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2003年12月26日 (金)

忘年会

会社の忘年会に参加している最中、夫からケータイメールが届きました。タイトルは「忘年会」、本文なし、添付写真が1枚。

私が推察するに、これは行きつけのバイキングのお店。しっかり3人(夫+双子)で忘年会を催していた様子。

その後、「2次会」と題したメールも届きました。もちろん写真付きで。

「ダンナが忘年会続きでいやになっちゃう」とお嘆きの貴女・・・たまにはお子さんと忘年会と称してパーっと行くのもいいかもです。

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2003年12月25日 (木)

サンタの誤算

23日の晩にクリスマスパーティーをやってしまった我が家ですが、おかげで我が家担当のサンタさんは大変な悲劇に巻き込まれてしまいました。

今年はじめて我が家の双子にプレゼントを用意することになったサンタさん、双子のリクエストにこたえて「赤ちゃん人形・メルちゃん」を仕入れることに。

イマドキのサンタはネットでプレゼントを注文します。これまでも情報を仕入れていた「トイザらス」にアクセスしたところ・・・ガーン!・・・「メルちゃん入門セット」が売り切れている・・・。そんな、まさか・・・。

サンタさんは気をとりなおして「楽天市場」をのぞきます。検索機能でヒットしたショップを1軒1軒クリック。・・・ガーン!・・・どこも売り切れ。

やっと「残り5セット」というショップを見つけました。仕入れ価格も手ごろです。クリスマス・ラッピングもしてくれるとのことなので、迷わず2セット注文しました。

到着日時指定は「12月23日(祝)20時〜21時」、イブの晩のお届けに十分間に合う時刻です。

23日のお昼、双子のパパとママから連絡を受けたサンタさん。
「突然ですが、今夜、クリスマスパーティーをやってしまいますので、プレゼントは今晩、届けてください」

(今晩じゃと?急なことじゃの。21時までにはプレゼントも届くから、まあよしとしようぞ。)

とはいえ万全を期して、パパとママへの御返事はプレゼントを受け取るまで待ちました。20時半過ぎにショップから大きなダンボール箱が届きました。(よしよし、これでプレゼントもそろったし、パパさん・ママさんに御返事するかの)

サンタさんから「今夜おうかがいします」連絡をもらったパパとママ、双子にそっと告げました。「今晩、サンタさんが来るから早く寝ようね。プレゼント楽しみね。」

そして夜中にプレゼントを届けようとダンボール箱を開けてみたサンタさん。開けてビックリ!中には「メルちゃん入門セット」が1セットのみ・・・。(んなアホな)

あわててパパさんとママさんに連絡しました。パパとママもがっかり。朝になり、双子もがっかり→大泣きしてしまいました。

24日の朝、サンタさんはネットショップに文句を言って、もう1セットはキャンセルし、あわてておもちゃ屋さんにかけこみましたとさ。

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2003年12月24日 (水)

サンタクロースってるんでしょうか?

「サンタクロースっているんでしょうか?」という本をご存知ですか?
ある少女からの投稿に新聞記者が書いたお返事を本にしたもので、私はとても気に入っています。

私は「サンタクロースはいる」と信じている一人です。

子供がいるおうちにトナカイがひくソリに乗って赤い服着たサンタクロースが夜中にやってくる・・・というお話はつっこみどころが多々ありますが(^^;)、小さな子供にイメージさせるには、なかなかいいお話だと思います。

そしてサンタクロースの実態は・・・私はみんなの心の中にいると思っています。サンタクロースがかけた「魔法」で私たちはまわりの人たちにプレゼントを贈りたくなるんじゃないかと思っているんです。

世界に最も影響を与える「魔法使い」ですね。

今夜は魔法の力に酔いしれて、楽しいひと時を過ごしたいものです。

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2003年12月23日 (火)

サンタはルークに・・・

今日はお休みなので、自宅でクリスマスケーキを作りました。以前はよく作っていたのですが、双子が生まれて以来、気持ちの余裕がなく、久しぶりの手作りです。

12月に入ってすぐクリスマスグッズで部屋の飾りつけをし、今年からは双子に「いい子にしてたらサンタさんがプレゼントを持ってきてくれるよ」と話をして、どんなプレゼントが欲しいか、わあわあ話し合っていました。

そんな中、マーヤがぽつりと一言。

「サンタさん、ルークちゃんにもプレゼント持ってくるかなあ」

ああ、母は思いいたっておりませんでした。可愛そうなルークちゃん(愛犬・4歳オス)・・・。

ワンコ用ビスケットでもプレゼントしようかなあ。

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2003年12月22日 (月)

サンタの隠れ家

この週末はすごい出来事がありました。

我が家の双子が「サンタの隠れ家」に招待されたんです。サンタ・クロースからちゃんと招待状も届きました。

当日の朝、二人にそっと打ち明けました。
「サンタさんからお手紙がきて、ボクのおうちに招待しますって。さーちゃん、まーちゃんどうする?」

今年になってようやくサンタの存在がわかるようになった二人は、コトの重大性がわかったようなわかってないような妙な表情をしてみせました。でも、「サンタさんのおうちには子供しか入れないけど、行ってみる?」とたずねると二人とも神妙な顔でコクンとうなずきました。

「サンタの隠れ家」は某デパートの1階にありました。クリスマスシーズンになると、クリスマスの物語仕立てになったウィンドウが毎年話題になるデパートです。今年はサンタのおうちで小人たちがクリスマスの準備をしている物語でした。そのウィンドウの一つに「サンタの隠れ家」がありました。

夕方の集合時間にサンタから指定された集合場所に行くと、他にも招待された子供たちが待っていて一人ずつ順番に「サンタの隠れ家」に呼ばれていきます。そこでサンタ・クロースとお話をして、抱っこしてもらって、プレゼントをもらってバイバイします。

もうお気づきでしょうか?「サンタの隠れ家」は全然隠れていないんです。だって、ウィンドウの中なんですもの。呼ばれて入っていくと、ガラスの向こうに黒山のひとだかり。明るい照明に照らされて、子供たちはみな緊張している様子です。

ウィンドウの袖(?)に並んで順番待ちしていたサーヤ・マーヤも次第に緊張してきた様子。なぜか親の私も緊張してしまいました。(^^;)

ついに順番がやってきました。サンタに呼ばれて、階段を3段のぼります。まず最初にサンタにプレゼントしようと用意してきたチューリップのお花を1本ずつ渡しました。サンタはにっこり。

そしてサンタに抱っこしてもらいました。日本語まじりの英語で話しかけられてモジモジする二人。思わず声をかけそうになる自分を抑える母。緊張はしているものの、泣き出したりしなくて安心しました。

たった2,3分の出会いでしたが、お菓子のプレゼントももらって、二人はとても嬉しかったようです。

大人になっても、「夢か現実か覚えてないけど、私、本当のサンタに会ったのよ」といつまでも心の片隅に覚えていてくれたら素敵だなあと思っています。

皆さんも楽しいクリスマスをお過ごしください。

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2003年12月19日 (金)

ルーク日記(5)ボクはお兄ちゃん

20031219モゾモゾはどんどん大きくなりました。1匹は「さーちゃん」、もう1匹は「まーちゃん」と呼ばれています。おうちに来た時はボクよりも小さかったのに、今では2匹ともボクより大きく、後ろ足だけで立って歩きます。

大きくなるにつれて、ボクにも興味を持ち出して、ボクのヒゲをひっぱったり、しっぽをつかんだりするようになりました。ヒゲをひっぱられるとちょびっと痛いけど、ボクはお兄ちゃんだからガマンします。でも、パパがひっぱった時は「ウ〜」とうなります。

小さい時はボクと同じようにお口がきけないモゾモゾでしたが、いつのまにか、パパやママのようにペラペラとお話するようになりました。ボクのことも「クーク」と呼ぶようになりました。ボクも真似してお話してみようと努力するのですが、口から出る言葉は「ウグウグ」とか「ワン」とか「キャン」とか「クゥーン」しかでません。

ある日、ボクは悪いことをしてママから叱られました。ママはボクに「ルーク、ごめんなさいって言いなさい」と言いました。ボクはさーちゃんやまーちゃんみたいに「ごめんなさい」と言おうと思ったのですが、どうしても言葉が出ないので下を向いて涙をこらえていました。すると、さーちゃんが横から「ママ、クークはお口がきけないのよ。犬だから、ごめんなさい言えないのよ」と言ってくれました。ボクは「さーちゃん、ありがとう」と思いました。

さーちゃんとまーちゃんは毎日、おままごとをして遊んでいます。時々、ボクに「これルークのお弁当よ」と言ってままごとのお弁当を作ってくれます。ボクはクンクンにおいをかいでみて、ちょっと食べる真似をしてみせます。

スーパーの袋をシャカシャカ言わせてボクと追いかけっこ遊びもします。さーちゃんもまーちゃんもボクが逃げるとキャアキャア言って喜ぶので、ボクははりきって部屋の中を走り回ります。

さーちゃんは時々、こっそりボクにビスケットをくれます。まーちゃんはくれません。

さーちゃんもまーちゃんも時々、「クークだあい好き」と言ってボクのことを抱きしめてくれます。そんな時ボクは妹って可愛いなあ、と思います。

ボクはさーちゃんとまーちゃんが大好きです。もうモゾモゾじゃないけど、今でも可愛いボクの妹たちです。これからもボクはさーちゃんとまーちゃんを守ってあげたいと思います。

【Photo】さーちゃん、クークがだあい好き(サーヤ)
ボ、ボクもさーちゃんがだあい好き(ルーク)

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2003年12月18日 (木)

ルークの日記(4)モゾモゾがゴハンを食べた!

20031218ボクは毎日朝晩1回ずつ、カリカリのゴハンを食べます。「ルーク、おなかすいた?」とママが言うとゴハンの合図です。ボクはこの言葉を聞くと何をしていてもベランダにとんでいってカリカリのゴハンを食器に入れてもらうのを待ちます。そして「マテ!」と言われて待ち、「ヨシ!」という合図で食べ始めます。食事の時間はあっというまで、1分ぐらいでたいらげてしまいます。

カリカリのゴハン以外は食べると怒られます。パパとママが食べているゴハンはカリカリのゴハンよりもとってもおいしそうなにおいがするので、いつも食べてみたくて仕方ありません。でも、パパとママがゴハンを食べている時に食卓のまわりをウロウロして、落ちたものをこっそり食べたらパパに思いっきり叱られました。

モゾモゾもミルクしか飲ませてもらえないので、ボクと一緒だと思っていました。でも、ある日びっくりするような事件が起きました。

その日、ママがおいしそうなにおいのゴハンを作っていました。「最初は野菜スープから飲ませるのよ」ママがパパにそう言っていました。モゾモゾはテーブルがついた椅子に座らされていました。

「さあできた」ママが野菜スープをお椀に入れてリビングに持ってきました。そしてモゾモゾの前に座り、スプーンでスープをすくってモゾモゾの口にもっていきました。「アーンして」

(ソレ、タベタラ、パパニオコラレルヨ)

ボクはあわててモゾモゾをとめようとしました。でもモゾモゾはお口をまあるく開けて、スプーンからスープをコクンと飲んでしまいました。「オイチイデチュカ?」ママが嬉しそうに笑いました。

(モゾモゾガ、ゴハンヲタベタ)

ボクは目を丸くして驚きました。ボクの仲間だと思っていたモゾモゾがパパとママと同じようにスプーンでゴハンを食べたのです。

(ドーシテ、モゾモゾハ、ゴハンヲタベテモイイノ?)

ボクはママの目を見て聞いてみました。でもママは「ルークも食べたいの?だめよ」と笑って言うだけです。

その日からモゾモゾはいろんなゴハンを食べ始めました。真っ白なシチュー、トマトが入った真っ赤なシチュー、おかゆ、納豆、ヨーグルト・・・。モゾモゾは出されたゴハンは全部たいらげました。

しばらくすると、モゾモゾは自分たちで手づかみで食べ始めました。まだ小さいので食べるよりもこぼす方が多くて、ボクはモゾモゾがこぼしたゴハンをこっそり食べてみました。パパとママのゴハンを食べると怒られるのにモゾモゾのゴハンを食べても不思議に怒られませんでした。ママがパパに「ルークがお掃除してくれるから助かるわあ」と言っていました。

モゾモゾがゴハンを食べるようになったことは、とてもショックなことでしたが、ボクもおこぼれをもらえるのでまあいいか、と思うようにになりました。

ある日、ボクはおなかが痛くなりました。そして食べたばかりのモゾモゾのゴハンをもどしてしまいました。ウンチもビチビチになりました。パパがボクを病院に連れていきました。病院では点滴をされました。その日の晩ゴハンは食べさせてもらえませんでした。

その日からボクはモゾモゾのゴハンを食べると怒られるようになりました。「ルーク、ダメよ。食べすぎでおなかこわしちゃったでしょ?」

モゾモゾはミカンやお菓子も食べるようになりました。

(ボクノホウガ、オニイチャンナノニ、ドウシテ?)

モゾモゾがおいしそうに食べている顔を見るたびにボクは悲しくなりました。

【Photo】今でもトリミングに行く直前はモシャモシャルークです

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2003年12月17日 (水)

ルークの日記(3)ミルクを飲むモゾモゾ

モゾモゾは毎日、ママのおっぱいとミルクを飲んでいました。ボクも赤ちゃんの頃はミルクを飲んでたけど、1日に3回しか飲ませてもらえませんでした。なのにモゾモゾは1日に何回もミルクとおっぱいを飲みます。

しかも飲み始めて飲み終わるまでとても時間がかかります。ボクだったらゴクゴク飲んであっというまに終わるのにモゾモゾはダメなやつらのようです。ボクはちょっぴり優越感にひたりました。

モゾモゾがミルクを飲み始めるとママもパパもしばらくモゾモゾを抱っこしたままなので、ボクと遊んでくれなくなります。ボクは腹が立って、モゾモゾがミルクを飲み始めると、「おしっこ出そう」という顔をしてベランダのサッシを開けてもらうことにしました。(ボクのトイレはベランダにあります)

最初は「ルーク、またおしっこなの?」と言いながら、サッシを開けてくれていたのですが、毎回やっているとパパから「お前わざとやってるやろ。いい加減にしろ!」と怒られました。でも本当におしっこがしたい時もあったので、そんな時はわざと部屋の中でやってしまいました。

「おしっこ出そう」作戦がうまくいかなくなったので、次は「ボクもミルク」作戦に切り替えました。モゾモゾがミルクを飲み出すと、ボクがおもちゃにしている500mlの空きペットボトルをくわえてきて、ママに「ボクにも飲ませて」と目でうったえるのです。
ママは優しい顔で「あらあらルークも赤ちゃんになったの?」と言います。でも遊んではくれません。

おっぱいとミルクを飲んでモゾモゾは少しずつ大きくなってきました。最初はモゾモゾしていただけですが、そのうちにベッドでごろごろし始めたり、座って遊ぶようになりました。でもボクにはあまり興味がないようでした。パパとママが言うこともあまりわかってないようでした。ボクは「待て」とか「こっちにおいで」とかわかるのにまだまだ小さいから仕方ないなと思いました。

モゾモゾが前足と後ろ足で歩けるようになったら、ボクがいろいろ教えてあげようと思いました。だってボクはお兄ちゃんなんだから。

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2003年12月16日 (火)

ルークの日記(2)モゾモゾがやってきた

9月が終わろうとしたある日、パパが誰かに電話していました。

「ルークがいるところに赤ん坊がやってきたら『こいつら、ボクのあとから家にやってきた』とルークが思うやろうからルークを外に連れ出して、その間に赤ん坊を連れて帰って、そこにルークを連れて帰るわ」

そしてボクはいつものお店にトリミング(犬の散髪屋さん)に連れて行かれました。トリミングしてもらってすっきりしたボクは迎えにきてくれたパパにじゃれついて「ありがとう」と言いました。

でも車に乗った時にはじめて嗅ぐにおいがしました。
(クンクン・・・ナンダロウ、コノニオイハ・・・)

おうちに帰るとママのにおいがしました。ボクは嬉しくて嬉しくて玄関から走って部屋の中に向かいました。ママはソファーに座って待っていました。

「ルーク!元気だった?ママ、ルークに会いたかった。さびしかった?ごめんね」

ママはボクを抱っこしてくれました。でも、ママの身体にもはじめてのにおいがしました。
(クンクン・・・ママノニオイニ、ホカノニオイガツイテル)

そのにおいはベッドの部屋からしました。ボクはベッドの部屋にとんでいきました。何日か前からパパとママのベッドの横に小さなベッドが置かれていて、そのベッドの上に何かがいました。それはモゾモゾしていて甘ったるいようなにおいがしました。

(コレハナニ?ウゴイテルゾ。キケン?ナンノニオイ?)

ボクがモゾモゾのまわりをクンクン嗅ぎまわっていると、ママがやってきて言いました。「ルーク、赤ちゃんよ。ルーク、お兄ちゃんになったのよ。赤ちゃんのこと、可愛がってね」

モゾモゾは赤ちゃんというようです。2匹もいました。そして時々、「おぎゃあおぎゃあ」と泣きました。そのたびにボクは何事かと思い、パパやママよりも早く、ベッドに見に行きました。

夜寝ている時もモゾモゾは突然「おぎゃあおぎゃあ」と泣き始めます。そのたびにボクは目が覚めてしまうので、すっかり寝不足になってしまいました。パパもママも寝不足でイライラしていました。
(コンナウルサイモノ、ドコカラモラッテキタンダロウ)

モゾモゾがやってきた日から、お客さんが増えました。おじいちゃんとおばあちゃんもやってきて、ボクはお正月の時のように遊んでもらおうと思ってはりきっていたのですが、二人ともモゾモゾを抱っこするのに夢中でした。モゾモゾはワンともなんとも言わないのに二人とも「可愛い〜」と言って目を細めるのでボクはくやしくなりました。

パパとママはモゾモゾがやってきて以来、忙しそうでした。ボクと遊んでくれる時間も減ってボクは悲しくなりました。モゾモゾなんて大嫌いだ。ボクはそう思いました。

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2003年12月15日 (月)

ルークの日記(1)ママがいなくなった日

今週は、双子より1歳年上の愛犬ルーク(ミニチュアシュナウザー・4歳)と双子の交流をルークの視点でお届けいたします。

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ボクの名前はルーク。生後45日でパパとママのおうちにもらわれてきました。パパとママは優しいけど時々怒ります。パパは怒るとこわいけど、ママは怒ってもちっとも恐くありません。

ボクがおうちにやってきた頃はしょっちゅうお外に連れて行ってもらいました。公園に行って遊んだり、お店にお洋服を買いに行ったりしました。どこに行ってもみんなが「可愛い〜♪」と言いながら、ボクの身体をなでてくれるのでボクは嬉しくて嬉しくて毎日はしゃいでいました。

ボクがおうちにやってきたのは11月のことでした。お正月はママのパパとママのところに行きました。ママのパパとママもボクにとっても優しくて、ボクが何かするたびに写真をとったりキャアキャア言ったりしていました。

お正月が終わり、寒い毎日が続いていた頃、ママの具合が悪い日が増えてきました。ごはんを見ると「気持ちが悪い」と言って、カイシャから帰るといつも寝ていました。ボクはママがこのまま死んじゃうんじゃないかと心配になってきました。

やがてあたたかい春がやってきました。ママの調子は少しよくなりました。でも、ママのおなかは毎日少しずつ大きくなってきました。ボクはおなかの中に悪い虫がいるんじゃないかと心配でママのおなかをクンクンにおってみました。

5月になったある日、ママがカイシャに行ったまま帰ってきませんでした。パパだけ帰ってきて、ボクにこう言いました。「ママはニューインしちゃったから、しばらく帰ってこないよ」

次の日もその次の日もママは帰ってきませんでした。ボクはさびしくてさびしくて死んじゃいそうでした。

10日ほどしてママは帰ってきました。でも、おうちに帰ってきても寝てばかりでボクをお外に連れていってくれません。ママはもうカイシャに行かなくなりました。ママが毎日おうちにいるのでボクは嬉しかったけどママのおなかがどんどん大きくなるので、やっぱり心配でした。

夏がやってきました。ママのおなかはもうはちきれそうです。相変わらず、寝てばかりいます。そして1日に何回も体重をはかっていました。ゲンエン生活をしているので大好きなおソウメンが食べれないとなげいていました。

7月のある夜、ママがトイレから出てきてパパに泣きながら言いました。「またシュッケツしたの。どうしよう」そしてボクを呼んでこう言いました。「ルーク、ママね、またニューインするかもしれない。ルークと会えなくなっちゃう。どうしよう・・・」ママは泣いていました。ボクも悲しくて悲しくてクンクン泣きました。

そしてママはパパと一緒にどこかに行ってしまいました。パパは朝まで帰ってきませんでした。

その後、ママは帰ってきませんでした。パパも毎日どこかに出かけていきます。ボクはさびしくてさびしくて、お部屋の中の植木鉢の土を食べたり、テーブルの足をカジカジしたりしました。そしてパパが帰ってくるたびに叩かれました。そのたびに「ママに会いたい」と思いました。

9月19日、ボクの1歳の誕生日がやってきました。パパがお祝いしてくれました。でもママは帰ってきません。「もうママには会えないの?」ボクはベランダから空を見上げてはママのことを考えていました。

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2003年12月12日 (金)

双子道楽(その5)同じクラスに二人のわが子

20031212_2来年の4月から、我が家の双子は幼稚園に入園する予定です。先月、制服の採寸も終わり、1月には体験入園、2月には制服受け取り、3月には入園説明会・・・と毎月イベント(?)が続きます。

入園申込みにあたり、夫と私が悩んだことがあります。それは二人を同じクラスにしてもらうかどうか、ということです。

小学校に入ると双子はたいてい別々のクラスになるようです。兄弟以上にライバル心が出てくるので、同じクラスでお互いが比べられないように、という配慮だと聞いています。

でも、まだ3歳の二人をいきなり別々のクラスにするのはどうだろう・・・と悩んでいました。

願書を提出した後に親子面接があったのですが、その際にクラス分けについて園長先生に相談してみたところその幼稚園では双子は原則同じクラスに入れるとのこと。「その方が親御さんも楽でしょうし、お子さんにとってもいいのでは?」とのことでした。

確かにクラスが分かれると、参観日の時など大変かも知れません。二人でくっついてばかりで他のお友達と遊ばない、など悪影響が出てくる場合以外は同じクラスで保育してくださるとのこと。とりあえず同じクラスで様子を見てもらおうと思っています。

同じクラスにわが子が二人いる、というのもちょっと面白いかも・・・と期待しています。

だって日々の行動を客観的に教えてもらうことができるじゃぁないですか。「まーちゃん、今日ね先生から叱られたのよ」などと告げ口まがいのこともあるかも知れません。逆に「さーちゃんが○○くんをいじめたってみんな言うけど、本当は○○くんがさーちゃんを叩いたのよ」と目撃証言をしてくれるかも知れません。

幼稚園から帰ってきて、その日の出来事やお友達のことなどで二人がワイワイと話しあうのを楽しみにしている母でした。

【Photo】毎日ごはんいっぱい食べて大きくなったら幼稚園に行くんだよ(マーヤ)

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2003年12月11日 (木)

双子道楽(その4)入れ替わり作戦

20031211双子は仲がいい、とよく聞きますが、我が家の双子も確かに仲良しです。ケンカもしょっちゅうですが、「ケンカするのは仲よき証拠」・・・でしょうか。

まだ幼稚園にも保育園にも行ってないので、毎日、朝から晩まで二人であきもせずに遊んでいます。

別々に遊ぶことはあまりなく、一人が何かを始めるともう一人も一緒に遊び出します。たいてい遊びを始めるのはマーヤの方です。マーヤが遊び始めたおもちゃをサーヤが欲しがってケンカになる・・・というのがいつものパターン。

ケンカにならず、一緒に遊びをふくらませていることもあります。おままごともそうですが、ダンボールで作ってあげた「車」に乗って「コーベ」に行ってみたり、ベッドに懐中電灯を持ち込んで布団にもぐってキャアキャア遊んだり(親の方は意味不明な遊び)、ベッドルームのドアを閉めてゲラゲラ笑いながら秘密の遊びをしたり(たいていは洋服タンスの中味を全部出して遊んでいる)・・・二人だけにわかる「笑い」を共有しているようで、うらやましい限りです。

もう一つ、双子ならではの面白い遊びがあります。

私たち親は二人の違いがあきらかにわかるのですが、時々、サーヤが妙にマーヤにそっくりの日があり、「あれっ、あなたまーちゃん?」と聞いたとたんに「うん、私マーヤよ」から始まり、マーヤが「私はサーヤよ」と言い出します。親の方はすぐに真実がわかるのですが、そのあともしばらく入れ替わったまま、逆の名前を呼び合いながら遊んでいます。

もう少し大きくなったら、「入れ替わり作戦」でまわりを混乱させるかも知れませんね。楽しみ、楽しみ(^^)

【Photo】ベランダに置いてあるジャングルジム=「オウチノコーエン」でもよく遊びます。

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2003年12月10日 (水)

双子道楽(その3)楽しいおままごと

20031210 「おままごと」は我が家の双子のお気に入りの遊びの一つです。「今日はさーちゃんママ」「じゃあ、私はまーちゃんパパ」などと言い合って、その日の役を決めています。二人の関係は夫婦だったり親子だったり・・・日によってコロコロ変わります。

二人のおままごとはなかなかダイナミックで、お人形を集めて「双子パーティー」を催す日もあればベッドにおもちゃをいっぱい持ち込んで「ここ森のおうちね」などと決めてみたり、本物の食卓を二人で動かしてキッチンに見立てて遊んでみたり・・・後片付けが大変です。

同じ年の二人なので、どちらが指図をするわけでもなく、はたで聞いていると、なんだかんだとしゃべりながら二人で創意工夫をしながら二人だけの世界に入り込んでいる様子。ちょっとうらやましい光景です。

でも、第三者から見るとぐちゃぐちゃの中で遊んでいるんですけどね。二人の目にはファンタジーの世界が広がっているのかも知れません。

しばらくは仲良く遊んでいますが、そのうちにケンカが始まり、ファンタジーは終わってしまいます。あとはぐちゃぐちゃの世界が残り、「片付けろー」とパパに怒られる二人でした。

【Photo】ダンボール2箱で作ってあげたキッチン。おままごとの道具は全部おさまります。

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2003年12月 9日 (火)

双子道楽(その2)おそろいの服を買う楽しみ

20031209子供が生まれてから増えた楽しみの一つに「子供の服を買う」というのがあります。「双子さんだと同じ服を2着ずつ買わないといけないので大変でしょう」とよく言われますが、私たち夫婦には全く「大変」という意識がなく、自分たちの服を買うのも忘れて、せっせと子供の服を買っています。

双子マジックの一つが「おそろいの服」だと思います。年恰好が似ている同性の子が同じ服を着ているだけでも双子にみえてくるから不思議なものです。随分前の話になりますが、PUFFYがデビューした頃、彼女たちが双子だと勘違いしていたおじさまたちも少なからずいたとか・・・。髪型と服装で第一印象の大方が決まるんですね。

双子の親って「双子ちゃんですか?」と言ってもらいたいばかりに、おそろいの服を着せます。好き嫌いが出てくる年頃には、おそろいでないと「こっちの服の方が可愛い」などと取り合いになるのでおそろいにしておく、という理由もあります。

逆に出産祝いなどでいただいたお洋服はたいてい「色違い」です。同じものを二つプレゼントするのって「芸がない」と思われるのでしょうか。面白いですね。

おそろいの服にこだわるとバーゲンの時に困ります。同じサイズで同じ服を見つけるのは、なかなか難しいもの。うちの双子はちょっとだけサイズが違うので、どうしても同じサイズがない時は90cmと95cmを買ったりしています。

でも双子のお母さんの先輩から聞くところによると、小学校に入学する頃から、服の好みがはっきりしてきておそろいの服なんて着なくなるそうです。「時々、『今日は双子で行こうか?』と言っておそろいの服を着ていくこともあるけど、ほとんど違う服を選んでいくわよ」とのこと。

我が家の「おそろいファッション」もあと数年限りかも・・・。それまではせっせとおそろいの服を買ってあげたいものです。

【Photo】2歳の秋・・・巻き毛がついた帽子を買ってあげました(モデルはサーヤ)

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2003年12月 8日 (月)

双子道楽(その1)街を歩けば・・・

20031208双子育児は大変!
・・・とよく言われていますが、そんな中でも双子ならではの楽しみもいっぱいあります。

今週は「双子道楽」と題して、双子の親のひそかな楽しみをご紹介してまいります。

我が家は夫の方針で、赤ん坊がある程度まで成長するまでなるべく外に出さないようにしていました。未熟児で生まれたこともありますし、ある程度、抵抗ができるまでは外気にさらさない方がいいだろうという判断です。

お宮参りや検診などで病院に行く時以外はほとんど外出させませんでした。9月生まれだったのでちょうど冬に向かって寒くなる時期でしたので、それほどストレスもなく週末は「おこもり生活」を続けました。

生後半年を過ぎた頃から、少しずつ双子を連れて外出を始めました。ベビーカーは双子用の物を1台と普通の物を2台用意しました。週末は夫婦で外出するので、一人一台ずつ担当して身軽に行動しました。

双子を連れて街を歩くと、必ず数回、「双子ちゃんですか?可愛いですね〜」と声をかけていただくことがあります。赤ん坊の顔を見て「可愛い」というよりも、赤ん坊が二人いることが「可愛い」もよう。双子の親になるまでは私もそうでしたから(^^;)

それでも親というのは嬉しいものです。「双子を連れての外出は大変でしょう」とよく言われますが、いえいえなんのその。世間様に可愛いと言っていただくだけで、大変さなんてふきとんでしまうものです。親というのはなんと単純な生き物か・・・。

直接、声をかけてくださるのは、たいてい年配の女性です。若い方は「今の双子ちゃうかった?」と通り過ぎた後にヒソヒソと話していることが多いのですが、そんな声も親はしっかりキャッチしています。

お子さんからは「なんで赤ちゃん二人いるの?」と素朴な疑問を投げかけられます。苦笑しながらも、なんだか嬉しい気分になります。(よく考えてみると「双子?」と聞かれるだけで嬉しくなるのはなんでだろう・・・)

そんなこんなで、今では毎週末、外出しているファミリーです。でも、ベビーカー時代を卒業すると、二人が勝手にあちこち行くので、迷子にはなるわ、双子とは認識してもらえないわ・・・大変さも増してきました。それでも、レストランなどで二人並べて座らせていると「双子ちゃんですか?そっくりですねえ」などと言われて、またまたヤル気(?)が出てくる母なのでした。

【Photo】ごくたまにこんな光景もあり

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2003年12月 5日 (金)

夫に育児をさせる方法(5)担当プログラムを用意する

20031205 「夫に育児をさせる方法シリーズ」最終回は、育児主担当ではないご主人に積極参加していただくための最適な方法をご紹介します。

基本は「育児の手伝いをさせない」です。「手伝ってもらう」のではなく、ご主人を育児の主担当にすることができる育児プログラムを独自に用意しましょう。

例えば・・・

◇休日の午前中に子供と公園で遊ぶ
◇月に一度は子供と留守番をする(妻は一人で外出を楽しむ)
◇休日の夜は子供とお風呂に入る

などなど、できれば奥さまの目に触れないところで行われるプログラムが理想的です。

このプログラムで奥さまが心していただきたいことは、「夫の担当プログラムには一切口出ししない」ことです。

公園に送り出す時は洋服選びからご主人にしていただきましょう。間違っても「ジュースは飲ませないでね。砂場は猫のフンがあるかも知れないから入らせないで。」などと指示することはやめましょう。プログラムのリーダーはご主人だということをしっかり認識してください。

お風呂に入る時もシャンプーのコツなどをこまごま説明することもやめておきます。プログラムのマネジメントはすべてリーダーであるご主人にまかせましょう。

我が家の場合は夫が育児の主担当者なので、逆に私の方が独自プログラムを用意(?)してもらっています。

普段は夫の育児ポリシーに従ってサポートしている私ですが、独自プログラムでは大いにはりきって自分なりの育児をしています。「こんな時はどうしよう〜」と悩むこともありますが、夫がそばにいないのでなんとか自分の判断で乗り切ったり・・・そんなこともまた楽しいものです。子育てしてる!という実感がわきます。

きっと普段は「サブ育児担当者」のご主人も独自プログラムでは育児のことを真剣に考えながら、はりきってくださることでしょう。

「ママと公園に行くとどろんこ遊びできないけど、パパとだったらできるもんね〜」というのもいいではないですか。「ママには内緒だけど、パパとお風呂に入る時は蛇口に口をつけてお水を飲んでるの」などと「パパと○○ちゃんの秘密」ができるのも素敵です。

ぜひとも夫婦で育児を楽しみましょう。

【Photo】ママとお風呂に入る時はねぇ・・・キャハハ・・・言えない!(マーヤ)

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2003年12月 4日 (木)

夫に育児をさせる方法(4)ありがとう作戦

20031204平日、子供の朝ごはんは私が担当しています。といっても、出勤の準備をしながら時間に追われてのことなので、メニューはしごく簡単。いつもトースト(またはコーンフレーク)にフルーツやチーズという朝ごはんです。

夫が早起きしてくれた時は卵料理にハムが付いて、いきなり豪勢な朝ごはんに変身しますが、たいていはママのライトメニューを二人並んで食べています。

簡単メニューにもかかわらず、二人で並んで食べながら、キッチンカウンター越しに洗い物をしている私に「ママ、おいしいよ」「ママ、ありがとう」と言ってくれることがあり、嬉しい反面、「こんなメニューでごめんね」と思ってしまうこともしばしば。

こんな二人の言葉にヒントを得て(?)、晩御飯を食べ終わった時は必ず「ご馳走さま、パパありがとう」と言わせるようにしています。「パパにご馳走さま、ありがとうって言ってきなさい」と私に言われて言っていることがわかっていても、娘の口から「ごちしょうさま、ありがとう」と言われると、やっぱり嬉しいようですよ。

育児は本当に大変な仕事です。日々思いもかけないトラブルもやってくるし、子供は親の体調に関わらず様々な要求をしてくるし、会社の仕事のように明確な評価基準や達成感があるわけでなし・・・。

ですから、私はなるべく意識して夫に「ありがとう」の言葉を伝えるようにしています。そして子供たちにも「パパありがとう」と言葉で表現するようにし向けています。

これはきっと「ママ」にも効く作戦です。皆さんのご家庭でもいかがですか?(^^)

【Photo】パパ、いつもありがとう(サーヤ)

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2003年12月 3日 (水)

夫に育児をさせる方法(3)最終判断を下すのは・・・

20031203子育てをしていると、小さなことから大きなことまで、いろいろと判断して決めていかなければならないことがあります。

大きな例としては子供の教育方針やしつけに関するポリシーなど、小さな例としては夕食の支度をしている時に「お菓子食べていい〜」と聞かれた場合、どの程度までOKとするかなど様々です。

大きなことでも小さなことでも、親が下す判断やポリシーが子供の成長を左右する要因になると思うとその場その場適当に・・・というわけにはいきません。

我が家ではポリシー的な話や幼稚園はどこにするかといった大きな話は夫婦で一緒にしますが、意見を出し合ったうえで最終判断は夫に預けることにしています。

大きなことの方が話し合う機会ももてますので、かえってまかせやすいのですが、日常の小さい事柄については、ついつい自分のポリシーや都合や気分で子供に対応してしまうことがあります。

例えば、ストローがついているマグマグでジュースを飲ませていたところ、夫から「なるべくコップで飲ませろ」と言われました。私としてはコップで飲ませてこぼされたら掃除が面倒・・・という自分勝手の理由からで子供の成長支援やしつけのことを考えていなかったことに気づき、反省。

時には私のポリシーに合わないしつけ方法もあるのですが、それでも育児の主担当は夫だということを考えて、夫の指示に従うようにしています。

それでも私が無意識に勝手なことをして、育児の現場に混乱を与えていることも多々ありますけどね。(^^;)

【Photo】パパが一番えらいのよ(サーヤ)

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2003年12月 2日 (火)

夫に育児をさせる方法(2)里帰り出産はご法度

20031202妊娠中期に入った友人から「このままここで産むか、実家に帰って産むか迷ってるの」と相談されることがあります。そんな時、私は「よっぽどの事情がないのなら、里帰りはせずに出産した方がいいと思うよ」と答えます。

もちろん、ご家庭によっては里帰りをしなければならない事情があることもあります。ですから一概には言えませんが、事情が許すのであれば、ご主人の近くで出産し、新生児の時から育児のお手伝いをしてもらうことをおすすめします。

立会い出産とまでは言いませんが(我が家も帝王切開だったので立会いはしてもらっていません)、出産前後の大変さを間近に見てもらうことが、あとあとの育児に影響するのでは、と思うんです。

特に夫に育児をしてもらう、あるいは育児のサポートを積極的にやってもらうためには「里帰り出産はご法度」だと思っています。

赤ん坊は新生児の頃が一番大変です。可愛いというよりも、まるで動物として動物の子供を育てているようです。昼夜を問わず授乳をしなければなりませんし、母子ともにタイミングがつかめず、とまどうこともしばしば。いろんなことが不安定で、しかも相手はまだまだ動物の域。寝てるか泣いているか、あやしても笑い返してくれるわけでもなし・・・人間としてのコミュニケーションはほぼ期待できません。

でも、そんな時期を乗り越えて、親も子も成長していくんですよね。その時期をとばして、生後3ヶ月ぐらいからいきなり育児をまかされても、男性はとまどうばかりでは?

とはいえ、戦争のような双子育児。里帰りはしませんでしたが、我が家は母に退院後2週間ほど手伝いにきてもらいました。あまり偉そうには言えませんね。(^^;)

【Photo】赤ちゃんの頃からパパがだ〜い好き♪(サーヤ&マーヤ)

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2003年12月 1日 (月)

夫に育児をさせる方法(1)名前は夫に付けてもらう

2003120111月のはじめに書かせていただいた「男の育児シリーズ」が意外に好評で、いろんな方から「違った視点での子育て話で面白かった」と言っていただきました。また「うらやましいけど、うちの夫には子育ては無理そうだし・・・」といったご意見もあり。

うちの主人は子育てには比較的向いている方ですが、それでも私なりに彼をその気にさせる工夫をあれこれ試みてみました。

今週はそのあたりの秘策(?)をシリーズでご紹介いたします。

第一弾は子供の名づけについて・・・。

両親から最初のプレゼントである子供の名前。皆さんはどのように決められましたか?両親が二人で、はたまた祖父母の意向が最優先、というご家庭もあるでしょうね。

我が家の名づけはスケジュールがとてもタイトでした。35週で帝王切開で出産することが決まり、間違いなく子供たちは未熟児で生まれる運命に。未熟児で生まれると、生まれた瞬間から小児科医療しかも高度医療にかかることになります。NICUに入ると医療費も高額!そこで産後すぐに出生届を出して、健康保険に加える必要がありました。

出生届を出すためには名前が必要です。
ということで、我が家の場合は帝王切開の前日が二人の名前を決める締め切り日に。

名づけに際して私が心ひそかに決めていたことは、「夫に名づけをさせる」ということです。

だって自分が名前をつけたものって可愛くないですか?名前って究極のアイデンティティだと思うんです。もちろん、私も名づけに参加するけれども、決定権と名づけの主役は夫に譲ろうと決めました。

出産は自然に女が主役になってしまいます。それは仕方がないこと。でも、子供が生まれる前から、その子の将来をあれこれ考えながら最高のプレゼントを贈る名づけは男性主導にできるんです。

まず私が好きな漢字やひらがなをいっぱい書き出して、その字を参考にしながら夫がインターネットで画数を調べたりしながら、あれこれ案を出してくれました。

私は7ヶ月目から既に入院していたので、分業体制にもっていきやすかったも勝因です。(^^)

難しかったのは双子なので二人分、しかもシリーズになる名前を考え出さなければならなかったこと。超音波検査で「二人とも多分女の子」だとわかっていましたが、万が一に備えて「男・男」「男・女」の組み合わせも用意しなければなりませんでした。

あれこれ考え出して、画数を調べて全滅!・・・なんてこともあって、大変でしたが、どれだけ一生懸命考えてあげたか、という過程も子供たちへの愛情のプレゼントになるのでは・・・と思い頑張りました。(頑張ってもらいました?)

夫も本当に一生懸命やってくれ、最終的には二人とも大満足の名前を付けることができました。しかも画数は二人とも同じ。これで姓名判断と生年月日による占いでは同じ運命をたどることになります。(^^;)

この過程を経て、まずは育児の第一ステップを踏んでくれたのでは・・・と思います。

【Photo】私の赤ちゃんにはなんて名前をつけようかなあ・・・(マーヤ)

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