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2004年1月19日 (月)

出生の秘密(1)受胎告知

今週は双子出生の秘密(?)をこっそりご紹介します。

「不妊治療をされていましたか?」
診察台の向こうから、お医者様にこんなことを聞かれました。

「もしかして妊娠?」と思い、産婦人科で診ていただき、尿検査の結果「妊娠なさっています。赤ちゃんの様子を超音波でみてみましょう」と言われてのぼった診察台での出来事です。

「いえ」と答える私に先生は思いがけない一言をおっしゃいました。

「双子ちゃんですよ。心音が二つ聞こえます。」

自分が双子に生まれたかったぐらい双子に憧れていた私は、その言葉を聞いて思わず診察台の上でガッツポーズをしてしまいました。

まさかまさか・・・私が双子のママになるなんて・・・。
身体が震えるぐらい嬉しい一瞬でした。

診察室の外で待っていてくれた夫にすぐ報告しました。
「妊娠してた!しかも双子だって!」

夫も跳び上がらんばかりに喜んでくれました。

診察の後、初めての妊娠だったので、夫婦そろって助産婦さんの指導を受けることになりました。ニコニコ顔で並んで座っている私たちに向かって、カルテをちらっと見た年配の助産婦さんが一言。「双子ちゃんなのね」

「はい〜」満面の笑顔で答える私たち。

「喜んでいられるのも今のうちよ〜。双子ちゃんは大変なんだから。」

ひゅるるるるぅ〜・・・。一気にしぼむ私たちの笑顔と期待。

時は2月、「双子の大変さ」の本当の意味を知るのは、それからしばらくあとのことでした。

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