐらいまで歩けませんでした。夜、私が会社から帰宅すると、マーヤがトコトコ歩いて玄関まで迎えにきて、サーヤがその後ろからハイハイして出てきていた光景が今でも忘れられません。

もし我が家の赤ん坊がサーヤだけだったら、お誕生日を迎えたのに歩けないことに不安を覚えたかも知れません。

我が家の双子は顔はよく似ていると言われますが、性格は180度違います。同じように育てているつもりなんですが、アウトプットは違ってくるんですよね。これもまた子供の個性を認識できて面白いです。一人だけだったら、親のしつけの仕方が間違っているのか・・・などとクヨクヨ悩んでいたかも知れません。

明日は「1対2の親子関係」についてお話したいと思います。

【Photo】お箸を使えるようになったのはサーヤの方が早かったのよ(サーヤ)

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2004年3月15日 (月)

双子育児の大変さと面白さ

20040315双子育児はなにかと大変です。
特に赤ん坊の頃はなんでも2倍手がかかりますし、親の体力ぎりぎり・・・という感じです。

子供の方も可愛そうなもので、親が一人だけの時はおなかがすいて泣いていても、もう一人が授乳中だとほったらかしにされてしまいます。ワアワア泣いている我が子を見ながら、発展途上国でもあるまいし、おなかがすいて泣いている子供なんていないよね、と思っていました。

でも、双子が生まれるとわかった時から、育児の効率化を考える親御さんが多いようです。

必需品は
・粉ミルク(一人に母乳をあげている間でも粉ミルクがあればパパやおばあちゃんが授乳可能)
・調乳ポット(常に粉ミルクに最適な温度に保ってくれるポット)
・ミルトン(ほ乳瓶の消毒剤)
・紙オムツ(布オムツの洗濯量を考えたら・・・)
・スイングラック(一人を抱っこしている間にもう一人をあやして寝かしつけるための電動のベビー椅子)
などです。ほ乳瓶を一回一回煮沸消毒してあげる愛情を、時間を節約して少しでも抱っこしてあげられる愛情に向けたい、という気持ちでした。

最初から育児の効率化を考えることが、育児ノイローゼにならない秘訣だったかも知れません。

明日は「面白さ」の部分を紹介します。

【Photo】双子育児って大変なの?(マーヤ)

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2004年3月12日 (金)

子供のくせは一過性

20040312一時期、我が家に「サーヤコレクション」なるものがありました。マンションの中庭で一つ、温泉に行っては一つ、道端で一つ・・・どこに行っても必ず小石を拾って帰ってくるのです。

拾ってきた小石はキッチンカウンターに置いてあるガラスビンやカゴに入れていたのですが、そのうちにどんどん増えていって、そのうちに我が家は採石場のようになってしまうのでは・・・と密かに心配していました。(←かなり大げさ(^^;))

クリスマスの飾り付けをする際に、子供たちには内緒でこっそりマンションの中庭にざざーっと小石を戻しました。(石の出所はお構いなしに・・・)

不思議なもので、年が明けて、気がつくと、最近はあまり小石を拾ってこなくなりました。「サーヤコレクション」も終焉を迎えたようです。

何かを集めたり、スヌーピーに出てくるライナスのようにいつも毛布を持っていたり、子供にはいろいろなクセや習性がありますが、何ヶ月か・・・あるいは何年かたつと、そんなクセもなくなることが多いようです。

いたずらにしてもそう。
我が家の双子が1〜2歳の頃は、引き出しや戸棚からなんでも引きずり出して、キッチンが足の踏み場もないほどになったこともありますが、気がつくと、いつのまにか、そんないたずらもしなくなっていました。

彼女たちの中でブームの最中は、親がどんなに叱ってもダメなんですけどね。

お子さんのクセやいたずらで困っている親御さんがいらっしゃいましたら、一度大きなため息をついて、「あとしばらくのガマンガマン」と思ってみてください。

【Photo】サーヤのコレクション、どこ行っちゃったのかしら・・・?(サーヤ)

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2004年3月11日 (木)

まあやのま

20040311平仮名もカタカナもまだちゃんと読めない双子ですが、少しずつ興味はもってきたようです。

昨年の夏に、おさがりでいただいた「あいうえお」がついた積み木で、時々、二人で遊んでいるようです。でも、字を覚えているというよりも、裏に絵が描いてあるので、その絵を見ながらあてているようですが・・・。

先日もサーヤが「パパ、これ『あ』!」と積み木をもってきたので見てみると「ひ」でした。夫が「さーちゃん、これは『ひ』だよ」と言うと、「『あ』よ!ほら、『あ・ひ・る』でしょ?」と裏の絵を見せてくれました。その絵は黄色い『ひよこ』でした。(^^;)

『ま』と『さ』は自分たちの名前についているので、覚えているようです。

双子が2歳半ぐらいの時にこんなことがありました。
家族そろって道を歩いていると、マーヤが突然「まあやのま!」と大きな声で言い出しました。「えっ?どこどこ?」とマーヤが指差す方向を見てみると・・・道路に大きな字で「止まれ」と書いてありました。

その字のあまりの巨大さに夫婦で笑いころげてしまいました。
これから一生、道路に書かれた「止まれ」の文字を見るたびに、「まあやのま」を思い出すことでしょう。

【Photo】まーちゃん、「ま」の字は知ってるの(マーヤ)

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2004年3月10日 (水)

替え歌

20040310童謡やアニメのテーマソングをいろいろ覚えて歌っている双子ですが、最近のお気に入り(?)は「サザエさん」のオープニングソング。

「お魚くわえた・・・」と前半はまともなんですが、後半はこんな感じです。

「みんなが笑ってなーい♪おひさまも笑ってなーい♪ルールルルッルー♪今日はいい天気じゃなーい♪」

二人で歌って二人でゲラゲラ笑っています。

昨夜は添い寝なしで二人で寝かせたのですが、ベッドの中で30分ほどぺちゃくちゃおしゃべりしたあげく、この替え歌を大合唱して大笑い。最後はパパに一喝されて慌てて布団にもぐりこみ、寝てしまいました。

【Photo】もう、まーちゃんの歌おかしいわよー(サーヤ)

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2004年3月 9日 (火)

子供は一日にしてならず

20040309「わが子に『ほんとうの学力』をつける本」(小宮山博仁著)という本を読みました。

本当の学力と見かけの学力の違いや、子供の生きる力を伸ばす大切さなど共感できる部分が多々あり、うなずきながら、あっという間に読んでしまいました。

中でも特に印象的だったのは「子育ては時間をかけてしかできない」ということ。

わが双子はまだ3歳児。「学力」などというレベルからはまだまだかけ離れていますが、それでも日々、いろんなことを吸収して成長し続けています。毎日毎日言って聞かせてもなかなかできないこともあれば、ある日突然できるようになったり、理解するようになったり、またまたできなくなったり・・・の繰り返しです。

例えば「トイレトレーニング」。いつかは絶対できるようになると思いながらもなかなか「おしっこ」と言ってくれなかったり、昨日できたとおもうと、またおもらしをしてしまったり・・・まじめにやると本当に忍耐のいるしつけです。(私は夫まかせだったので偉そうに語れません(^^;))

我が家で現在進行中なのは「お箸の使い方」講座。食事のたびに持たせてみるのですが、なかなかうまく行かず、最後はスプーンとフォークにもどってしまいます。でも、サーヤはある日、突然コツをのみこみ、ごはんを一膳、ペロっとたいらげてしまいました。

我が家ではまだまだこういった「短期プロジェクト」をこなしていっている段階ですが、この一つ一つのプロジェクトが積み重なって、子供の人格形成にまでおよんでいくんでしょうね。

「トイレに一人で行けること」や「お箸をちゃんと使えること」が目標ではなく、その過程でどうやって子供を励ましてあげれるか、どうやって自信をつけさせてあげれるか、かけてやる言葉の一つ一つが子供の「生きる力」の肥やしになるかどうか・・・長期的視野で子供たちと向き合っていければ、と思います。

子育ては時間をかけてしかできないけれど、いいことも悪いことも、確実に結果となってあらわれてきます。子供の叱り方などで、反省することも多々・・・。実際にはイライラの連続です。

子育て中のお父さん・お母さん、一緒にがんばりましょうね。

【Photo】まだお箸は使えないけど、洗濯バサミはこのとおり(マーヤ)

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2004年3月 8日 (月)

ハガスカシイ

20040308うちの双子はどちらも女の子なので、3歳にしてすでにかしましいです。いつのまにか覚えた言葉やフレーズを使って、毎日いろんな話をします。

でも、まだまだカタコトまじりで、時々、失笑をかっています。

先日も「公園でおともだちにあったら『こんにちは!』って言うんだよ」と言ったところ、「さーちゃん、ハガスカシイ」と言いました。

「ハガスカシイ???」

よくよく考えて「恥ずかしい」と言いたかったのだとわかりました。

他にもビンのフタを開けようとして「ムガカシイヨー」と言ったりしています。これはどうも「難しい」のことのようです。

「まーちゃん、ミカンとかりー、リンゴとかりー、好きなのよ」と言ったりもします。これは「ミカンとか、リンゴとか」と言いたいようなのですが、なぜわざわざ「りー」が入るのか謎。

「ハガスカシイ」といえば、先日、スーパーのレジに並んでいた時にレジのおばちゃんを指さして「パパ見て!このおばちゃん豚よ!」と叫ばれ、パパはとっても「ハガスカシ」かったそうです。

【Photo】そんなに見つめちゃハガスカシイ(マーヤ)

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2004年3月 5日 (金)

あなたはどっち?

20040305「ご両親は見分けがつくんですか?」と、まわりの方からよく聞かれます。

親は双子の見分けがつくものだ、とよく言われますが、確かに容易に見分けがつきます。ただ、寝ている時はよく間違えることがあります。マーヤの方が1kgほど体重が重いのですが、すっかりサーヤだと思って夜中に抱っこでトイレに連れていき、「サーヤも重くなったなぁ・・・」などと思いながら、よくよく見るとマーヤだったりして苦笑します。

写真でもほとんど見分けがつくのですが、時々、夫と私の意見が分かれることがあります。迷宮入りの写真は、きっと一生謎のままです。

私の妹が我が家に泊まりにきてくれた時にこんなことがありました。
朝、目が覚めて布団の中で妹がボーっとしていると、トコトコと双子の一人がやってきました。思わず「あなた、どっち?」と聞いた妹。かえってきた答えは・・・
「こっち」・・・(@o@)???

さて、一体どっちだったでしょう?

【Photo】「こっち」はマーヤ。3月3日のサーヤと比べてみてください。

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2004年3月 4日 (木)

脚本家サーヤ

20040304サーヤがまだ2歳半ごろのお話です。

まだカタコトのサーヤでしたが、マーヤに向かって「ジージーカイテイイネ?イイヨイイヨハ?(ここにお絵かきしていい?いいよって言って)」と答えまで強要するような問いかけをしていました。

それに対してマーヤが「イイヨイイヨ」とオウムがえしのように答えていたのが面白く、夫婦で端から眺めていました。心の中では、「お絵かきしていいかどうかは親に聞いてくれよ」と思いつつ・・・。

ままごとをしていても「マーチャン、ドージョッテイッテ(「どうぞ」って言って)」などと台詞を強要していました。気のいいマーヤは、言われるままに「ドージョ」と答えていました。

「マーチャン、サイタサイタウタッテ(チューリップの歌うたって)」と歌をねだったりもし、気がむいた時は歌ってあげるマーヤちゃん。

最近でも、サーヤがマーヤに「まーちゃん、○○してー」とねだる場面が多いのですが、赤ちゃん人形「メルちゃん」のお着替えだけは、マーヤがサーヤに「お着替えさせてくれない?」と頼んでいます。メルちゃんのお世話は得意なサーヤちゃんです。

【Photo】2歳になったばかりの頃のサーヤ

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2004年3月 3日 (水)

3月3日は「おひめさま」の日

200403032月頃から、双子たちがしきりに「さーちゃん、おひめさまのお人形だ〜い好き」とか「おひめさまは可愛いのよ」などと言うようになり、どのプリンセスのことかしらん、とあれこれ考えていたのですが、ある日、おひめさまの話をした後に「あかりをつけましょ、ぼんぼりに〜♪」と歌い出したので、「なーんだ、お雛様のことかー」と納得。

初節句の時から祖父母に買ってもらった雛人形を飾ってあげていますが、毎年、双子たちの反応が変わってきたので面白いです。

0歳・1歳の時はもちろん何もわからないので、ただお人形の前で写真を撮っただけでした。2歳になると、お雛様を見て「おひなしゃま、きれーね」と言うようになりました。3歳になった今年は、街のあちこちでお雛様を見かけるたびに「おひめさまだ〜い好き」と言うようになりました。「うれしいひなまつり」の歌もどこかで覚えてきて、自分たちで歌っています。

今年は「ママ、今夜、お雛様飾ってあげるから、二人で寝なさい」と言って寝かせつけ、夜中に雛人形を飾りました。お雛様を飾ると家の中に春が来たような気分になります。

翌朝、目が覚めた二人の第一声は「おひめさま、飾った?」

リビングにかけていき、サーヤは「わー」っと歓声をあげていました。マーヤは「どうして、もっと低いところに飾ってくれなかったの?」とブーイング。お雛様を直接、さわってみたかったようです。

小学生ぐらいになったら、一緒に飾りつけをしたいと思っています。今日は嬉しいひなまつり。二人とも、幸せな女の子に成長しますように。

【Photo】さーちゃん、「おひめさま」だ〜い好き(サーヤ)

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2004年3月 2日 (火)

マーヤ前世の記憶

20040302家族全員で晩ごはんを食べている時に、突然マーヤがこんなことを言い出しました。

「まーちゃん、昔、男の子だった時ね、赤いウルトラマンのお人形を持っていたのよ。お兄ちゃんがね、そのお人形の首をね、包丁で切ってしまってね、まーちゃん泣いてしまったの」

「まーちゃん、幼稚園に行ったらね、男の子も女の子もみんなきてて、まーちゃん座るところがなかったのよ。そしたら先生が『もうみんな座っているから座れないわよ』って言って、まーちゃん悲しかったけど、一人でおうちに帰ったの」

「まーちゃんが男の子だった時、お部屋にストーブがあってね、そこにまーちゃんが紙を入れたらボーっと燃えてしまって、ママに怒られたの」

以前にも「仮面ライダーが好き」と言って見たこともないはずのライダーキックの真似をしたことがあり、夫と本当に前世の記憶があるのかも、と話していましたが、その日は突然、いろいろな話をしだしたので、ちょっとビックリ。

どこまでが記憶でどこからが想像の話かわかりませんが、話の内容と時代を考え合わせると小さい頃に死んでしまった可能性大。そう思うと、マーヤの小さな肩や背中をみて不憫でなりませんでした。今度は大人になるまで大事に育ててあげるからね。

【Photo】まーちゃん、昔は男の子だったんだ(マーヤ)

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2004年3月 1日 (月)

2歳児マーヤの家出願望

20040301マーヤが2歳半ぐらいの頃のお話です。
テレビで家出少女の特集を見ていたマーヤちゃん。その翌日にカタコトでこんなことをつぶやきました。

「ネーチャン、パパメッテッテ、ポンテッタネ(お姉ちゃん、お姉ちゃんのパパに怒られてたたかれてたね)」

「そうねえ、かわいそうだったね。まーちゃんもパパによく怒られるけど、おうちを出て行こうとは思わないでしょ?」と聞いてみたところ、無言の反応・・・。

「もしかしてパパに怒られたら家出してやろう、とか思ってんの?」と聞いてみたところ「ウン〜」と言いました。(@o@)

「おうちを出ていったらどこで寝るの」と聞くと「ベッド」と答えました。

「でも、おうちを出ていったら、どこに行ったらいいかわかる?」と聞くと「シェンシェイ(先生)」と答えました。どうやら、家出をしたらかかりつけの小児科のK先生のところに行くそうです。ここだと歩いて行けるし、道もわかるし、ベッドもあるから?

「K先生のところはお薬しかないから、アンパンとかお菓子とかご飯とか食べれないよ。朝から『マーヤちゃん、ほーらお薬どうぞ』って言われて、お昼にも『お昼だよ、お薬どうぞ』って言われるんだよ。それでもいいの?」と聞くと、「イヤ」と言いました。

サーヤにも聞いてみるとマーヤと一緒じゃないと家出しないと言いました。自分一人だとどこに行っていいかわからなかった模様。(K先生の病院までの道がわからなかったようです)

怒ってうかつに外に放り出さないように気をつけようと思った母でした。

【Photo】ママが怒ったら家出しちゃうじょ〜(マーヤ)

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