ルークの日記(3)ミルクを飲むモゾモゾ
モゾモゾは毎日、ママのおっぱいとミルクを飲んでいました。ボクも赤ちゃんの頃はミルクを飲んでたけど、1日に3回しか飲ませてもらえませんでした。なのにモゾモゾは1日に何回もミルクとおっぱいを飲みます。
しかも飲み始めて飲み終わるまでとても時間がかかります。ボクだったらゴクゴク飲んであっというまに終わるのにモゾモゾはダメなやつらのようです。ボクはちょっぴり優越感にひたりました。
モゾモゾがミルクを飲み始めるとママもパパもしばらくモゾモゾを抱っこしたままなので、ボクと遊んでくれなくなります。ボクは腹が立って、モゾモゾがミルクを飲み始めると、「おしっこ出そう」という顔をしてベランダのサッシを開けてもらうことにしました。(ボクのトイレはベランダにあります)
最初は「ルーク、またおしっこなの?」と言いながら、サッシを開けてくれていたのですが、毎回やっているとパパから「お前わざとやってるやろ。いい加減にしろ!」と怒られました。でも本当におしっこがしたい時もあったので、そんな時はわざと部屋の中でやってしまいました。
「おしっこ出そう」作戦がうまくいかなくなったので、次は「ボクもミルク」作戦に切り替えました。モゾモゾがミルクを飲み出すと、ボクがおもちゃにしている500mlの空きペットボトルをくわえてきて、ママに「ボクにも飲ませて」と目でうったえるのです。
ママは優しい顔で「あらあらルークも赤ちゃんになったの?」と言います。でも遊んではくれません。
おっぱいとミルクを飲んでモゾモゾは少しずつ大きくなってきました。最初はモゾモゾしていただけですが、そのうちにベッドでごろごろし始めたり、座って遊ぶようになりました。でもボクにはあまり興味がないようでした。パパとママが言うこともあまりわかってないようでした。ボクは「待て」とか「こっちにおいで」とかわかるのにまだまだ小さいから仕方ないなと思いました。
モゾモゾが前足と後ろ足で歩けるようになったら、ボクがいろいろ教えてあげようと思いました。だってボクはお兄ちゃんなんだから。
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